寺(テラ)へ… [ミャンマーちょこっと自転車旅行記]
朝7時。暑い国で走るには、朝の涼しいうちに距離を稼ぐのが鉄則なので、サクッと走り始めることにしました。
といってもやはりアジアの朝は早い。既に道路には屋台やら路線バスやらで人が溢れており、ヤンゴン市街を抜けるのにも一苦労します。
橋を渡って行くときに既にここまで上がった朝日が、
こりゃ、もっと早く出ないといかんか。
ヤンゴンの市内に入ってくる道路、その周辺の道路など、車が一杯で、渋滞はとどまることを知りません。バイク洪水じゃなく、クルマばかりというのがヤンゴン的ですが。
しかし20kmも走ると、ヤンゴン市街を抜け、郊外の緑の多い地区に出てきました。
ここまでくると周りは田んぼだったり、スラム的な家屋だったりで、ヤンゴンの都市風景は消えていきます。
そんな中で大きな外資の工場があったりするのは、いかにもこれから発展する国らしいところでしょうか。
途中料金所があって、警官や軍人さんもいたのですが、みんな笑顔で「こっちを通りなさい」と指示してくれるなど、およそ元軍事政権国家と思えない優しさです。
2時間で30kmちょい走って、小さな村に出てきました。
喉が渇いたのでジュースを一品頼むと、店の親父さんが「これも食べてけ」とお菓子を出してくれたり。
50kmも走ったでしょうか、だんだん暑くなってくる中、ヤンゴン-マンダレーハイウェイに合流したので、水分を補給し、
片側三車線の大きな道を走り始めます。
しかしミャンマーの道路舗装状態はお世辞にも良いわけではなく、穴ぼこや補修跡によってガタガタ。途中「なんか空気抜けてる?」と思うような状況にもなってきます。
目指すバゴーの手前は何故かリゾートホテル街。しかし、なぜ飛行機…
こうして暑さにやられそうな昼の炎天下の中、80kmを走ってバゴーという街に到着です。
今日の宿は25,000チャット。朝食付きで設備も整っている、街道から離れた静かな宿ならこんなものでしょうか。
早速タイヤを点検。
…パンクしてました。こりゃこの先も大変そうだ。
パンク修理が終わったので、バゴーの有名なパゴダをいくつか見に行きます。
街の北西にある「ミャタリャウン寝釈迦」。
これヤンゴンのチャウタッジーよりもさらにデカいな。
足の裏もこのパターンです。
日本語で話しかけてくる土産物屋に辟易しながら、続いてはバゴーの中心部を抜け、東にある「シュエモードパゴダ」へ。
ここも回廊を抜けたら、
シュエダゴンパゴダよりさらに高い仏塔が出てきます。
でけーなー
裸足にロンジーでまた一周。
今回はひたすら寺巡りの旅になりそう。
明日もまた暑さに耐えながら走ります。
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