ネタがないなら一発芸でウケねらい… [携帯電話・全般]
先週のauに続いて、SoftBankの冬商戦向け携帯電話端末が発表されました。
SoftBank 2007 Winter (SoftBank)
2007年 冬商戦向け新機種について (SoftBank PDF)
実質的に完全な新機種というのはサムスンぐらいしか見あたりません。あとは“マイナーチェンジ”としたいぐらい小規模なモデルチェンジをしたものか、新色追加、DoCoMo向けの焼き直し、といったノリの端末が多く、もはや端末に関してSoftBankもアイデアが枯渇した感が否めません。
そこで、ネタが無いならイロモノでもいいから、とにかく話題を呼ぼうと思ったのでしょうか、お寒い一発芸までかましてくれています。
それがこれ、
SoftBank 913SH G TYPE-CHAR (SoftBank)
あのフルフラットスライド端末である913SHを、赤い彗星カラーにして、1/12スケールのザクII型充電台を標準でセット。充電台に913SHを載っけると…
なんとまぁ待ち受け画面が、モノアイの赤い目になって、シャアザクの頭部が完成するんだそうです。
僕らガンダム世代が成長し、それなりにお金を持つようになったせいか、ガンダムをネタにした商売が最近華やかですが、ついにこんなことまでやりだすとは思いもよりませんでした。
まぁ好きな人は好きなんでしょうけど、大のファースト・ガンダム好きである僕を持ってしても、これには失笑を禁じ得ません。本質的な使い勝手や機能を洗練・向上させることそっちのけで、こんな子供だましで目先を変えて売ろうだなんて、ある意味SonyEricsson P/WシリーズやNOKIA Nシリーズ、AppleのiPhoneの対極にある商売方法ですね。
そしてもう一つ気になるのが、NEC・NOKIAが脱落し、サムスン・東芝も一機種しかないなど、シャープによる寡占化が一段と進んでいることです。
auはKCP+の登場で「メーカーは違うが中身は一緒の金太郎飴状態」になりつつありますが、SoftBankは「中身どころか、そもそも端末を作ってくれるメーカーがほぼ一社だけの金太郎飴状態」になってきています。このまま行くと日本の携帯電話は、「DoCoMo、au、SoftBankの三種類から選んでくれ」という状態に早晩なってしまうのではないでしょうか。
結局のところ、iモード/EZWeb/Y!ケータイというローカル規格による非関税障壁を設けて、国内だけの内向きな囲い込み競争を繰り広げたことが、弱小国内メーカー同士、キャリアの庇護の元肩寄せ合って、いかに一日でも長く延命できるかだけを考える、そんな情けない状況を作り出してしまったのでしょう。
正直この秋のau、SoftBankを見て、
「もう日本の携帯電話は終わったな…」
そんな感想を持ちました。あとはDoCoMoがどんなものを見せてくれるのか、ま、どうせ似たようなもんなんでしょうけど。
こんなん出すんなら、なぜ、ギネスにも乗ったあの仮面ライダー携帯をリアルに作らなかったのかなぁ〜。
半端な携帯より良かったのに。
by Virgo (2007-10-23 03:35)
実は私もファースト好きですが…(苦笑)…通信速度が三倍早いワケじゃないんでしょ?
by 蔵三 (2007-10-23 08:30)
いや、もちろん何かが3倍速いんですよ。
それはきっと間違いがないはず。
ひょっとしたら・・・電池の減りかも知れませんが(爆)
by かつぽん (2007-10-23 16:29)
SBの冬モデルHPの7箇所の空欄が気になります。もしかすると・・・・・・・。
by あおえび (2007-10-23 19:56)