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変化・進化 [ベトナム縦断自転車旅行記]

昨日はホテルに着いたのが0時とかだったので、今日は昼前までゆっくりと就寝。

明るくなってから、ホーチミンの安宿街「データム・ブイビエン通り」に繰り出します。

DSC06935.jpg

しかし当たり前ですけど暑い!10時ぐらいのこの段階でも強烈な日射しに体感温度は30℃オーバーです。

今回の旅は北に向かうのが目的ですし、ホーチミンの有名どころは6年前におおかた行ったので、今日はのんびりと安宿街で旅の準備と、気候への体慣らしをしていきます。

その前にまずは朝ご飯。

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やっぱり朝飯はフォーでしょうということで、牛肉入りのフォー「フォー・ボー」です。これで45000ドン(約180円)は、ちょっと値上がりしてる感じ。

そして前回もシェイクを飲みながら眺めていた、電線がぐちゃぐちゃに絡んだ電柱を見に行ってみます。

DSC06937.jpg 

相変わらずこの状態ですね。もうずっとこのままでも誰も困らないし、それでいいんだろうな(笑)

その後はこれから旅を進めていく上で重要な「ベトナムの国内携帯電話会社SIM」を探して街を歩きます。

ベトナムではSIM自体はそこらの屋台やコンビニでも売っているぐらい、ポピュラーに流通してますが、目的の「データ通信サービス付き」かと「アクティベーションのやり方を教えて欲しい」というのもあって、その辺も受け答え出来そうな携帯屋が必要だったのです。

そんな中でSonyショップを見つけて、

DSC06938.jpg 

日本では売ってないCyber-shot S5000などを見ていたのですが、その近くにNOKIAのロゴを出した携帯屋を見つけました。

店員のおばさん、英語は片言でしたが、僕の「データ通信サービス付きSIMが欲しい」という意図は理解してくれて、
ベトナム第一のキャリア(?)らしいmobifoneのSIMが出てきます。

DSC06946.jpg 

これを買った後、「999」という電話番号に必要なSMSを投げて、アクティベーションとデータ通信サービスの利用を申し込んで行くわけですが、その作業は、おばさんが古いモノクロ液晶のNOKIA携帯を出してきて、全部やってくれました。

後は僕のSIMフリーXperia mini proにSIMを差し込んで、mobifoneのAPN情報

APN:m-wap
USER:mms
PASS:mms

を手動で設定するだけ(このAPN設定情報はネットで見つけました。おばさんは知らなかったみたい)。

これで無事に1Mbps/30日間/500MB利用可能な状態になりました。もちろんAndroidなので、標準のテザリング機能を使えば、iPhoneやVAIO Pもネット接続可能になり、SoftBankの海外パケット定額を使う必要も無くなります。

なのでiPhone側は携帯電話の電波でデータ通信しないよう全てをOFFにし、WiFiでのみデータ通信するようにします。

IMG_0574.jpg 

これなら一日1980円(2980円)などという高額を払う必要は無し、なんたってこのSIM、購入価格6万ドン(約240円)です(笑)。500MBを使い切ったらまたプリペカードでチャージするか、新しいSIMを買えばいいですし、7.2Mbps/30日間/3GBで1000円弱なんてプランもあるようです。

やっぱり海外旅行には「海外パケット定額」ではなく「SIMフリー機で現地SIM」ですね。

しかしこれだけモバイルデータ通信が安く利用できるようになったからでしょうか、前回はホーチミンの安宿街そこかしこにあったネットカフェが、大幅に減少しています。そこらへんこの6年間で一気に進んだ、PC→スマートフォン&固定→モバイルへの潮流の移り変わりを感じてしまいます。

6年間の移り変わりと言えば、以前は無かったMINI STOPやサークルKがブイビエン通りに進出してきてますし、

DSC06939.jpg 

6年前は4000ドンだったシンカフェ前のフルーツシェイク(シン・トー)屋のシェイクの値段が、15000ドンになっているのでも感じます。

DSC06945.jpg 

なおこの6年間で円高とベトナムのインフレが進行したことで、1円=約130ドンから1円=約250ドンと変わったので、
シェイク屋の値上げ率はほぼ2倍ということになります。

しかし為替レート以上の値上げをしてない店も、

DSC06941.jpg 

6年前に毎日通った“日本食ぽいレストラン”「アジアンキッチン」です。

今も元気に営業しているこのお店では、とんかつ+ご飯と味噌汁が45000ドンだったのですが、今回行ったらこの組み合わせは79000ドンと、日本円換算では安くなっている状態です。

そしておなじみのアジキチ丼や、

DSC06942.jpg 

お好み焼きがメニューに加わっているなど、この6年間の進化を感じます。

DSC06943.jpg 

そして今日もまた問題の「トマトソースで食べるトンカツ」を注文(笑)

DSC06944.jpg 

味は正直落ちました(ぉ。なんかシェフが変わったのか一段と日本食から離れてしまって、もはや“日本食ぽい”から“ニセ日本食”レベルに。あの女の子達もいないし(ぉぃ)、ちょっと寂しいアジアンキッチンに…

とまぁこうやって6年の間に起こった色々な変化と進化を確かめる一日でしたが、それでもホーチミンは楽しいです。
この活気、この熱気、まだまだものすごいスピードで変わっていくんだろうなぁ、この街は。


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コメント 4

店員佐藤

6年前との違いと言えば写真画質も大きく進化したような。
前回のカメラはなんでしたっけ!?
by 店員佐藤 (2012-03-02 07:13) 

Santa

しかしすごい電線ですね。
どうにかなっている?
どうにかしている?
本当に不思議な光景です。

美味しいもの食べて身体ならして、
楽しい旅行記楽しみにしていますよ。
by Santa (2012-03-02 10:51) 

K

おじゃまします

ホーおじさんの国の旅、楽しそうですね^^。

ベトナムというと、フランスっていうイメージもありますが、南と北で街の雰囲気がどう変わるのかも気になるところです。

体調や事件・事故に気をつけて、完走できるよう応援しています^^/。



by K (2012-03-02 22:08) 

as

インフレも感じつつ、ベトナムの経済成長を身をもって体験されていますね。肌で感じることってすごく重要ですよね。それにしても、凄い電線。これでトラぶった時はどうやって対処するんだろうかと心配になりますが、そんな細かいことを気にしないのもベトナムの良いところなんでしょうね。
by as (2012-03-04 16:53) 

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