じわじわと復活中

SonyのPND(Personal Navigation Device)「nav-u」がモデルチェンジし、より高機能なNV-U2となることが発表されました。

約20mmの薄型ボディに4.8型ワイド液晶モニターを搭載「ピタッと吸盤」でダッシュボードに簡単に取り付ける“nav-u”（ナブ・ユー）発売
～進化した高性能測位システムを搭載、より精度の高いナビゲーションを実現～

以前から何度もお伝えしているとおり、一度は撤退となったSonyの国内向けカーエレクトロニクス事業ですが、高価格・高機能なハイエンドナビシステムではなく、手軽に買えて手軽に使える、「nav-u」の投入で復活の第一歩をしるし、XYZのオプションもちゃんと発売するなど、確実にその歩みを進めてきました。

今日発表のNV-U2は、測位システムにジャイロセンサーを加えて精度を向上させ、PetaMapなど他の地図サービスにも対応し、よりナビとしての使い勝手があがっています。

またメモリースティックにいれたMPEG-4動画やMP3音楽ファイルの再生にも対応。PNDといいながらも、よりマルチメディアプレーヤーとしての側面も拡張されており、このまま機能強化が進めば、昔のようなハイエンドナビシステムに近い機種も出てきそうな勢いです。

しかしnav-uの良いところは、吸盤でダッシュボードに簡単に取り付けられる手軽さにあり、日本では大きな割合を占める、車メーカーの純正ナビシステムに対抗していくには、この手軽さと価格の安さを失うわけにもいきません。そこらへんのさじ加減も含め、Sonyの今後の舵取りが注目されます。

あわよくばカーオーディオも国内で復活してくれないかなぁ…