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TA-DA5400ES with 5.0ch Audio Review フロントバイアンプ化篇 [Sony・Audio]

TA-DA5400ES with 5.0ch Audioレビュー、今日はフロントスピーカーをバイアンプ駆動にしてみよう篇をお送りします。

前々回の「設置篇」に読者のpottiさんより、こんなコメントをいただきました。

>7ch分のアンプが入っているので、5.0ch接続するならば、
>あまったサラウンドバックをフロントにまわすことができるんです。

僕はフロントスピーカー2本も単純にバイワイヤリング接続しているだけだったのですが、pottiさんのコメントを見て、よくよくマニュアルを読んでみると、確かに66ページにその機能に関する記述があります。

・Sur Back Assign  サラウンドバックスピーカーについての設定をします。
 ■BI-AMP  フロントスピーカーのバイアンプ接続をするときに選びます。

なるほどTA-DA5400ESは、フロント×2 + センター×1 + サラウンド×2 + サラウンドバック×2と合計7ch分のパワーアンプを搭載しているわけですが(サブウーファー用のアンプは無いので、アンプを内蔵している“アクティブサブウーファー”を接続する必要があります。)、スピーカーを5chだけ接続している場合、サラウンドバック用のアンプ2ch分は使われていないことになります。

この余っている2ch分をフロント用にまわして、フロント2本をバイワイヤリング接続→バイアンプ接続にグレードアップ出来ると言うわけですね。

というわけで、今日になって接続を変更してみました。

TA-DA5400ESは、フロントスピーカーのパラレル接続用に、A端子とB端子という二対のスピーカーターミナルを持っているので、今まではそれを活用して低音用ケーブル(緑・白)をB端子に、高音用ケーブル(赤・黒)をA端子に接続、A+Bでスピーカーを鳴らす設定にしていました。

DSC04792.jpg

もちろんサラウンドバック用のスピーカー端子はあいています。

DSC04793.jpg

そこでフロントスピーカーのケーブルをはずし、取り付けやすいように皮膜をさらに剥いだ後、高音用ケーブルをサラウンドバック端子に、低音用ケーブルをフロントA端子に接続しなおします。

DSC04795.jpg

フロントスピーカーはA端子だけ使うように、前面のスイッチを切り替え、GUI MENUから「Settings」→「Speaker」→「Sur Back Assign」を「OFF」から「BI-AMP」に変更します。

DSC04773.jpg

これで設定完了。サラウンドバック用アンプがフロントスピーカーを駆動するようになり、フロントパネルに「BI-AMP」の表示が点灯します。

DSC04796.jpg

念のため再度自動音場補正をかけて、またもやPS3+SACDで試聴開始…

いや~あまりの変化ぶりに笑いが止まりません(^^;)。フロント2本のウーファーとトゥイーターが完全に分離され、別々のアンプで駆動されるようになったので、トゥイーターに余裕が出来たからでしょうか、高音が少しまろやかになって音の硬さがとれ、より聴きやすい音質に変化しているのです。当たり前ですが効果があるのがフロント2本だけなので、SACD/DVDのマルチチャンネルものよりも、2ch収録の音楽CDを聴くときほど効果は大きいです。

昨日と違って今は音楽CDの試聴を繰り返していますが、改めて聴いてみると「CDってこれだけの音が入っていたのか」と、驚きを与えてくれる盤が非常に多く、なんだかんだ言いながら圧縮音源に慣らされてしまっていた自分が、少し恥ずかしくなってきました。

ヘヴン

ヘヴン

  • アーティスト: 天野清継,国府弘子
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/09/22
  • メディア: CD

このCDは、Sonyで言えば“SBM”にあたるVictorの高音質マスタリング技術“K2”が使われた、かなり高音質収録されたCDですが、PS3による音楽CD176.4KHzアップサンプリング機能とHDMIリニアPCM伝送、TA-DA5400ESのバイアンプ駆動によって、初めてこのCDの力が100%引き出されたような感じです。

ていうかPS3のユニバーサルプレーヤーとしての実力は底知れないですねぇ。これが6万円で買ったゲーム機とはとてもとても(あとはファン音が静かならば最高なのに…)

我が家には300枚ほどの音楽CDがありますが、また改めて1枚1枚最初から聴き直したくなった、今回のフロントバイアンプ化でした。

次回は…何をやりましょうか?(^^;


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コメント 6

Riever

やはりバイアンプ化は効果があるんですね。実際に比較してみないと分からないものですね。
次は・・・・・・マルチチャンネルのアンプは持っておらず、どこまで出来るか分からないのでリクエストが出来ません(ーー;;
by Riever (2009-01-05 11:57) 

Virgo

いやぁ、この機能もどんどん進化して、メニュー項目にあるとは・・・

うちのころは、もっとわかりにくい説明書きだったので、事業部の方から直に電話頂きました。

自分の手持ちスピーカーでそう、使えるのか否かを(笑)
by Virgo (2009-01-05 12:25) 

K

おじゃまします
私もSDCの時にハイエンドオーディオの試聴の時に持参のCDを聴かせてもらった時に、同じようにCDってこんなに情報もっていたんだなあ、と思った事を思い出しました^^。
by K (2009-01-05 21:55) 

通りすがり

60GBと20GBはファン音がウルサイので次回は静かになった80GBの
購入なんていかがでしょうか(笑)
by 通りすがり (2009-01-06 10:30) 

通りすがり2

SACD再生機能がついているのは
初期型の60GBと20GBだけでしたよね。
もしかして釣りにひっかかった?w
by 通りすがり2 (2009-02-02 10:28) 

通りすがり3

高音用ケーブルをフロントA端子に、低音用ケーブルをサラウンドバック端子に接続したら、また違う音になるのでしょうか?どちらの方がより良いでしょう?
by 通りすがり3 (2009-04-13 14:51) 

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