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それは先に言ってくれ [ミャンマーちょこっと自転車旅行記]

帰りの飛行機は11月27日ヤンゴン発。そろそろ帰ることを考えないといけません。

旅行者向けに出来ていて、居心地のいいバガンにギリギリまでいるか。

トラブルのリスクを回避するために早めにヤンゴンに戻るか。

いろいろ考えましたが、今日の夜行バスで帰ることにしました。となれば街中至る所に旅行会社がテントを出しているので、そこを訪れるのみです。

簡単に18,500チャットの「寝られる」バスなるチケットが確保できました。自転車は10,000チャットでOKということで購入完了。

『夜7:30にピックアップがあるので、君のホテルは?』
『俺ミンガラーホテル』

というやり取りがなされて、これで無事帰れることになったわけですが、後これがちょっとした事件を起こすことに。

そんなこんなで昨日行けなかったバガンのパゴダの残りをいくつか訪れます。

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まずはオールドバガンにある「Gawdaw Palin」。

続いて建築様式が異なるという「マハーボディー寺院」に行ってみます。

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普通に仏像がありますが、

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外観は確かに他のバガン遺跡では見られない形式です。

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イラワジ川が見れる「ブーパヤー」に行き、

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こっちは「まっ金々」ですね。

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そして昨日の夕日スポット「シュエサンドー・パゴダ」の次に人気と言われる夕日スポット「Bulethi」に行ってみます。

ここはさすが夕日スポットになるだけあって、登れるようになっている仏塔ですが、シュエサンドー・パゴダほど高くないし、上り階段に手すり等が設置されていないので、かなり苦労を要するためか、観光客はそこまで集まっていません。

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急峻な階段を登りきったら、隣の仏塔がこんなふうに見えます。

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どれぐらい急かというと、こんな感じ(笑)切り立った崖のようです。

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色々と彫ってあるようですが、傷んでいるためなんともわからず。

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日陰になっている北東側では、女の子二人が夕暮れを待っています。

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西側に回ってみると、地震からの修復作業は至る所で行われていますね。

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左側に見えている一番高い建物は、見物用のタワー。

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ナスカの地上絵にも「木」と「手」が見られる「ミラドール(展望台)」と呼ばれる櫓が組んでありますが、こじんまりとしたあれと違って、いくらなんでも観光用にやりすぎでしょう。だから世界遺産の審査に落ちたんだと…

ニャウンウー方面を見てもやはり遺跡だらけ。

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そんなところに、夕暮れが近づいて観光客が三々五々集まってきました。

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真ん中右にみえる高い仏塔が、一番人気夕日スポット「シュエサンドー・パゴダ」。今頃は場所取りで大騒ぎでしょうが、このBulethiならそこまでは混まなそうです。

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僕はもう3日も夕日を見たのでここで退散。

残っている組はみんな日が沈むのを待っているようです。

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その帰り道も遺跡が次々と道のそばに。

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歴史的な遺跡がこんな近くで見れるというのも、まぁ一つのいいところでしょうか。

こうしてバガン遺跡を存分に楽しんだら、夕食を食べて宿の前で問題の7:30を待ちます。

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しかしピックアップになんて本当にくるのでしょうか。バガンのバスターミナルは、ここニューバガンから10km以上離れたところにありますが、観光客がそこまで自腹で移動しなくてもホテル前で待っていればいいよう、バス会社が乗り合いトラックを各ホテル巡回するように走らせると予想されますが…

7:50、本当に荷台を椅子に改造した小型トラックがやってきました。

で、運転手さん

『君がバスの乗客か?』
『イエス』
『はいはい、さっさと乗りな』
『ちょっと待て、自転車があるぞ』
『なんだと?自転車なんて乗せられるわけないだろ』
『ちょwwwwチケットを手配したエージェントが自転車があることを承知のうえで、ここで待てと言ったんだぞ』
『知らんがな』
『俺は自転車運搬料もちゃんと払ってるんだぞ』
『仕方ない、屋根の上にあげな!

とまぁこんな感じで、最初から自転車がピックアップ出来ないならそう言ってくれよ。自転車ならバスターミナルまで30分で走れたんだからさぁ…

結局荷台にバスの乗客を詰め込めるだけ詰め込んで(まるで椅子のある満員電車)、トラックはバスターミナルに向けて走ります。

途中は街灯もない道なので、空には満点の星。

「あー、これでミャンマー旅も終わりかぁ」

そんな事を考えたりしているうちにバスターミナルへと着きました。乗客も荷物もさっさと降ろされて、目的の夜行バスに乗り換えます。

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バスは日本の中古。北海道は紋別の「北紋バス」でした。

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では向かうはヤンゴンです。


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