絶景は険しい道にあり [ベトナム縦断自転車旅行記]
一日休息をいれたことで、体はかなり軽くなりました。今日から走行再開です。
朝の8時にニャチャンのホテルを出て、朝のバイクラッシュを交わしたらまずは40Kmほど走って、ニンホア郊外で一休みします。
ベトナムは街道沿いに高密度で飯屋(QUAN COM/COM/PHO/BUNなどと表記された店)、カフェ(といっても日本のようなオシャレなカフェではない)が並んで営業しており、休憩場所はほぼ自由に選ぶことが出来ます。
上の写真の店もその一つで、ここでベトナムコーヒーのアイスカフェオレ(カフェ・スア)を飲みながら一休みし、さらに水の補給もします。
中にはこの店のようにマルチ営業で、SIMカードを売ってるなんてのも普通にあります。
その後はしばらく代わり映えのしない直線道路を走り、
昼食は予定通り、街道沿いのフォー屋さんで、
熱いフォーをいただきます。
この昼食をとった街の先から道路の様子が変化し、 平野を走る直線道路から、海に突き出た岬を巡る小さな峠越えの道となりました。
まずは左手に碧い海を見ながら、高度を上げていき、隣の島なども見える岬の突端へと近づいていきます。
道路はどんどん高度を上げていきますが、鉄道はそんなに急にアップダウンできないので、トンネルが掘られて常に道路の遙か下を走っています。
ちょうどベトナム鉄道の貨物列車が通っていきました。
そういえば、この峠道何故か道沿いに水まきをするホースがやたらと設置されてます。
この水のおかげで僕はすっかり涼しく登れることが出来たのですが、これ何のために設置されているんでしょう。バスやトラックのブレーキを冷やすためか?
そんなこんなで200mほど上昇したらそこが峠。
ここから先は急激な下りが待っています。
途中になにやら奇岩が。
下り終えたところで珍しく鉄道とクロスするように道が続いていて踏切が登場します。といっても遮断機ではなく、係員が手作業で開け閉めする形式のものでした。
ここまで100Kmほど走っており、残りは20Kmちょっとなのですが、周囲は田んぼだらけの平坦な道になり、風も背中からの強烈な追い風となったので、平均時速25Kmオーバーで一気に進んでいきます。
一人旅は自分の走行中の写真が撮れないので、せめて影でもと言うことで(笑)
夕方17時半。123Kmを走ってトゥイホアの街に到着です。
ホテルは7$のホテルへ。
海岸沿いになって、徐々に道も変化が出てきました。ちょっと道は険しくなりますが、その分これからは景色も大いに楽しみながら進んでいけそうです。
どこか日本の風景に似ているような…
by Santa (2012-03-09 10:10)