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3Dヘッドマウントディスプレイ Sony HMZ-T1 Review 開梱篇 [Sony・TV]

最近すっかりこのBlogもいい加減になっていて、買ったけどReviewしていないSony製品(先日の福島旅行の写真はこの秋に発売になったNEX用新レンズで撮ってます。全然記事にしてないですけど)、Reviewを途中で放っぽりだしてしまってるSony製品(VAIO ZにWalkman A)が山積みなわけですが…

性懲りもなくまた我が家にSony製品がひとつ増えました。

でも今度はこの秋最も期待していた製品。これです。

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Personal 3D Viewer HMZ-T1 (sony.jp)

Personal 3D Vieewer HMZ-T1 (SonyStore)

今年年頭のInternational CESで参考展示され、日本でもソニービル銀座で体験会が開催されたりしていた(この体験会も行ってました。その時の印象はあまり芳しいものではありませんでしたが)、3Dヘッドマウントディスプレイがこのタイミングで市販されたのです。

それも標準価格6万円で。

さすがにこれは買わないといかんでしょうということで、SonyStoreの先行エントリー購入の恩恵を利用して発売ゲットに成功。で、届いたHMZ-T1の小装箱は上の写真にある通り、結構な大きさでした。

ただコスト的にはかなり削られていて、最近のVAIOにありがちなプレーンダンボール箱に黒いプリントをしたものベースに、正面にシールを貼ったような箱になっています。

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回りこんだ向かって右側面はこんなシールデザイン。

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なんかやっつけ感バリバリですね(笑)

背面は接続図と内容物の簡単な紹介。

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R-15指定な製品であることがここに書かれていますね。

上面の蓋をあけると、なぜか奥から手前側に開くという不思議な構造。

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複雑な形状をしていて、専用の梱包材じゃないと安定して運搬できないということなのか、梱包材を捨てるなという珍しい表記が見られます。

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箱をくるっと回し、モノを取り出しやすいようにすると、右側にヘッドマウントユニットが入ってます。

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まずは梱包材ごとこれを取り出し、

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その下の内容物にアクセスします。

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左1/5ぐらいのとこにある仕切りを引き起こすと、

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その下に何か入ってます。

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出てきたのはマニュアル類とケーブル類&付属品でした。

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マニュアルは後々重要になるフィッティングに関する記述があるので、熟読する必要があります。

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右側にあるピンクの紙はPS3との接続に関する注意事項が書かれているのですが、いったい何が影響しているのか、PS3との接続時には電源を入れ直したり、PS3側のディスプレイ設定を再度やり直す必要があるようです(実際僕も、最初PS3がHMZ-T1を3D対応ディスプレイ装置だと認識せず2D表示しかしないという状態にはまりました。PS3の設定メニューからディスプレイ設定を再度やり直したらうまくいきましたが)。

付属品は、左下から左上にヘッドパッドカバー、ヘッドバンド調整器とケーブルフック、ライトシールド、真ん中がHDMIケーブル、右がプロセッサーユニット用電源ケーブルです。

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装着したときに額で支える部分になるヘッドパッドは、二種類入っていて、

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もともとHMZ-T1に付けられて出荷されているのが「A」タイプ。箱に入ってるもう一つがより分厚い「B」タイプになります。

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AとBでこれだけ厚さが違います。ユーザーの顔の形にあわせて、これだけの調整幅が必要なんですね。

そのヘッドパッドの額にあたっている部分の感触が気に入らない人用にあるのが、ヘッドパッドカバー。

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言わば靴下みたいなもので、こっちの感触が良い人はヘッドパッドにこのように装着します。

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ヘッドバンド調整器とケーブルフックは一つの袋に入っていて、

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ヘッドバンド調整器は、後ろのヘッドバンド調整機構でも締めがゆるい人用に、

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さらに締め上げるようにするためのもの。

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ケーブルフックはヘッドマウントユニットの左目脇こめかみ付近から出ている、プロセッサーユニットとの接続ケーブルを、

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後頭部付近まで持ってくるためのフックになります。

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信号の処理とヘッドマウントユニットへの電源供給も行う、プロセッサユニットはヘッドマウントユニットの下に入っていて、仕切板を取り出した後で出せるようになります。

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こいつは電源ボタンすらないシンプル構成。大きさもDVDトールケースより小さいぐらいです。

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背面はHDMI-InとパススルーするHDMI-Out、電源ケーブルを接続するだけの構造。

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前面も各種パイロットランプと、ヘッドマウントユニットとの接続端子のみとなっています(HMD OUTって一瞬「HDMI OUT」と勘違いしそうだ…)

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では本格的にヘッドマウントユニットを見て行きましょう。

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くの字に折れ曲がった梱包材を開けて取り出すと、

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大きさは頭に装着するものなので、それなりに大きいものです。

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前面にはSonyロゴ。使用中はこの下で青いランプが点灯します。

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3Dメガネのような視聴部分。

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後頭部を締めるヘッドバンドは、折れ曲がる前の部分(この写真では上半分)は硬い素材、折れ曲がった後の部分(この写真では下半分)が柔らかいゴム素材でできています。

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一方ヘッドバンドは真後ろの後頭部だけでなく、斜め上の頭頂部に向かって伸びるY字型に分離していて、頭頂部側もアジャストできる構造になっています。

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これは実際にHMZ-T1を使用してみるとわかりますが、とにかくこの装置、装着したときにユーザーが綺麗に映像が見えるスイートスポットが非常に限られていて、きっちりと調整してそのスイートスポットに自分の目の位置が合うようにしないと、「何だこりゃ」な映像しか見れなくなってしまいます。

そのため調整機構はあらゆるとことに及んでいて、

まず最も重要なのが目の幅を合わせるレンズの左右移動機構。

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このレンズの下にある二つのスライドレバーが連動して動くようになっていて、自分の目の前にレンズの中心部分が来るように、レンズの横位置を調整します(僕は顔が大きいので一番広げた状態にしないとダメだった)。

続いて額で支えるヘッドパッド。

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先ほど写真でお見せしたとおり、ここの厚さを変えることで、レンズ面と目が平行になるように角度調整をします(飛行機で言えばピッチコントロール)。

頭を占めるヘッドバンドも、まずは全体が前後にスライドしてユーザーの頭の大きさに合わせるようになっており、

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(一番締めた状態)

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(一番緩めた状態)

それは左右にあるこのリリースボタンを使って調整します。

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音を流すヘッドフォン部も、ちゃんと耳のところに来ないと意味が無いので、

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前後方向にこれだけ可動し、

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さらに上下方向も(軸回転式で)これだけ可動します。

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ただその分、本体とヘッドフォンユニットを繋いでいるケーブルは、かなりヤワそうな細いケーブル一本。

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これは万が一音が出なくなったら、この細いケーブルを疑うことになりそうですね。

こうして調整を追い込んだら、続いて目の下側から光が入ってきて没入感を損なわないように付いている「ライトシールド」を取り付けます。

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こんなところにまでエンボスでSonyロゴを入れてしまうのは「らしい」ですね。

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これをレンズスライドレバーの上にある取り付けホールにはめ込んで

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こうなります。

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頭に装着した後は、電源ON/OFF、VOLUME UP/DOWN、画質調整や音質調整などのMENU操作まで、すべてこの右目前の操作ボタンで行います。

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なんかこの辺の操作位置が某「スカウター」っぽい感じで、使ってるとちょっと未来っぽいかも(笑)

 

以上、まずはHMZ-T1開梱篇をお送りしました。本文中にも書いたとおり、このHMZ-T1は「フィッティング」がすべてを握っています。

とにかく徹底的に自分の頭の形、目の位置にあうように、フィッティングを追い込んで行かないと、この機械の100%の実力は引き出せません。そのためにこれだけの調整機構があるし、そこを追い込んで綺麗な映像が手軽に得られるようになった時の感動もひとしおです。

特に3D映像の視聴に関して、家庭向け映像機器でこれを超えるものは一つもありません(原理的にゴースト(クロストーク)が発生しないという絶対的アドバンテージがある)。セッティングを完璧に自分用に合わせたこいつの3D映像を、是非皆さんに体感してもらいたいですね。

PS3で買ってあった元気ロケッツの「StarSurfer」の3DPVを見たときは、その強烈な立体感に思わずのけぞってしまいました(1:34の♪PASSION…PASSION…PASSION…のあたりとか、本当にとんでもない奥行きを感じる)

だって「業務用SXRDプロジェクタ、ブルーオーシャンスクリーン、円偏光メガネ方式」だった、ソニービル8FのOPUSで見たものよりも立体感あるんだもん(笑)


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