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これにて終了 [携帯電話・NTT DoCoMo]

NTT docomoより906i/706iシリーズが発表となりました。

906i/706iシリーズ19機種を開発および一部機種を発売
-様々なお客様の声にお応えした、充実の動画ケータイラインナップ-

19機種のラインアップのうち、純粋にソニエリ日本が自社開発した機種は一つだけ。

SO906i.jpg

SO906i (NTT docomo)

SO906i (SonyEricsson Japan)

そしてこれがdocomo向け最後の“純粋ソニエリ機”になります(将来復活するのかもしれませんが、そのときはもう海外と共通仕様になってる気がします。ていうかその頃にはそのやり方じゃないと商売として成り立たなくなってるでしょうし。)。

で、最後ぐらい華々しく驚きの端末を…といってくれればよかったのですが、結局は何の変哲も無い二軸回転型BRAVIAケータイでした。+JOGも無くなりメモリカードはmicroSD、Bluetoothも無しで、他に無い特長は加速度センサーぐらい(それとて過去に他社がやってますが)。最後の最後まで「個性あふれるとんがった“Sony”の携帯電話」ではなく「キャリアのご都合に合わせた個性も魅力も無い“docomo”の携帯電話」で終わってしまったのには、Sony & SonyEricssonファンとして残念無念としか言いようがありません。個人的にはSO902iが一番ソニエリらしさがあったかなぁ、所詮は五十歩百歩ですけど。

もう一方のSO706iはSO705iに続いてNECのOEM機(ただブランドバッジを付け替えるだけでなく、ソフトウェア周りを中心にいくらかソニエリの手が入っているので、厳密にはOEMとは言えませんが)。特長はいまやどれほど市場にアピール出来るのかわからない伝統の「着せ替えパネル」です。

SO706i.jpg

SO706i (NTT docomo)

SO706i (SonyEricsson Japan)

端子やメモリーカードスロット・ボタンの配置を見れば、中の基板がN705i/N705iμ/N706iと共通化されているのは一目瞭然、おそらく生産もNECが行うのでしょう。今後docomo向けはこういう製品を「ソニエリの携帯電話」として売っていくみたいですから、大根田CFOが「携帯電話の国内生産は終了」と思わず口を滑らしてしまうのもうなずけます(その後の否定コメントはau向けがあるから?)。

というわけでこれにてdocomo向け純粋ソニエリ機は終焉を迎えたわけですが、今後ソニエリ日本はどうなっていくのでしょう。

三菱のように国内は完全撤退するのか?907i以降はOEMで細々とやるのか?OEMを受けるなら70xシリーズに続いてNECからなのか、プラットフォームで協業してきたSHARPからなのか?将来の国内復活はあるのか?これで優秀な技術陣は競争の激しい海外向けに振り向けて、最近不調気味の業績を回復させることが出来るのか?

小宮山社長のこれからの舵取りが気になります。


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コメント 2

店員佐藤

905iCSの次世代機で、もうちょっと本体が薄くなったモデルが
見たかったです。。海外との共通仕様での復活までどれくらい
時間がかかるでしょうね。
by 店員佐藤 (2008-05-28 10:48) 

Riever

Sony好きとしては残念というべきなんでしょうが、私としてはこれ以上キャリアのお遊びにつきあう必要もないのかなと思います。
メーカーが作りたいものを作れない、というのは重症だと思いますから(規格縛りというレベルじゃないので)。
by Riever (2008-05-28 16:45) 

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