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フロンティアへ [ミャンマーちょこっと自転車旅行記]

メキシコ自転車旅行から1年、今年はGWも夏休みも仕事で取れず、忙しさに追われた年になっていたのですが…

「夏休みはいつとるの?」

 という会社からのお達しで、休みがとれることになりました。

となれば、まぁ、行きますよね、長期休暇なんですから(笑)

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はい、いつもの最寄り駅に、いつもの装備でやってまいりましたよ。朝7時に。

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今回は前回の反省を踏まえて、後輪を外さないタイプの輪行袋を用意。これで変速機を壊されるなんて悪夢のような失敗はないはずです。

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成田空港についたらチェックイン・カウンターへ。さすがにメキシコ旅行のファーストクラスというのは二度とないので、普通のカウンターに行きます。

で、今回は後輪を外さない分サイズが大きいですから、預け荷物のサイズ規定は明らかにオーバー。超過料金は覚悟していたのですが、ANAのグランドホステスさん

「これは自転車ですからスポーツ用品ですよね(ニヤリ)」
「はい、スポーツ用品ですよ、どこからどうみても(ニヤリ)」

という腹芸で超過料金無しとなりました(サーフボードとかと同じ扱い)。前回も超過料金は「ユナイテッド航空」で取られたのが真実なので、ANAのほうが融通きくんだなといったところです。

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成田空港第一ターミナルのボードを見上げるのも何回目か。

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前回のメキシコ行では、日本円も米ドルももたず、すっからかんの状態でメキシコに入国して、空港の最初のATMでメキシコペソを引き出して旅スタートというやり方をとりましたが、今回行く国はちょっとそこまで出来るか情勢が定かでないので、普通に米ドルも用意してから向かいます。米ドル現金両替も久しぶり。

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保安検査・出国審査、順に通過したら、向かうはANAラウンジ。

ただしファーストクラス用の「SUITE」ではなく、通常ラウンジですけどね。

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食事あるけど、やっぱりSUITEより簡素化されてますな…

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そんなわけで朝カレー(笑

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あとは時間になったら搭乗口に行って乗り込みます。

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ANA B767-300ERのエコノミー席はこのタイプ。リクライニングは背もたれが倒れるのではなく、座面が前に出て角度をつけるので、後ろの人に気兼ねなくリクライニング出来る仕組みです。なお、今日は隣が空いていて二人席を独り占め。

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パーソナルモニターにUSBポートもあるのは便利。

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まずいきなりCAさんに配られたのは入国カード。そういえば昔は日本も出入国カードがあってみんな書いてたなぁと懐かしくなってきます。ここで行き先がバレてますが(笑

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ヘッドフォンは付属のやつはしょぼいので使うことはないでしょう。自分のヘッドフォンをさして使えます。

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定刻通りターミナルを離れ離陸開始。成田を16R(南方向)に飛び立ったら、ぐるっと回って西へルートを取ります。千葉県上空。

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そのまま西へ進めば東京湾を飛び越えるので、普通に我が家も見える場所に。

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水平飛行へ移ったら、水が配られ、

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富士山の真上を飛び越すというルートをとって、さらに西へ向かいます。

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おつまみとコーラが前菜となり、

_DSC7447.jpg名古屋南上空を通過する頃、

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機内食です。

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今月のANAエコノミー和食は「とろとろ卵の鰻玉子丼」。

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うん、まぁ、エコノミー食ですね(去年の旅ですっかり贅沢野郎に(笑))。

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高知県南を過ぎたあたりで機内も暗くなりおやすみモード。

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宮崎県上空まできたら日本の風景を見納めにして、映画鑑賞でもして時間つぶしをします。

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台湾南、海南島南を通過して、ベトナム中部まで飛んできました。

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眼下にはダナンの街とハイバン峠が見えます。あそこを4年半前に走ったんだなぁ

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タイ中部まで飛んできたら、

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この大地も11年前に走ったんだよなぁ

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そろそろ目的地が近づいてきました。機内の照明も点き、出張の時いつも国内線ラウンジで食べてるおなじみのおつまみが配られて、着陸準備です。

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タイ-ミャンマー国境の山岳地帯が見えてきて、

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平地までやってきたら高度は一気に下がります。

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というわけで着きました。RGN ヤンゴン国際空港です。今回の旅は「アジア最後のフロンティア」、僕も11年前に一日だけ行ったことがあるだけの国「ミャンマー」を走る旅となりました。

なんでミャンマーかというと、インドシナ半島の各国家の中で、唯一まだまともに自転車旅をしたことがない国だったこと、軍事政権から民主化が行われ、これからだんだん発展していくなかで、今一番活気に満ち溢れてる場所を見に行きたいというところからでした。

なので軍事政権の名残で色々厳しいのかなと思ったら、入国審査も税関も何も厳しいところなし。ものすごく拍子抜けしてしまいました。

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早速日本の地方空港ぐらいしかない小さな空港のロビーで自転車を組み立てます。

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さすがANAのダイレクト便だけあって扱いも丁寧でトラブルなし。国内線と同じ感覚で自転車が運べるのはいいですね。

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で、ミャンマーの現地通貨「チャット」も現地SIMカードも持ってない状態なので、空港で調達も考えたのですが、何やらレートが良くないという情報もあるので、思い切ってまずは街の中心部に向かって走ることにします。

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が、暑い…気温35度との情報…陽が当たると汗がダラダラ吹き出してきます。

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空港から街の中心部までは17km。いつもなら一時間ほどでいけますが、渋滞と信号に引っ掛かったりでなかなか進めません。

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1時間20分ほど走り、ついにヤンゴン(旧ラングーン)の中心部へ。ミャンマー時間で18時になろうとしています(日本との時差2時間半)。

どうやら時間感覚的には日本に近くて、夕方早めに暗くなるというタイムゾーン設定のようです。これ西洋人旅行者にはつらそう(西洋は夜暗くなるのが遅くなるようなタイムゾーン設定が多い)。

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ちょっと道に迷いながら、暗くなるころに目的の宿「Backpackers」に到着。

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いわゆるドミトリー宿なのに一泊10$もしますが、ミャンマーは全体的に宿が高いと言われているので、これでも設備を考えたら普通のようです。ラッキーなことに二人相部屋の宿泊者がいないので、一人で使えることに。

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テレビはBRAVIA(笑

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さすがは外国人バックパッカー向け宿というべきか、なんとコンセント形状がユニバーサルタイプです(ミャンマーはBかB3)。

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自転車はフロントのベランダに置かせてもらえました。乾季で雨の心配はないのでこれでOK。

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ではATMに行ってミャンマー・チャットを手に入れますか。なんかCMが画面に流れてます。

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今日は日曜日のせいもあってか、お店の休みも多いですが、

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スーレイ・パゴダというこの仏塔が街のランドマーク。

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この眼の前のレストランで、

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チャーハン食って夕食にします。これで2000チャット(≒170円)。トランプ大統領で円安が進んだのがなぁ。

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ミャンマービールで一人乾杯して、さぁ明日からどんな旅をはじめますかね。


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コメント 1

as

今回の自転車旅行はミャンマーでしたか。確かに最後のフロンティアですね。これから日本からの企業もバンバン進出して中国史本も入り一気に国際化していくと思うので、ミャンマーらしさが残っている良いタイミングでのご旅行かもしれませんね。乾季で暑そうなので健康と安全第一で楽しんできてください!応援しています。
by as (2016-11-14 21:48) 

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