くるり線 [ミャンマーちょこっと自転車旅行記]
ヤンゴンに着いたのは日曜日。
そりゃお店もあんまり開かないわな、と思いながら夜を過ごしたのですが、月曜日になっても休みのお店が多くてどうしたものかと思っていたら、火曜日の今日になってヤンゴンが活気ある街になってきました。
もしかして昨日は祝日か何か?と思って調べてみたら、「タザウモン満月の日」という祝日だったそうです。そういえば日本もスーパームーンで騒いでたな…
そんなわけでようやく平日です。ヤンゴンの中心部は人の波と喧騒に溢れています。
こうして車道の一車線分が露店通りになってしまうのがヤンゴンの風景ですが、
おかげで渋滞もこの通りになっています。
電線の混沌ぶりはベトナムに迫るものがあり(笑、
そんな街なかを歩いて、
たどり着いたのが「999 Shan Noodle Shop」。ミャンマー・シャン州の伝統麺で有名なお店です。
お昼に食べたこのシャン・ヌードルが130円ほど、味もさっぱりしていて美味しいし、なかなかです。
お腹が満たされたので、さらに街を歩いて、
今日もやってきましたヤンゴン中央駅。
ただし今日は見物ではなく実際に乗りに来たのです。ヤンゴンには東京の山手線のような環状線があって、そこを一周ぐるっと鉄道で回ることが出来るのです。
これが路線図。
500チャットで切符を買ったら、
キオスクで飲み物とスナックを補給(このポテトチップス辛かった)。
駅内には珍しく自販機なんかありますね。
ホームに13時10分発環状線外回りの列車がやってきました。
これが千葉にある久留里線で運用されていたキハ38。行き先表示も「久留里線」のままなので、まさにヤンゴン「くるり」線です。
禁煙の表示はJR時代のまま、
ヤンゴン環状線初のエアコン車というふれこみで譲渡されたはずですが、何故か扇風機だけの運用になっています。
この表記も日本時代のまま、
地元民から観光客まで沢山の人が乗って、座れない人もいるぐらいになったら出発です。
ヤンゴン環状線は西側が特に利用率が高く、ヤンゴン中心部から郊外へ物を運んだり仕事で通ったりする人が多い状況に見えます。
途中駅ではこんな露天商もいますし、
車内では案の定飲み物や食べ物を売る売り子さんがいったりきたりしています。
ただし保線状況は良くなく、レールの継ぎ目はガタガタ。なので速度もせいぜい30km/hぐらいが限界なので、本当にのどかにのんびりとした旅が続いていきます。
一周で50-60kmぐらいでしょうか、そんな鉄路を三時間かけて一周するこの路線。何気ないヤンゴンの日常が見れて楽しい時間でした。
でも、こんな車内風景見てると、日本のローカル線とそんなに変わらないのかなぁとも。
くるり線の旅の後は、ちょっとマーケットへ見物に。
このボージョーアウンサンマーケットは、ヤンゴンでいちばん有名な市場で、観光客向けのお土産物を中心に、宝石屋や服屋が軒を連ねていますが、
中には木工芸の店なんかもあります。
いくつかの店を冷やかしながら夕方になり、
先頭車が尾灯を点けて走るヤンゴン環状線を見下ろしながら、
羽つき餃子を夕食にして一日が終わりです。暑さにだんだん慣れてきました。
自動販売機で売られている飲料水はマレーシアの国民的飲料100PLUSではないですか!!??やっぱり同じ東南アジアなんですね。これはポカリスウェットを炭酸水で割ったような飲み物で安心して飲めるので、旅の途中の水分補給でぜひ一度お試しください。私もマレーシアに行く度にお世話になっています。
by as (2016-11-16 20:42)