同じ阿呆なら [スペイン・フランス自転車旅行記]
バルセロナに着いてから半日もたっていないのに、今日もまた移動します。朝6時半に向かった先はバルセロナ・サンツ駅。
さすが先進国と言ってよいスペインの駅だけあって、中も近代的で綺麗。ホームは全部地下ホームでした。
ここで日本から予約してあったスペイン国鉄の新幹線(って言っていいでしょう)、右側のALVIAに乗って次の街を目指します。
走り出してみると確かに専用軌道で日本の新幹線並に速い!でも揺れが激しくて、このビュッフェでとった朝食のコーラも、走りながらコップからこぼれそうになっていました。やっぱり日本の新幹線は優秀だなぁ。
で、ついた先が今回の自転車旅のスタート地点、スペイン北部の街パンプローナです。
この街では「サン・フェルミン祭」というのが今日開幕し、7月14日までぶっ通しのお祭り騒ぎが続きます。
といっても「サン・フェルミン祭」という正式名称では、なんだかよくわかりませんね。
たぶん日本人のほとんどの方には「牛追い祭」と言ったほうが、「ああ!知ってる!」って思ってもらえることでしょう。そうヘミングウェイの小説「日はまた昇る」に出てくる牛追い祭、それこそがこのパンプローナのサン・フェルミン祭なのです。
ですから中心部に着いたときから、パンプローナの街はお祭り気分一色。
みんなこうやって上下白い服に赤いスカーフ、赤い腰巻きをまいて、そこかしこで昼間から飲めや歌えや踊れや吐けや(笑)の大騒ぎとなっています。だからカメラを向けたらこのとおり。
デパートのショーウインドウもお祭りファッションになってたり、
もうとにかくどえらいことになってます。ちなみに牛追いが見れるかは実は微妙。このようにルートには高いバリケードが作られるので、
あのテレビで見るような勇壮な姿を一般人が見るのはかなり難しいらしいです。じゃあ見るんじゃなくて参加してしまった方が…いや僕もまだ死にたくないですし(^^;
そんな祭り期間中は延べ250万人が訪れるという、ウルトラスーパーハイシーズンですから宿の値段はつり上がり、牛追いのルート上にあってベランダから見れる家は、即席の観戦席を用意して思いっきり稼ぎます(観客一人に2万円とか取るらしい)。
ですから、予約も何もなしに飛び込んだ僕が宿を取れるのか、期間中は若者の野宿も大量に出るという噂すらあるぐらいなので、僕も野宿覚悟だったのですが、意外とあっさりと牛追いのゴール地点まで歩いて10分ほどのところの宿が見つかりました。
ただし値段は足下を見られるので、エアコン無し、バス・トイレ共同、ベッドがあるのみのこの部屋で一泊70ユーロ=約9,600円もします。
それでも野宿するよりはマシかな。安宿街は最も盛り上がる中心部にあるので、部屋にいても騒がしくて寝られないみたいですし、まぁこんなもんでしょう。
というわけで「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなにゃ損損」とばかりに、僕も街の屋台からサン・フェルミン祭ファッションを調達してきました。白いTシャツは持ってきていたので、ズボンとスカーフと腰巻き、しめて22ユーロです。
これで街中を歩いていても浮いた姿にならずに済みます(笑)
さぁ、明日から祭は本番、あの牛追いが始まりますよぉ。
p.s.スペインのネット環境が想像以上に悪く、更新はかなり途切れ途切れになる可能性が高まってきました。更新が無くても「牛にやられて死んだ」とか思わないでくださいね(^^;
おお、スペインの方はなかなか開放的ですね。
そういえば先生、スペイン語話せましたっけ?あちらは一般人の方々でも英語も通じるんでしょうか?
by Riever (2009-07-07 16:31)
私のお肉を分けてあげたい・・・
by sundayblue (2009-07-07 16:35)
スペインいいなあ!!
白い服似合ってるね(笑)
牛に血染めにされないように気をつけて!!(笑)
by アクセルりつこ (2009-07-07 17:00)