SonyEricsson怒濤の新製品群発表！ [Sony・MobileCommunication]
予告されていた通り、ヨーロッパ時間6月14日、SonyEricssonの新機種が大量に発表されました。
日本にも持ってくることが可能なW-CDMA/GSM機は、スライド式Walkman Phone W910i、ジョグダイヤル搭載Walkman Phone W960i、500万画素カメラ搭載Cyber-shot Phone K850i、普及型ストレート機K530iの四機種です。
SonyEricsson W910i (英SonyEricsson)
SonyEricsson W960i (英SonyEricsson)
SonyEricsson K850i (英SonyEricsson)
Keep on-track with the new K530 3G phone and GPS Enabler HGE-100 from Sony Ericsson (英文プレスリリース)
SonyEricsson K530i (英SonyEricsson)
まずはWalkman Phone二つから。
W910iはスライド式、でも厚さは12.5mmとかなりの薄型を保っており、重量も86gとどこぞのスライド式“ウォークマンケータイ”(130g)とは、格の違いを見せつけるかのような軽さです。
でも機能的に落ちるかというとそんなこともなく、4バンドGSM+EDGE/W-CDMA+HSDPAにA2DP対応のBluetoothも載せ、M2スロットに音楽を格納するカタチになっています。
で、W910iの最大の特長は「モーションセンサー」が内蔵されていること。これは“Shake Control”と名付けられ、音楽再生中に左右に振るとトラック送り、前後に振るとプレイリスト変更、シェイクするように振るとランダムで別の曲に飛ぶ、といったことが出来るようです。
またブラウジングの時などは、W910iを横向きにすることで、自動で横画面に移行するようになっているなど、D904iやiPhoneにも取り入れられている機能を持っていて、もちろん某2.0キャリアのような“直感ゲーム”も対応していたりします(^^;)
ちなみにこのW910i、SonyEricsson日本チームの開発。コードネームはW880iの“Ai（杉山愛）”に続いて“Shinobu（浅越しのぶ？）”らしいです。
次にW960i。
SymbianOS+UIQ3プラットフォームで、タッチパネルにジョグダイヤルと、先代のW950iをそのまま受け継いで、よりブラッシュアップさせたようなデザインです。
ただし内蔵メモリは4GBからついに8GBに、カメラも無しだったのが320万画素カメラ搭載に、Wi-Fiまで付くなど、中の機能は大幅強化。その分若干厚く・重くなってしまっているのは、少し残念なところでしょうか。
またW-CDMA/GSM機ではあるのですが、W910iのようなHSDPAではないので、折角のOperaブラウザも高速ダウンロードとは行きません。Wi-Fiがあるとはいえ、W960iこそHSDPAにして欲しかったかなぁ。
Symbian+UIQということで、日本語化は最も確実に出来そうな機械ですし、何と言ってもサイドジョグ機ですから、これはチャレンジしてみたいなという気分になります。あとは値段の問題か…
次はCyber-shot Phone K850i。
これはまたいかにも“Cyber”といった感じの未来的デザインですね。
どうやら十字キーがダイヤルキーの2と5を囲むように配置されているようで、今までに見たこともないたたずまいをしています。でも僕はこういうの大好き。
肝心のカメラ機能ですが、500万画素AFカメラ、キセノンフラッシュ、静止画/動画手ブレ補正、デジタル16倍ズーム、赤目補正機能、PictBridge、音楽付きスライドショー機能と、Cyber-shotの名に恥じない高機能ぶりです。
しかも携帯電話としても手が抜かれておらず、4バンドGSM+EDGE/W-CDMA+HSDPA/A2DP対応Bluetoothと無線部も強力なら、FMラジオ搭載に30fps QVGAの動画Podcast対応と、Cyber-shot Phoneというより、総合メディアPhoneといった感じです。
スマートフォンにこだわらなければ、これもかなり良さそう。
最後は普及型W-CDMA機K530i。
どっちかというと高級機ばかり展開してきた、SonyEricssonの3Gラインアップですが、ついにミドル以下のレンジにもおりてきましたね。
K530iはこれといったブランド名を持たない電話機になっていますが、200万画素カメラにBluetoothも積んでいるなど、決して安上がりに作られているわけでもありません。こういう普通の3G機も出てきたことからみても、海外のW-CDMAは本格的に普及期にさしかかりつつあるようです。
さて今回の大量発表、端末だけでなく周辺で支える部分もSonyEricssonは大きく進化させようとしています。
Sony Ericsson energises the Walkman phone with innovative ways to manage your media (英文プレスリリース)
今までWalkman Phoneには、CDをリッピングして直接Walkman Phoneに流し込む「Disc2Phone」というアプリケーションが同梱されていましたが、今回のW910i/W960i/K850iから「メディアマネージャ」という統合ソフトが付くようになるみたいです。
これを使うと、今までの音楽だけでなく、写真、動画、Podcastを簡単にPCから流し込むことが出来るようになります。また音楽に関してはSenseMeという機能があり、曲のムードを解析して、それをメタ情報として曲ファイルの中に埋め込むようになっているようです。
そしてWalkman Phone側はそのメタ情報を使って、曲のテンポやムードでまとめたプレイリストを作るとなっており、どうやらPanasonicの「ミュージックソムリエ」みたいな機能ではないかと思われます。
またSonyEricssonの配信サイト「PlayNow」もVer4.0にあがり、より大きなデータがダウンロード出来るようになったようです（ちなみのW880iで日本からPlayNowにアクセスすると、「お前の国向けにはサービスしてねえよ！」と怒られてしまいます(^^;)）。
こうやって総合的に端末もサービスも提供しようという動きには大賛成です。ついでにSonyのサービスも飲み込んでしまって、Walkman/PSP/携帯電話関係なく使える、ポータブル機器用ダウンロードサイトが出来るといいかなぁなんて思います。もちろん日本でもあの悪名高きLISMOとかLISMOとかLISMOといったサービスは、さっさとぶっつぶしてくれると嬉しいのですが（笑）。
というわけで予想以上の凄い発表でしたね。W910iもW960iもK850iもみんな魅力的、どれ買っても損は無さそうですが、今回はCyber-shot Phone K850iが面白そうかな？この一風変わったデザインと、高機能ぶりにはかなりひかれます。本家Cyber-shotが最近面白くないだけに、Cyber-shot Phoneに余計に期待してしまう部分もあるのかもしれません（もちろん画質とかは別ですよ。所詮は携帯電話ですし。）。
しかしあのカウントダウンサイトには見事に騙されましたは…残り時間が0になる前にさっさと発表して、サイトも正式版にかわってんじゃん(--;)
あのカウントダウンサイトの正体は、新しいBluetooth腕時計のサイトでした。でもこのMBW-150 MusicEdition、僕のW880iでも音楽のコントロールとか出来るそうなので、値段によっては買っちゃってもいいかも。
結局欲しい物がやたらと増えただけか。
どれも相当魅力的なモデルばかり。どうして日本で売ってくれないものかと、思っちゃいますね。
ブルーチュースの腕時計にも惹かれたり(*^_^*)
by floss (2007-06-15 05:32)
海外携帯フェチのあっしには、垂涎の話題ですね（ｗ
by (2007-06-15 05:47)
えー！ 500万画素もあるんですか！？
そんなの使いたいです～。
by 店員佐藤 (2007-06-15 07:50)
いいデザインしてますねぇ。
W960iなんて、サイドジョグ見ただけで惚れちゃうじゃないですが(^_^;)
by arkstar (2007-06-15 08:03)
W910i=“浅越”なんですね？知らない方がいいこともありますね(^^;;)
K850iの悩ましいライムグリーンのLine といい・・・・はぁーーーー。
日本で堂々と簡単に使えないのが、もどかしいですね。
by Virgo (2007-06-15 09:31)
さりげなくK850iを使いたいですねー。
今回のはレンズ側（あえて背面とは言わない）のデザインがすっきりしててイイです。
by (2007-06-15 11:03)
akoustamさん、はじめまして。
以前から販売されていた、以下のアドレスにあるＰＳＰ向け統合ソフトが今回から正式にウォークマン携帯に対応したと思います。
http://www.sonycreativesoftware.com/products/product.asp?pid=423
by asami (2007-06-15 14:21)
普通にK530iを使ってみたい・・・。
こういうのを出せば、売れませんかね？
というか、売れると考えないのですかね？
メーカは。
by sakusan2013 (2007-06-16 07:51)
サイバーショットケータイはK810の方が自分好みかな？(^^;;;
今回のでイチバン欲しいと思うのはK530iだったり。
普及機とは思えないほどの質感・・・typeZを彷彿とさせるサイドのデザインは◎。
Lismoは、この前久々に聞いてみましたが・・・
言葉を無くしてしまいましたね、悪い方に・・・
by かつぽん (2007-06-17 01:00)
ノキア並みにインパクトがある発表ですね。
by あおえび (2007-06-17 09:04)
W910iを日本で出してくれたら即買いするんですが･･
by こんにちは (2007-06-17 12:08)
＞ふろすさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
なんでしょうね、日本の子供っぽいデザインと機能がオンパレードの携帯電話とのこの違い。どうも日本の消費者は馬鹿にされているとしか…
by akoustam (2007-08-02 23:11)
＞julieさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
海外携帯と国内携帯を分けて考えないといけないのがつらいところですね。これで日本人も世界と一緒に熱狂できたらいいのに。
by akoustam (2007-08-02 23:13)
＞店員佐藤さん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
いえいえK850iのキモは、500万画素であるということもそうですが、電動レンズカバーでしょう。もう見たところCyber-shotにしか見えませんは。
by akoustam (2007-08-02 23:14)
＞arkstarさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
ちゃんと大人が使っても問題ないデザインですよね。最近の日本の携帯電話は子供向けとしか見えなくてイヤになっちゃいます。
by akoustam (2007-08-02 23:16)
＞Virgoさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
K850iのデザインとか、かなりチャレンジングですよね。猫も杓子も折りたたみ折りたたみ、もしくは安っぽい外装とか、冒険も面白みのない日本の携帯よりはるかに魅力的です。
by akoustam (2007-08-02 23:19)
＞kotatoさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
K850iの背面がすっきりしているのは、普通の携帯電話と違って、バッテリとメモリーカードをおしりから入れ込むようなかたちになっていて、電池蓋が無いからなんですね。日本ではS0506iがそんな感じでしたけど、こっちのほうがCyber-shotっぽくていいですね。
by akoustam (2007-08-02 23:23)
＞asamiさん
コメントありがとうございます。
ぐは！このソフト昔々ここで取り上げたことが…
http://blog.so-net.ne.jp/its_a/2005-11-01-1
ソフトの名前を見て「なんか聞いたことあるなぁ」と思っていたら、まさかこんなカタチで出てくるとは思いもしませんでした。
by akoustam (2007-08-02 23:27)
＞sakusanさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
日本の場合メーカーは売りたくても、三馬鹿キャリアがねぇ。在庫リスクはメーカーでなく彼らが背負うことになるので、絶対に冒険は出来ない、八方美人なプロダクトしかダメな仕組みなんですよ。
by akoustam (2007-08-02 23:31)
＞かつぽんさん
コメント＆ナイス投票ありがとうございます。
LISMOを比較にしちゃダメですよ、こっちは全機種MP3のD&D転送が可能なんですから。もはや同じ土俵に立てるとはとてもとても。
by akoustam (2007-08-02 23:32)
＞あおえびさん
コメントありがとうございます。
NOKIAもここまで一気の発表ってなかなか無いですからね。今のSonyEricssonの勢いが反映された発表だと思います。
by akoustam (2007-08-02 23:34)
＞こんにちはさん
コメントありがとうございます。
だすならDoCoMoかSoftBankですが、彼らにはこれを出す勇気も度胸も根性もセンスも無いですから、望み薄ですねぇ。
by akoustam (2007-08-02 23:47)