サードインパクト [日記]
あまりに周りが大絶賛の嵐だったので、本当にそうなのか確かめるためにとにかく観に行ってきました。
で、観た上での僕の結論は
「少しでも興味があるならとにかく観てこい!」
です(笑)。いやいや、こんなとんでもない映画をよくもまぁ作ったものです。初回放映の衝撃をファーストインパクト、旧劇場版の落胆をセカンドインパクトとするなら、今回の新劇場版はサードインパクトと言ったところでしょうか。
ただ僕自身が「テレビ版は1995年の初回放映から見ている」「デジタルリマスターされたNEON GENESIS EVANGELION DVD-BOXを持っているため、OAされてないリテイク版の21~24話から旧劇場版に至るまで何度も見ている」コアと言っていいレベルのファンなので、全くヱヴァを見たことない人がこの作品をどう感じるかは想像もつきません。とりあえず初見の人は、少なくとも前作「序(のBlu-ray版)」を見ておけば楽しめるでしょう。「序」は「序」でなかなか良くできた作品ですしね。
それにしても今回は、映画版ファーストガンダムの第二作「哀・戦士編」を思い起こさせる、複数のストーリーを無理なく綺麗にまとめ上げたプロット構成、CGと手書きを見事に融合させた驚異の戦闘シーン(対サハクィエル戦のヱヴァ三機全力走行シーンは必見)、唐突ではあるがなかなかに魅力的な存在感を与えられた新キャラクターと、それによってポジションがわかりやすくなった現キャラクターなどなど、「リメイク」の一言では言い表せないほど一本の映画としての完成度が非常に高くなっており、本田雅一氏の言うとおり全ての映画ファン必見の作品だと思います。
これで次の第三作はまた2年後?(このクオリティを維持するとなると軽く3年はかかりそうな気もする…)それまでこっちも待ちきれるのだろうか(^^;
エヴァって庵野氏の強烈なコンプレックスがコピペ文化へと昇華させたアニメで、それは独立してると見てそれでいいともおもうんですが、ダイモスやマジンガーZをみて「基地に敵がくるなんてエヴァをパクってる!」犬神家(旧)のタイトルテロップをみて「エヴァのロゴをパクってる!」っていう若い人はちょっと勘弁してほしいなと思います(w
by モーリタイザー (2009-07-02 03:48)