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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE Review [Sony・PlayStation]

入院で手に入れるのが延期になっていたものレビュー。第二弾はFF VIIのフルCG OVA、BD版「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE(長い名前だ…)」です。

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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 【通常版】 [Blu-ray]

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE (SonyStyle)

FFVII ACは、プレイステーション随一の大ヒットゲーム、FF VIIの後日談をフルCGでOVA化したもので、2005年の9月にDVD/UMD版が発売となっているのですが、今回はそれに何分かのシーンを追加してBD版として出したもので、解像度の低いDVDでは収録不可能な徹底したCGの描き込みを、ようやくユーザーが目にすることが出来るようになったという点では、このBD版こそが“完成版”と言えると思います。

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確かに登場人物の服の素材、髪の毛、精緻なメカなど、細かい部分が「よくもまぁ」と思うほど描かれており、フルHDのBRAVIA X2500と組み合わせると、Blu-ray Discという規格の持つポテンシャルが良くわかります。

ところが画面に近づいてじっくり見ていると、DVD版発売時に制作されたシーンと、今回追加されたシーンとで、明らかに画面の精細感というかリアリティが違うと感じることが多く、3年7ヶ月の時間のずれと、その間のCG技術の発達を改めて認識することが出来ます。

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上記はBD版での追加シーン。写真じゃわかりにくいですが、明らかに「細かい」と感じます。

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一方こちらはオリジナルのDVD版からあるシーン。なんだか「これ1080pじゃなくて、720pで制作した映像をアップコンバートしてね?」という気がするぐらい、追加シーンと映像の質感が違います。

ま、そんなことは気にせずともFFVIIファンなら、一つの映像作品として十分楽しめると思いますので、よしとしましょうか(ルーファウス社長が好きな僕としては、あのかっこいいんだか悪いんだかわからない、微妙なキャラそのままで戻ってきてくれただけでも感涙ものでした(笑))。

あともう一点細かい指摘をしておくと、ティファのモデリングに差がありすぎて、シーンごとに顔が太ったり痩せたりするのがちと萎えます(あとティファ役の声優さん…素人さんですか?)

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個人的には丸顔のモデリングで押し通して欲しかったなぁ(女性はちょっとふっくらしてるぐらいが美しい)。

え?全体のストーリーはどうなのかって?そんな野暮なことを聞いてはいけません(^^;)この作品は「コンピュータでここまで描けるんだぞ」という技術と、FFVIIの続編商法を楽しむためのモノですから(爆)あとはこのCGクオリティでFFVII本編をPS3でリメイクしてくれることを期待するのみです。

それにしても改めて通しで見てみると、FFVIIの物語の主人公はやっぱりこの二人なんだなぁとつくづく感じました。

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というわけで、FFVII ACCのレビューはこれで終わりですが、今回は+1,000円でおまけをつけてみました。

 

 

 

 

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FINAL FANTASY XIII Trial Version

今年の年末に発売(出来たらいいなぁ状態らしいですが)予定の、FFナンバリングタイトル最新作FF XIIIの体験版です。

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昔は無料で配っていたぐらいのたかが体験版に、1,000円払わせるという商売もどうなの?と思わなくもないですが、今やそうでもしないとやってらんないほど、ゲームの制作費は高騰してしまったということなのでしょう(スクエニが自ら墓穴を掘って高騰を招いてる気も…)。

何はともあれDiscをPS3に投入して、美麗なCGによるムービーが終わると、最初の戦闘シーンがやってきました。

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説明書とかネットの情報とか調べるのも億劫なので、何も知らないまま進めてしまったのですが、ここでちゃんと戦闘システムのチュートリアルが設けてありました。

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なにやら戦闘は最大三つまでコマンドをスタックしていって、タイムゲージが必要なだけ貯まったらコマンドが発動するようになっているようです。

FINAL FANTASYのナンバリングタイトルをプレイするのは、VII以来12年ぶり2作目の超ライトゲーマーな僕ですが、この12年の間にATB(アクティブ・タイム・バトル)もこんな風に変わったんですね。

ただマジックポイントの概念が無くなってるらしく、魔法も次々と繰り出すことが出来てしまい、戦闘中のアイテムの使用や召還獣のタイムゲージの扱いなどが不明なので、果たしてこの「三つのコマンドを貯めて発動する」というシステムが、戦略性や面白さにつながるのかは現段階では判断がつきません。

それというのもこの体験版では、ただただ単調にムービー→バトル→フィールド移動を繰り返すだけなので、戦略不要の雑魚キャラPSICOM治安兵との戦いなどでは、明らかに“作業”感がつきまとってきて、戦闘が苦痛にすら感じてきます。本番バージョンでどこまで変わるかわかりませんが、戦闘に戦略性ややり込み要素が無いと、このゲーム「CGムービー作品でよかったんじゃね?」という感想に終わってしまいそうです。

いちおう不要なムービーはスキップできるシステムになってるみたいですけどね。そうなるとこのゲームの楽しみどころって…(笑)

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フィールド移動は十字キーではなく、アナログジョイスティックを使います。

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画面右上にはレーダー画面のような簡易マップが表示され、自分がどういう場所にいるのかある程度わかるようになっていますが(フィールドが美しさ優先で描かれているため、どこに進めるのかがわかりにくい。)、

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左スティックでキャラ移動、右スティックでカメラの視点変更なので、自キャラをこんなアングルで見ながら移動させることも出来ます。

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技術的には面白いけど、これに何の意味があるのかはよくわかりませんでした(笑)しばらく放っておくとライトニングがファッションモデルみたいにポーズ変えてくし、謎なシステムだ。

で、フィールドに敵が現れて、距離がつまるとエンカウント扱いになって戦闘スタート、

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ちょこまか動くから、敵さんブレブレになって写っちゃってるじゃん(^^;)

 

以上FFXIIIの体験版のレビューもお伝えしましたが、現段階でこのゲームが面白いのか面白くないのか、判断は保留しておきます。

なにせムービーを見てちょこっと戦闘したら終わり、という体験版なので、ストーリーのさわりさえも見えてきませんし(いったい誰の何の物語なんだろう?登場人物の位置づけ、性格づけもわからないし、目標らしい目標も設定されてないので突然終わる)、戦闘システムもこれから大きく手が入れられることになると予想されるからです。

そう考えると、物語の最初に爆破ミッションを持ってきて、体験版内でも一つの目的に設定され、クラウド・バレット・神羅の関係もわかりやすかった、FFVIIの体験版って良くできてたなぁと思います。あの時感じた「こりゃ発売が楽しみだ!」というわくわく感は、残念ながらこのFFXIII体験版からは感じ取れませんでした。

映像は確かにすごいし、音声もリニアPCM 48KHz 5.1chという贅沢な仕様で出力されて、いい音出してるんですけどね。それを100%の状態で体感出来るだけのテレビとオーディオシステムを所有している人が、果たして日本に何%いることやら。

スクウェア・エニックスのここからの頑張りに期待しましょう。


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モーリタイザー

体験版たのしかったのですが
これを40時間以上?続けると、死にそうです!(w

FF8をはじめたのですが@PSP、召還獣ムービーをスキップできない、よい時代のものでした(涙

by モーリタイザー (2009-05-04 10:57) 

arkstar

ムービーはスキップできないと困ります。
SFCのVIのオープニングがスキップできなくてキレた覚えが有ります(^_^;)
後にも先にも、FFを見たり触ったりしたのは、VIだけなのですが・・・

女性の顔は、細身でアゴか尖っている方が好きです(^_^;;;)
目元がキツイ感じだともっと良いのですが。
by arkstar (2009-05-04 12:33) 

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