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冥王星 [日記]

先週メディアをにぎわせた、冥王星が太陽系の惑星から外されて、「矮惑星(Dwarf Planet)」という新カテゴリーに分類されるとした、国際天文学連合の決定のニュース。

太陽系第9惑星が消滅――「冥王星は惑星ではない」ことに決定(ITmedia news)

世の中が真面目な宇宙のお話で盛り上がっている中、僕がこのニュースを聞いて最初に思い立ったのは、このアニメのことでした。

銀河鉄道999 (劇場版)

銀河鉄道999 (劇場版)

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2002/10/21
  • メディア: DVD

松本零士原作の名作SFアニメ「銀河鉄道999」です。

この映画版が公開されたのは昭和54年の夏休み。当時小学校に入る前の僕が“映画館で見た最初の映画”だったと記憶しています。

この作品珍しいことに映画が公開された段階でも、漫画は連載中、テレビ版は放送中で話は未完結状態。この映画版で最初に結末が明かされるという手法がとられました(と言っても当時6歳の僕にそんな大人の事情など分かるわけもなく、映画版もテレビ版も思う存分堪能したのですが(^^;))。

そしてこの映画版でも「冥王星」へ停車するストーリーは外されておらず、鉄郎とメーテルのこんなやりとりが行われます。

 

鉄郎「あれが冥王星か。」

メーテル「宇宙を旅する人たちは『迷いの星』と呼んでいるわ。」

鉄郎「迷いの星?」

メーテル「寒くて、永久に凍りついた、最果ての惑星。」

 

僕の中でも冥王星って「太陽系の一番外れにある星」ってイメージなので、別に今回の決定で冥王星の存在が消え去るわけではありませんが、なんだか太陽系の仲間から外されてしまったようで、一抹の寂しさを感じてしまいます。ちなみに冥王星の自転周期が6.39日であるというのは、この作品で覚えました(超特急999号の停車時間はその星の「一日」と定められていて、車掌さんが冥王星での停車時間は6.39日であると告げるシーンがある。)

まさか将来音声が再収録されて、

メーテル「寒くて、永久に凍りついた、最果ての矮惑星。」

なんてことにはなりませんよね?(^^;)

 

学問や科学に「絶対」という言葉はない以上、こうやって学説が変化していくのは仕方のないこと。冥王星が惑星だった、という一つの時代の終わりを見届けることが出来ただけでもよしとしましょうか。

ああ、でも銀河鉄道999劇場版の最後のシーン、城達也氏のナレーションが身にしみます。

 

今、万感の想いをこめて、汽笛が鳴る。

今、万感の想いをこめて、汽車が行く。

一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。

さらばメーテル。さらば銀河鉄道999。

さらば、少年の日…


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コメント 6

店員佐藤

惑星が増えるかもしれなかったっていうのに、なんか
大逆転って感じになってしまいましたね。
私も「続きを読む」をクリックする前に思い出したのは999のことでした。
by 店員佐藤 (2006-08-28 13:05) 

mineja

あ、今、確かにゴダイゴの曲のイントロが聞こえましたよっ!
by mineja (2006-08-29 00:46) 

akoustam

>店員佐藤さん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。

やっぱり僕らぐらいの世代だと999の影響は大きいですね。ヤマトやガンダムと違って太陽系の星が重要な舞台になってますし。
by akoustam (2006-08-29 19:56) 

akoustam

>minjaさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。

城達也のナレーションが終わったら、ゴダイゴの曲が始まる、この流れで何度感動の涙を流したことか…(^^;)
by akoustam (2006-08-29 19:59) 

 忘れられませんね、冥王星でのあの
 メーテルの涙………
by (2006-09-05 20:51) 

akoustam

>琥珀さん
はじめまして&コメント&ナイス投票ありがとうございます。

冥王星にはメーテルもクレアさんもシャドーも、みんな元の人間の体を置いてきているって設定ですからね。こんな重要な星が、2006年になって物議を醸すようになるとは思いもしませんでした。
by akoustam (2006-09-06 23:08) 

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