修行から休暇へ [メキシコちょっと贅沢自転車旅行記]
今回の旅は当初予定より200kmほど距離が減って、800kmの走行になったわけですが、輪行で自転車を壊されるわ、5箇所もパンクするわで、暑さと湿気と向かい風に見舞われたユカタン半島もあって、ほとんど「修行」状態になってしまいました。
そんな修行も昨日で終了。今日から日本に帰るまでは、のんびりとこのリゾート都市カンクンを楽しむつもりです。
なので、今日は久しぶり何にも気にせずにゆっくり起きて、宿の朝食を食べます(パン2枚とコーヒーぐらいですが)。
で、どうしようか…
街を散歩しながら、他の旅人に勧められた「イスラ・ムヘーラス(ムヘーラス島)」に行ってみようという気分になってきました。
イスラ・ムヘーラスに行くとなると、フェリーの出ているプエルト・フアレス(フアレス港)に行かないといけません。
プエルト・フアレスは街の中心部から3-4km離れているので、普通はここでタクシーとか路線バスでパッと行くんでしょうけど、自転車野郎の弱点がここで顔を覗かせます。
普通の旅行者は、市内観光の移動手段がタクシーや路線バスや地下鉄になるため、そういったローカルな交通手段の使い方が上手いのですが、
自転車野郎は「自転車」という無料の近距離高速移動手段を持っているため、あまりローカルの交通手段を使わず、こういうのを利用する経験が圧倒的に少ないのです。
結局僕もどのバスに乗っていいかがわからず、タクシーを使うのも癪なため、
50分歩きました(笑)
なんだかんだと自転車でも歩きでも「自力」で開拓してくのが好きな性格なのです。
で、着いたのがプエルト・フアレスから船を運行しているウルトラ・マール社の桟橋。
ちょうど出航の時間だったので、あまり待たずに乗り込むことが出来ました。費用は往復チケットで146ペソ。
双胴の高速船は二階建になっていて、一階はエアコンの効いた快適な船内。二階は太陽にさらされますが景色のきれいなデッキ席になります。
青い海を見ながら出航。
で、周りはほぼ全員が観光客なわけですが、島までの15分の航行を飽きさせないように、デッキ上で音楽を流します。
生演奏で(笑)
昨日海沿いを走ってきた割に、全然海岸線を見てなかったので、結局今日が海を見る最初の日になってますが、綺麗ですね、さすがビーチリゾートになるだけの地であります>カンクン
ここでついにこの旅のために購入したα99の円偏光(PL)フィルタが火を噴きます(ぉ
こういう海をいい色で撮るのにフィルタは必須ですね。といってもまだ使い慣れていないので、うまく撮れていませんが。
距離は短いので、サッとイスラ・ムヘーラスに到着。
小さな島での観光客向け交通機関は「ゴルフ・カート」が主流だったりします。
もちろん僕は歩き(笑)
何百mか歩いて北側にある「プラヤ・ノルテ(北ビーチ)」に到着です。
そしたら何するか、
酒です(ぉぃ
自転車を離れて、ひたすら海を眺めながら一杯。「色んなことあったなぁ」と思い出します。
夕方になったのでカンクンの街に戻りましょうか。
帰りはバスのりばがわかったので、10分ほどR-1系統のバスに乗ってカンクンのセントロに戻ってきました。
あ~暑さに耐える必要もなくのんびり出来るっていい時間だなぁ。
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