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終わりの始まり 「衆院選2005」 [日記]

今日は仕事前に早起きして選挙に行ってきた。

解散した日以来約1ヶ月、悩みに悩んだ末、僕が出した結論は「白票」、どう考えても、僕の政治信条と合致する候補者・政党がいない以上、こうするのが自分の意思表示だと判断したからだ。

だいたい今回の選挙が、「郵政民営化を判断する選挙」なんてことにされてしまったのが納得いかない。本来Sonyのことを語るこのブログだが、今日ばかりは、僕の政治信条をお話しさせていただこうと思う。

さて郵政民営化は、本当に今決めなくてはいけない、せっぱ詰まった問題なのだろうか?。

日本郵政公社の決算を見ればわかるが、郵政全体では十分黒字で、旧国鉄のように赤字を垂れ流しているわけではない。さらに「郵政を民営化すれば特殊法人などへの無駄なお金が流れなくなる。」というのも世迷い言だ。

そこで自民党は論点をスライドさせて「郵政は全ての改革につながる」などと喧伝していたが、まさに風が吹けば桶屋が儲かるで、郵政を民営化すれば僕らの国が改革されて将来が明るくなるなんてことはありえない。

僕らの国、僕らの社会には、郵政なんかよりせっぱ詰まった重要な問題が山積みになっている。

「北朝鮮拉致問題」「中国春暁ガス田問題」「教科書選定を含む教育問題」「景気対策」「イラク自衛隊派遣問題」「米軍再編成問題」「年金問題」等々、とても将来に希望がもてる国になっていない。

しかし総理個人の無意味な執着心から議論を単純化し、他の問題は国民に判断させずに逃げてしまうとは、小泉純一郎という人物は、なんと日本という国を、僕ら国民を、愚弄していることか!このような総理大臣を選出し、政府を形成する自民・公明に投票するのは不可能である。

では、民主・社民・共産は?といわれると、愛国者を自認する保守派である僕には、彼らの政策・政治信条は全く受け入れられるものではなく、投票することなどハナからありえない。

その結果が白票である。

では、僕はどんな政策を望むか、

  • 北朝鮮には経済制裁、そのかわり北の暴発に備え、国民の安全のために米軍に頼らないレベルまでの、自衛隊の大幅強化と新憲法創造を含めた法整備
  • 拉致問題解決は、北朝鮮が被害者の返還に応じないなら、最終的に自衛隊に特殊潜入部隊を編成し、日本人の力で奪還することを目指す
  • 郵政民営化は財務省とハゲタカファンドが、300兆円の郵便貯金・簡易保険を、さらなる金儲けに使いたいがための政策なので、現行公社のまま維持
  • アメリカやニュージーランドのような小さな政府ではなく、かといって北欧のような大きな政府でもない、日本独自の『中ぐらいの政府』を目指す
  • 大東亜戦争は正しい戦いだったと宣言し、中・韓には今後一切内政干渉をさせない、教科書は自分たちで決め、竹島・尖閣・北方四島は日本の領土だと世界に明言する
  • 台湾を独立国として承認し、中国共産党の脅威に対抗するため、日台安保条約を締結することを目指す
  • 日本の思想も覚悟も無き、八方美人外交の主原因たる、石油資源への依存からの脱却をはかるため、メタンハイドレートなどの新エネルギー開発の強力な推進

こういう政策を掲げてくれる政党・候補者がいれば、喜んで投票しただろう。

 

今日の結果、小泉・自民党は圧勝ということになった。

僕らの同胞を不法に拉致し、核ミサイルを向け、経済援助という名のカツあげを要求してくる連中が、日本海を挟んだすぐ隣にいるのに、それに何らの制裁も攻撃も行わず、「対話と圧力」などという、愚にも付かない言葉でお茶を濁すことしかできない人物が、高笑いして今後も総理大臣の座に居座るというのだ。

しかもヤツは「民間に」「民間に」と、バカの一つ覚えみたいに連呼し、損得勘定とは別の次元で行動できる国が、責任をもってしなくてはいけない分野を次々と放棄していく、無責任国家推進者でもある。

将来、僕は愛する人を守っていけるだろうか(一応未婚です。ってか彼女もいませんが・・・)、仮に僕一人の力で守りきれない状況に置かれたとしても、周りの人たちは、そして国は、決して助けてくれない、そういう冷酷で無慈悲な政府と総理大臣でいいと選択されてしまったというのに。

 

自らの安全を自らの力によって守る意志をもたない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を期待することは出来ない。ーマキアヴェッリ『君主論』より

今回の選挙が、僕らの国「日本」が滅びる、終わりへの道の始まりの第一歩にならないことを願うばかりだ。


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