VAIO Z-Xtreme Review キーボード「REALFORCE 87UB」篇 [VAIO Z-Xtreme]
VAIO Z-Xtremeレビュー、今日はキーボードのお話。
VAIO Z2を「自宅用メインマシンとして使う」という計画なのは、昨日のスタンド篇でお伝えしましたが、ノートパソコンを自宅で使用するとなると、本体についてくるキーボードではなく、「ちゃんとした自宅用インターフェース機器」を揃えておきたいところ…というのは、5年前にVAIO GRのディスプレイを壊して、しばらく外付けディスプレイ+外付けキーボード運用した時に書いてますね(笑)
で、あの時買ったのは、
テンキー無し・USB接続・ブラックボディ・かな無し日本語配列
の東プレ REALFORCE 91UBKだったわけですが、今回は
テンキー無し・USB接続・ブラックボディ・英字配列
の東プレ REALFORCE 87UBを選択しました。
この5年の間にVAIOでもキーボードの配列を、ユーザーが選べるようになり、我が家のノートPCもVAIO U-ZERO以降は英字配列を選択してきました。
そんな中で唯一日本語配列が残っていたVAIO Rmasterですが、これで完全に英字配列に統一となり、頭の中を切り換える必要がなくなります。
相変わらず4桁円が当たり前な現代のキーボードの中で、異色の5桁円で売られているREALFORCEシリーズだけに、本体だけでなく箱も梱包もしっかり。
パッケージの中には、FPSゲーム用に別の色で塗られたESC+WASD交換キートップと、キー引き抜き工具が入っています。
金属プレート入りでしっかりとしたボディなのもREALFORCEらしいですね。
キートップはグレーのキーに昇華印刷の黒文字という、非常に落ち着いたカラーリング。
キートップがゴールド印刷だった91UBKに比べ、無機質な印象です。
裏面の脚でキーボードの角度を調整できるのは、今まで通り。
英字配列である87UBには、91UBKにはなかったDIPスイッチがあって、
このスイッチの設定で、
・CapsLockキーと左Ctrlキーの入れ替え
・Windowsキー及びAPキーを使用不能にする
・CtrlキーとAltキー入れ替え(左右同時)
が可能です。
なお、僕が買ったのはキーによって押す力が違う、変荷重(55g/45g/35gの三種類)タイプの「SE1700」。
REALFORCE 87Uシリーズには、その他にSE1700を静音化した「SE170S」、荷重を55gに統一した「SE1800」という三種類が存在しますが、いずれも逆輸入商品なので、入手性が非常に悪くなっています(特にSE1800は現在新品ではほぼ入手不可能と思われる)。欲しい方は早めに買った方がよろしいでしょう。
5年使った91UBKと並べると、
91UBKは使い込んでキーがテカテカになってますね(笑)87UBも何年かしたらこうなることでしょう。
肝心のキータッチは、同じ東プレの静電容量無接点方式(変荷重タイプ)なのに、フィーリングが全く異なり、91UBKより87UBのほうが軽めのキータッチに感じられます。
またタイピング中の音も91UBKが「カタカタ」と重い音を出すのに対し、87UBは「スカスカ」とかなり軽い音を出しています。元々僕は重めのキータッチを好む方なので、ちょっと87UBは期待はずれな部分もありますが、それでもボディの剛性、安定感などはさすがのものなので、これでかなり快適に使っていくことが出来そうです。
さて、外付けキーボードでなくVAIO Z2本体のキーボードはどうなのか、モバイル使用時はこっちで使うのですから、使用感は重要です。
数日このZ2のキーボードで打ってみて、まだ慣れないのは、19mmというキーピッチに対して、ストロークが1mmしかないという設計。
今までのモバイルVAIOで使っていたのは、ストロークが短く且つキーピッチが狭いのが当たり前でったので、小さな手の動きで叩くという感覚が頭の中にあるのですが、Z2のキーピッチだと、押す動きに対して前後左右の手の動きが大きいので、「なんかキーが遠い…」という感覚になるのです。
実際REALFORCEと並べてみても、
外付けキーボードと遜色ないぐらいの幅で配置されているのがわかります。僕がこの
「幅は広いがストロークは浅い」
という感覚に慣れるのにはもうちょっと時間が必要なようです。
個人的には、ストロークの浅いモバイルVAIOは、例えスペースに余裕があっても、あえてVAIO T/X/Pのような17mmピッチの、コンパクトなキーボードにして欲しいかなと思わなくもありません。
おまけとして、バックライトキーボードがどうなっているか。
Z2のキーバックライトは、Z1のLEDと違って、G-SHOCKの青いバックライトや、昔のモノクロ液晶携帯電話バックライトなどに使われていた、無機ELが起用されています。
なので、点灯するとキーの刻印が淡いグリーンで光り、
良い雰囲気を醸し出していますね。
以上、VAIO Zのキーボードレビューをお送りしてきましたが、何せ僕自身が13インチモバイルVAIOが初めてだけに、ちょっと慣れるのに手間取っています。
そう言う意味で、もう一つ未だに慣れないのが、自分の思ったとおりに動いてくれない「タッチパッド」。自宅用に新しく買ったマウスと合わせて、次回はポインティングデバイス篇をお送りする予定です。
お久し振りです。
暗い中でも打てるバックライトキー・・・ほしい!
by U3 (2011-09-03 12:29)