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XPERIA X1 Review 開梱篇 [Sony・MobileCommunication]

2月11日の衝撃の発表からちょうど9ヶ月(あの日は徹夜でSonyEricssonのサイト更新をひたすら追っかけてたなぁ…)、ようやくXPERIA X1を手に入れることが出来ました。

今年は既にX02NK(N95)/iPhone 3Gと2台もスマートフォンを購入していて、XPERIAを買うのはさすがに無駄だよなぁと考えたときもあったのですが、あのリーマン・ショックによって円高・ドル安・ユーロ安・ポンド安が急激に進行し、10万円オーバーを覚悟していた販売価格が日本円換算で7万円まで急速に低下、結局は今回の購入と相成りました。

現在日本からネット通販でXPERIAを確実に購入できる海外の携帯電話販売サイトは、

・イギリス Clove Technology

・イギリス mPHONE

・イギリス expansys (日本語サイトあり)

アメリカ 1shopmobile (発送は香港から)

等があり、今回はこの中で最も安くて在庫があったClove Technologyを選択しました。PHS300購入の時のように代行業者は不要なので購入は簡単なのですが、いちおう注文から届くまでの流れを書きますと、

日本時間 11/5 夜 オンラインで注文(自動返信で確認メールが来る)
日本時間 11/6 夜 Cloveでの初めての購入のため、確認用に最新のクレカ明細をFAXかメールで送るよう指示が届く
日本時間 11/6 夜 すぐにデジカメでクレカ明細を撮影しメールに添付して返信
日本時間 11/7夜 Cloveから「確認した」メール、配送業者のDHLから「配送追跡はここで」メールが届く
現地時間 11/7 15:14 Cloveの倉庫を出発。以降DHLのデータを追跡、

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日本時間 11/11 昼 神奈川の自宅に到着

というわけで購入→到着までが実質五日半。今やイギリスの店で買うのも日本と変わらない感覚で出来てしまうとは、すごい時代になったものです。

本体代金が425ポンド、送料がDHL便で37ポンドの合計462ポンド、発送された11/7段階でのレート1ポンド=157.399円で計算されているので、購入費用は72,718円。これに国内消費税と税関手数料が2,300円かかって、総合計は75,000円ということですから、SIMロックフリーの最新WindowsMobile機としては妥当な価格で入手できたと思います。これがほんの3ヶ月前は1ポンド=205円だったことを考えると…まさに円高様々といったところでしょうか(^^;)

では無事サウサンプトンから届いたXPERIA X1を開梱していきましょう。箱はシルバーとブルーを基調としたもので、W880iの時と同じく結構大きい箱に感じました。

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箱の裏面はこんな図柄になっています。

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異常に小さいiPhone 3Gの箱と比較すると差は歴然。

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まずは蓋をとると、中にはXPERIAロゴの入った中箱が並んでいます。

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この右側の「…ERIA」のほうに本体が包まれています。

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しかしこの中箱、実は右側が二段重ねの3ピース構造になっていて、

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左側の箱には付属品が入っています。

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付属品はこれだけ。上段左からバッテリー・ACアダプタ・USBケーブル、下段左からイヤフォンのイヤーピース・マイク付きイヤホンケーブル・イヤフォン、真ん中にあるのは予備のスタイラスです。

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もともとはイギリス国内向けに販売されるべきUK版なので、ACアダプタのプラグはBFタイプ。

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こりゃ変換アダプタを買わにゃあかん…と思ったら、出力は普通にUSB規格でした(笑)

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なのでこれはさっさと箱に戻してしまいましょう。充電はパソコンから行うようにすればいいのですから(念のため書き残しておくと、こいつの出力は5.0V/700mA。)。

イヤフォンはSonyEricsson恒例のロゴエンブレム入りEX50系のカナル型。

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でもなんだかW880i付属品と微妙にデザインが変わってる(右がW880i付属品。)。

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途中にフッキングスイッチ付きマイクが挟まるので、最終的にプラグは3.5φの4極タイプになります。

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バッテリーは中国製の1500mAhという大容量リチウムポリマー電池で、うまいこと薄く作ってありますが、体積も明らかに大きくなっています(左からXPERIA・W880i・N705iμ用バッテリー)。

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本体と二段重ねになっていた下の箱には、マニュアル類とCD-ROMが入っていました。

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一見マニュアルはたくさんあるように見えますが、

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どれも開いてみる紙ペラで、マニュアルというよりはクイックスタートガイドレベルのことしか書いてありません。もちろんすべて英語。

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白いのは重要注意事項とOpera Mobile 9.5のマニュアルで、

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これがソフトウェアCD-ROM。

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一つ特徴的だったのがこれ、

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“XPERIA”がSonyEricsson初のハイエンド向けのサブブランドだからでしょうか、この中にプラスチックのユーザーカードが入っていて、XPERIA専用のサポートセンターと各ユーザーのIDがカードの裏面に書いてあります。

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僕の英語力ではとても電話でサポートは受けられないんですけどね(^^;

 

さて、ここからはいよいよ本体を見ていきます。

まずは大きさ比較、

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購入前のイメージとしてはもっと大きいモノだと思っていたのですが、かなり小さいです。SO902iを少しだけ幅広にした感じ(スペック上も高さが1mm・幅が6mm大きいだけで、逆に厚さは3.3mm薄い。)で、これなら最近の大型化した日本の携帯電話と変わらないレベルと言っていいでしょう。

ただし手に持ってみると重さはズシッときます。質感向上のために金属パーツを多用しているからでしょうか。

iPhone 3Gと比べると負けるのは厚さだけ。それもキー側のボディはほぼ同じレベルで、横スライドで液晶画面側のボディが乗っかっている分だけ厚くなっています。

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全体を見渡してみると質感が非常に高く、さすがはハイエンド機といった佇まいをしているのは好印象ですね。

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背面もヘアラインアルミでかなりカッコいい。

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シルバーほどではないですが、ブラックも光の加減によっては精緻なヘアラインが際立ってきます。

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電池蓋もヘアラインが入っていますが、

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電池蓋自体が完全な一枚のアルミパーツになっていて、

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角の部分あたりはすぐに塗装がはげて、地のシルバー色が出てきてしまいそうです。

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使い込むことによる塗装の剥げが気になる人はシルバーを買ったほうがよいかもしれませんね。

SIMカードトレイはスライド挿入式。

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MicroSDカードスロットは電池蓋を開けないとアクセスできない場所にあります。

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カメラは320万画素CMOSセンサー、AFとLEDライトつきです。

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裏面のSonyEricssonロゴはエンボス加工。電池蓋じゃない部分のボディ材質はW880iと同じく「やわらかい樹脂」となっています。

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スタイラスは先ほどのカメラの横に収まっていますが、

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スタイラス自体が二段伸縮式とかではないので、ちょっと短くて細いかなぁと感じました。

ボディ上面に電源スイッチと3.5φのイヤフォンマイク端子。

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左側面上には電源端子も兼ねるUSB-miniB端子。

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左側面下には、着信音などを鳴らすスピーカー穴。

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右側面上はボリュームボタン。

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右側面下はカメラ起動/シャッターボタンです。

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そろそろ気づいた方も多いですかね、このXPERIA X1のデザインテーマが「六角形」であることに。ボディ全体のシルエット、スイッチ類の形、カメラレンズ周りの処理など、どこを見ても必ず六角形のものが目に入ってくるようになっています。この後もまだ六角形がたくさん出てきますから、注意してみてください。

XPERIA X1のキモのひとつと言ってよいのが、横スライド式のQWERTYキーボード。

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それが単純にスライドするのではなく、少しだけ上にせり上がるようにスライドするのが“アークスライダーデザイン”です。

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これは、より視線と画面が正対しやすいように、という意図なんだと思いますが、今後使い込んでいってどんな感じなのか検証していく必要がありますね。

キーは斜線状に盛り上がっていて、キー面もヘアラインアルミなので高級感抜群です。

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キー配列は4段配列のため独立した数字キーやカーソルキーはありません。

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キーピッチはWILLCOM 03よりはある感じ。スペースキーが大きいのは英語キーボード使いにはなじみやすい印象です。

バックライトはホワイトに光ります。

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スライドしていないときの操作の基本はタッチパネルになりますが、画面下にはオンフック・オフフック・Xパネルキー・OKキー・ソフトウェアキーが並びます。

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これもバックライトはホワイト。

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そしてキー操作の中心になるのが中央の“オプティカルジョイスティック”です。

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これは真ん中の四角いボタンがいわば決定キー兼トラックポインタのようになっていて、この上で指をなぞるように動かすと、画面内のポインタが動くようになっています。

周囲の六角形のキーも4方向キーになっているので、一つ一つ確実にカーソルを動かすには、いざとなったらそちらを使ったほうがいいのですが、オプティカルジョイスティックの反応がかなり独特なので、慣れるのには時間を要しそうです。

すっかり忘れていましたが、XPERIAはテレビ電話にも対応しています。受話口右がカメラで、左が明るさセンサー。

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受話口もそれとわかりにくいような秀逸なデザインをしていますね。

着信イルミネーションが取り囲むように4つもあるのは、ちょっと悪趣味な感じがしないでも。

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光る色はそのためのアプリが入っていて、細かく設定できるようです。

 

以上XPERIA X1の外観を見てきましたが、とにかくアルミヘアラインをふんだんに使った仕上げは質感が高いの一言、さすがはSonyEricssonのトップエンドに位置づけられる機種だけのことはあります。

皆さんご存知のようにこのXPERIA X1は、日本でも最近おなじみになりつつあるスマートフォンメーカー台湾HTCのOEM製品であり、中高級機を得意とするSonyEricssonにふさわしい質感を実現できるのか、少し心配なところもありました。しかし実際のXPERIA X1のハードウェアの出来はこの通り、もはや台湾メーカーといえども侮れないレベルに達しつつあるなぁと危機感すら覚えました。これはすごい。

さて、これでハードはわかったので次はソフトに手をつけていかなくてはいけません。次回は日本語化にチャレンジの予定です。


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コメント 1

かつぽん

ナンで俺を誘ってくれなかったですか・・・(ToT)
あーもうビザビで注文・・・売り切れだってぇ(T0T)

しょうがねぇ、俺も個人輸入か・・・な?(^^;;;
by かつぽん (2008-11-13 00:39) 

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