PSP go PSP-N1000 Review 開梱篇 [Sony・PlayStation]
個人的にはずっと待ち焦がれていた「小型・軽量PSP」、PSP go PSP-N1000がようやく発売となり、我が家にやってきました。
PSP go PSP-N1000 (playstation.com)
今頃こんなことを言っても誰も信じてくれないと思いますが、2003年5月14日に一番最初の「PSP構想」が発表されたときから、僕は「もうポータブルデバイスは光学ドライブの時代じゃない。iPodみたいにHDD積んでPCからゲームを流し込むとかにしたほうがいい。」と考えていたので(笑)、言ってみれば“6年越し”の希望がようやく今日かなったということになります(時代はHDDからSSDになってしまいましたけど)。
で、SonyStyleから届いたパッケージを見て驚いたのがその小ささ。何せ我が家には初代PSP-1000しかないので、その箱の大きさを比べるとこの差です。
同じプラットフォームの機械とは思えない状態ですが、PSP goのパッケージは、だいたいCyber-shot系ぐらいの大きさになっています。
上面にはくっきりと「UMDは使えねぇよ」の注意書き。
底面には「ブロードバンド+Wi-Fi or PC or PS3必須」の注意書きもご丁寧に書いてあります。
箱を開けるといきなり本体。今回は気分転換にホワイトを選択してみました(いい加減発売時から赤とか青とかのカラバリ用意してくんないかな>SCE)。
まず本体とACアダプタを取り出すと、
箱の底にはMedia GoのCD-ROMと取扱説明書、USBケーブル(兼充電ケーブル)が入っているだけの、非常にシンプルなパッケージです。
このUSBケーブルは、後述するACアダプタがウォールマウントアダプタ式だからか、ちょっと長めのケーブルになっていました。
PSP go側の端子は完全に独自のモノ。これで充電・USB接続・周辺機器接続まで一手に引き受けます。
問題のACアダプタは、VAIOのウォールマウントアダプタが付いてるようなタイプで、かなり細長い印象。
ただ巷で言われている「ACアダプタがでかすぎる」という話は、アダプタパーツを外すとそれほどの大きさでもなく、
初代PSP-1000用のACアダプタと容積的にはあまり変わらないような感じです。
ちなみに100-240Vのマルチボルテージ対応、出力は初代用が5V/2Aだったのに対し、PSP go用は5V/1.5Aとなっていて、先日のVAIO X用のACアダプタよりは、一回り小さく軽くなっています。
どちらかという嬉しいのは、出力端子が普通のUSB端子になったこと。
なにせ出力が大きいので、各機種のケーブルを持ち歩けば、PSP go/iPhone/Walkman/XPERIA X1/W880iといった製品の充電がこのアダプタ一つで可能となって、旅行などでの荷物減少に役立ちそうです。
(訂正:なんだか純正のPSP go用USBケーブル以外はささらないように、手前に突起が設けられているんですね。USB端子が薄く柔らかい素材で出来ているW880i用ケーブルが入ったんで、問題ないかと思ってしまいました。 これは要突起除去の改造でしょうか。)
ではいよいよPSP go本体を見ていきます。
出荷時はフィルムに包まれているので、裏からそれを開けて取り出します。
PSP-1000と比べると大きさは雲泥の差。質量も280g→158gと半減に近いので、まるで別物に感じます。
やはりそのサイズは「大型スマートフォン」といったレベルにあり、iPhone 3Gをほんの少し大きくしたような感覚です。
厚さもかなり頑張っています。これでスライド筐体なんですからたいしたものです。
ホワイトはかなり強めにキラキラとラメが入った塗装。裏面はPSP-1000はザラザラとしたマットフィニッシュにして、手が滑らないようにしていましたが、PSP goはグロスフィニッシュで滑りにくい表面加工になっています。
スライドを開けるとコントロール部が出てきます。
決して持ちにくいわけではないですが、コントローラ部が今までのゲーム機になかった薄さなので、少し独特の感覚があります(持つと言うより中指の上に筐体を乗せて、人差し指と親指だけで挟む感じ。初代ファミコンのコントローラみたい?)。
アナログスティックが内側にありますが、初代のに比べて反発力のかかりかたが自然に感じました。
上面右はBletoothのパイロットランプとスピーカー。
左サイドはWi-Fiのパイロットランプと左スピーカー、PSボタンです。
ちなみにこのスピーカー、笑っちゃうほど音悪いです。逆にヘッドフォンを使うと、ゲーム機とは思えないほど音質がいいのは歴代PSPの伝統通り。今回は音量も大きくなりましたし、これでバッテリーがもっと持つのならWalkmanとして使いたいぐらい。
ボリューム調節ボタンや輝度・サウンドボタンは天面に移動しました。
左側面はM2(メモリースティックマイクロ)スロットとワイヤレススイッチ、
右側面は電源/HOLDスイッチが配置されています。
下面に3.5mmステレオミニジャックとUSBケーブル端子、
個人的にはステレオミニジャックは側面に欲しかったなぁ、これだとスーツのポケットに縦向きに入れたとき、ヘッドフォンプラグが横向きに飛び出すことになってしまって、Walkmanがわりにしにくいんですよね。
さて、電源を入れてみるとそこはいつも通りのPSPの画面。あくまでソフトウェアの流通方法が変わっただけで、中身は本当にPSPそのものです。
同じ解像度で液晶が一回り小さくなったので、精細感が上昇して高画質に感じます。
数少ないノーマルPSPとの違いが、スライドを閉じたときの時計表示。
初期設定で日時やPSPの名前を入力し、母艦となるVAIO type R masterに接続、Media Go1.2を起動、USBケーブルで接続すると、ドライバが読み込まれPCがマスストレージとしてPSP goを認識するようになります。
Media GoにはPSP goの項目が表示され、
出荷段階では三つのソフトウェアがプリインストールされており、
(タイムスタンプが29年ほど遡っているのは何?)
本体フラッシュメモリの実空き容量は13GB台前半になっているようです。
これからゆっくりゲームや音楽を入れていくとしましょうか。とりあえずグランツーリスモは決定(笑)
以上PSP goの開梱篇をお送りしましたが、世間的には評判の芳しくないPSP goも、僕は一目で気に入ってしまいました。
やはり僕のような年齢の人間でも「携帯電話のサイズ感」というのにすっかり慣らされていて、今ではポータブルデバイスは幅60mm以下、質量160g以下ぐらいのサイズでないと、とても持ち歩く気にはなれない体質になっていた(既に携帯電話を何台も+PCを持ち歩いている状態にプラスとなるとつらい)のですが、これでようやく「ゲーム機(+高機能AVデバイス)をいつでも持ち歩く楽しみ」を、僕も味わうことが出来そうです。
PSP goは、それほど容量の大きくないカジュアルゲームをたっぷり入れて、音楽やビデオも入れて、「さぁこれからどう遊ぼう!」と、楽しい時間が来ることを予感させてくれる素晴らしいデバイスだなぁと思った初日でした。
次回は…とりあえずVAIO Xのレビューにある程度目処をつけてからになりそうですm(_ _)m
PSP goの端子、WM-PORTに酷似していますが・・・どうなんでしょう?
by Riever (2009-11-02 00:33)
こんにちは。購入を迷っているものです。
充電の方法が知りたいです。相手がPCにしろACアダプタにしろ、
PSP本体とは同じケーブルでつなぐことになるので、毎回毎回本体を起動してUSBモードにしなければならないのか、バッテリが完全に放電したらどうするのか等、不安要素だらけです。
by yu~ki (2009-11-02 09:55)
おぉ、おっそろ〜い!!
おいらも取り敢えずゲームはPSP goで済ませることにしました。
旧PSPはロケフリ専用端末として後生送ってもらいます。
by かつぽん (2009-11-04 17:58)