それでも写ルンです。 [気になるモノ・コト]
ITmedia newsに、ロイター発のこんな記事を見つけました。
フィルムの死を食い止める使い捨てカメラ(ITmedia news)
世界的にデジカメへの移行が進み、確実に市場が縮小しつつあるフィルムカメラですが、フジの「写ルンです」に代表されるレンズ付きフィルム(そういえばこの「レンズ付きフィルム」って言い方もあまり聞かなくなったような…)が最後の砦として踏ん張っているという内容です。
記事では、写ルンですが長生き出来ているカギとして、
- カメラを忘れた時でも、コンビニやキオスクで簡単に手に入る。
- 盗難にあったり、紛失しにくい。
- 破損しにくい。
- 取って代われるほどの単純で安くて使えるデバイスがない。
- デジカメを買う金銭的余裕がないとか、フィルムカメラしか持っていないとか、突然カメラが必要になることがあるといった消費者の基盤はまだある。
といったデジカメに対する優位点があげられています。
どれも「確かにそうだ。」と思う理由ですが、僕は写ルンですが絶対にデジカメに負けない点として、
- 電池がいらない(フラッシュは除く)機械式カメラである。
というのもあると思います。
読者の皆さんご存知の通り、僕は自転車に乗って、電気も通ってないような僻地や極地を旅したことがある人間ですが、たとえ太陽電池を持っていようとも、指でシャッターボタンを押すだけの人力さえあれば写真が撮れる、という絶対的な安心感と信頼性は、電気の力無しでは全く動かないデジカメでは得られないものです。
そういう意味では、ほとんどが生産完了となったNikonのフィルムカメラの中に、マニュアルカメラFM10が残っているのは、「電気が無くてもフィルムを巻き上げて、シャッターを切ることは出来る」機械式カメラには、必ず一定の需要があるということなのかなとも思います。
大逆風の市場環境は変わりませんが、レコードが完全には無くならなかったように、フィルムカメラにはしぶとく生き残って欲しいものです。
なるほど、うなずかされるばかりです。
携帯電話のカメラ機能がなかったら、もう少し
メーカーさんも楽をできたでしょうけどねぇ。
by 店員佐藤 (2006-06-14 01:52)
まだ現像してない、何を撮ったかも忘れた、写るんですモドキがあります。
by Soul_Flower (2006-06-15 07:03)
>店員佐藤さん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
携帯電話のカメラは手軽なんですけど、それでもしっかり撮った写ルンですに比べれば画質は落ちますからね。フィルムカメラにも利点はまだまだあるんですよね。
by akoustam (2006-06-15 15:18)
>Soul_Flower
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
現像出し忘れ、僕もありますね。3年前の台湾自転車旅行の写真、デジカメで撮ったほうで満足しちゃって、フィルムのほうはいまだに放置しちゃってます(^^;)
by akoustam (2006-06-15 15:24)