社会主義国だよねぇ [ベトナム縦断自転車旅行記]
今日は昨日走れなかった距離を取り戻さなくてはいけないので、さらにスタート時間を早め、7時過ぎには宿を出発します。
35Kmほど走ってファンランの街を通り過ぎた後、さらに走って行くと、道ばたにチャンパ王国時代の遺跡が…
いいのか、こんな国道沿いにぽつんとそのまま管理人もいない状態で放っておいて(笑)
というようにただ国道と行っても、景色は様々に変化していきます、
道は基本このように山と山の間にある平地を貫くようにルート化されており、アップダウンはほとんどなく、田んぼだったり、遺跡だったり、南国らしい椰子の林だったり、色々な風景の連続です。
これは昔から天然の良港なため、軍事拠点としてたびたび歴史に登場してくる「カムラン湾」。
そんなカムラン湾に面する場所にあるカムランの街は、人口も多いからか、「コープマート」という大型のスーパーマーケットが進出していました。
僕もホーチミン郊外で見て以来、二度目となるのですが、いったい中がどうなってるのか興味もあって、立ち寄ってみることにします。
すると、ここが社会主義国のお店とは思えないほど物資があふれ、中にロッテリアまで出店している近代的なスーパーです。
しかもベトナム料理のフードコートまで(笑)
ここは日本かいな(この麺、日本円で64円という良心的価格。そこらの屋台のおばちゃんのほうがよっぽどボッてるわ(笑))。
かといってやっぱりここは旧ソ連と関係の深い社会主義国ですから、
風景はこうじゃないとねぇ(笑)
そんなこんなで走ること90Km。夕方16時前で日射しも緩んできたので、ラストスパートに入ります。
と、道ばたの橋の上では釣り人がずらり。
みなさん結構な釣果のようで。橋の逆側はこんな風景が広がっています。
ここから先は国道1A号線を離れて、目指すニャチャンに裏道を使って入ることを目指しますが…
裏道…だよねぇ。えらく立派だけど。
この道はニャチャンの街に西から入る1A号線と違い、南側の突き出た岬を回って入ってくるルートなので、多少のアップダウンはありますが、その分、風景はまた違った景色を見せてくれます。
最後は下り坂と追い風に乗って、平均時速25Kmで走破。夕方17時30分、129Kmを走りきって無事にリゾート都市ニャチャンに到着です。
ホテルは片言の英語をしゃべれる客引きのお姉さんに声をかけられ、8$という小さなホテルに。ここは¥高級リゾートホテルもあったりする街なので、こういう安宿はありがたい。
荷物を下ろし、シャワーを浴びたら、夕食にニャチャン名物「ネム・ニン(NEM NINH)」を食べに行きます。
この「Dang Van Quyen」は有名なネム・ニン専門店のようで、店にはメニューすらありません(つまりネム・ニンしか出さない)。
客でごった返す人気店の中、僕も一席確保してもらい、さっそくネム・ニンをいただきます。
ネム・ニンはこのように野菜・香草・マンゴー・肉のつくね・揚げた春巻きの皮といった具材が出てきて、
それらの具材をライスペーパーでくるんで、
特製のタレにつけて食べるものです。
このタレは見た目の割に全く辛くなく、ケチャップ系をベースにしたものでしょうか、これなら辛いのが苦手な人でも美味しくいけるでしょう。
しかも手巻き寿司感覚で自分の好みの物を作れるのは楽しい。
夜空の下、周りのたくさんの人々と一緒に堪能したニャチャンの夜でした(ちなみにこのネム・ニン一人前で120円!)。で、ここ社会主義国だよねぇ(笑)
映画の一風景のようでいいなぁ。
食べものも美味しそうで…お腹は大丈夫なのでしょうか。
by Santa (2012-03-07 08:05)
おじゃまします
景色はいいし、料理は美味しそうですし、ほんとに良い旅を満喫されているようでうらやましいです^^。
話は変わりますが、ポーラーのボトルには何を入れているんですか?
by K (2012-03-07 20:08)