メキシコシティ散歩 [メキシコちょっと贅沢自転車旅行記]
久しぶりに走らない日です。のんびり宿で…と行きたいところですが、今日は買い物&観光の日。まずは宿の朝食を食べて、とあるショッピングモールに出発です。
ちょっと離れたところに行くなら、最も便利な「自転車」という交通手段を持っている僕ですが、昨日遭遇したメキシコシティの道路事情、なまじ自転車で行動すると盗難に遭う可能性から考えて、自転車ではなく公共交通機関を使って移動することにしました。
メキシコシティで市民の移動の中心となっているのは
・地下鉄(メトロ)
・路線バス
・トロリーバス
・タクシー
といったあたりですが、10年ほど前にBRT(バス・ラピッド・トランジット)に分類される「メトロバス」というものが導入され、それなら目的地に乗り換えなしで行けることがわかったので、今回利用してみることにしました。
宿から歩いて10分ほど、インスルヘンテス通りにある「レボルシオン駅(革命記念塔の近くのため)」につきました。
走っているのはバスですが、停留所はプラットフォームのように高くなっていてまさに「駅」。
乗り方としては、まず日本のFelicaようなプリペイド方式ICカードのみでの運用となるため、一枚買わないといけません。
駅の改札前にカードの発券・チャージ機があるので、16ペソ(カード発券料10ペソ+チャージ6ペソ分)で購入し、
カードを手に入れました。この時20ペソとかでカードを買ってしまうと釣り銭は出ずに、チャージが10ペソ分になるので、旅行者のように1-2回しか使わないなら、
あまりが出ないように小銭を用意して購入とチャージを行うのがコツです。
これで2時間以内の1区間移動ならバスを乗り換えても全距離6ペソ均一料金なので、最低一区間は乗れることになります。
駅改札にはたいてい警備員・警官がいますが、バス内での犯罪対策でしょうか。
改札でカードをかざして通ったら、鉄道のようにプラットフォームとバスの床面が同じ高さになっているので、そのまま乗り込みます。完全に鉄道感覚。
運転頻度は非常に高く、ほとんど待たずに次から次へとバスがやってきます。
そしてこのメトロブスは幹線道路の中央部を専用レーンとして整備してあって、他の車両はそのレーンを走ることは禁止なので、スムーズに高速移動…というのが狙いのはずですが、メキシコシティ中心部は信号も多く、また駅も鉄道ではなく日本の路線バスのような間隔で設置してあるので、全然移動は速くありません。
20km少々の移動に1時間かかって、ようやくメキシコ大学の南にあるショッピングモール「ペリスール」にやってきました。
入ってみるといきなり大型タッチパネルの案内システムがあったり、かなり近代的なモールです。
で、なんでここに来たのかというと、このお店があるから、
「Sony Store Mexico」です。
メキシコ国内にはリアルSony Storeが2店舗あって、そのうちの一つがここなのです。
面積は狭いですが、店内にはXperiaやBRAVIA、
アクションカムやαの展示と販売がされていました。
ここにちょっと買い物の予定があったので来たわけですが、やっぱりこうやって各国の首都ぐらいにはSony Storeがあって、いつでもサポートを受けられる状況なら、旅行者としてもかなり安心して使えるので、米国で進んでいる「Sony Store縮小」も考えなおしてくれないかなと思ってしまいます。
買い物が終わったら、また1時間メトロブスに乗って革命記念塔まで帰ってきました。
一度宿に戻って買い物の荷物を整理したら、
宿近くの6ペソ屋台を冷やかしながら、またまた世界遺産であるメキシコシティの歴史地区へ向かいます。
タコスやトルタスと並んで多いのがこの「とうもろこし」の屋台。
スマートフォンのカバーを売る露天商もたくさん見ます。
アラメダ公園を抜けて、
中心部に近づくと、人も沢山。
こういう日本発キャラクターを見かけることもメキシコではしばしばです。
なんかトロリーバスが動けなくなってるんですけど。
街の中心部では各種の専門店街が形成されていて、地下鉄「サンファン・デ・レトラン」駅の近くには秋葉原のような電器店街があります。
PC系のお店に行くと、何やらオンラインPCゲームで遊ぶ人たちが。
この「Plaza de la tecnologia」は、アキバのラジオデパートのようなところ、というとわかりやすいかもしれません。
PC系/オーディオ系を中心に「タブレット専門店」なんかも見かけました。
もちろんSonyショップみたいなところも何件かあり、
BRAVIAや、いかにも中南米市場向けというオーディオを見かけると「あぁ日本とは需要が違うんだな」と感心してしまいます。
その後はさらに歴史地区に向けて歩いて行くと、
行列の出来ているタコス屋。美味いのかなぁ。
こちらは国立宮殿。
メトロポリタン大聖堂はなかなか立派です。
このへんのあたりが世界遺産。
官庁街でもあり、巨大都市メキシコシティの最中心部でもあるので、観光客から地元民までぞろぞろと歩いています。
メトロポリタン大聖堂の2ブロック北側はカメラ専門店街。
電器店とは完全に別のお店になるんですね。品揃えはほとんどのお店が「キャノン→ニコン→Sony→その他大勢」という序列。Sonyのカメラも二強に次ぐ地位を確保してきた感じですね。
他にも古本の露店通りや、
ベジャス・アルテス宮殿のあたりをのんびりと歩き、
市民の様子や、
怪しい露店を見たりして、
最後にタコスを食べれば散歩は終了です(結局タコスかよ!)
おじさんいい仕事してます。
明日はこれまた世界遺産「テオティワカン」を見に行きます。
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