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iPhone4S SoftBankと“au”から10月14日発売 [携帯電話・iPhone]

アメリカで開かれたAppleのiPhone発表イベント「Let's talk iPhone」にて、第5世代目(日本では第4世代目)のiPhone「iPhone4S」が正式に発表され、同時に日本ではSoftBankだけでなくauにも対応・販売となることが明かされました。

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iPhone4S (apple.com/jp)

ここ半月ほどメディアを騒がせてきた「次期iPhoneはauからも販売される」という噂は、ついにここで正式なものとなり、2008年7月の発売以来3年間続いた日本でのSoftBankのみでの販売も、10月14日を終焉を迎えることとなりました。

これが実現された理由は、iPhone4Sが搭載した通信チップ。

この通信をつかさどる部分に、GSM/HSPA(docomo/SoftBank/EMOBILEが採用する方式)とCDMA2000(auが採用する方式)どちらにも1チップで対応出来るQualcomm製のものが採用され、方式ごとに作りわけずとも、一つの製品ですむようになったからです。

実際にスペック表にも

・UMTS/HSDPA/HSUPA(850、900、1900、2100MHz)GSM/EDGE(850、900、1800、1900MHz)
・CDMA EV-DO Rev. A(800、2100MHz)

という記述がなされ、同じ商品であとはどちらで契約するかを選べるようになっています。

海外SIMフリー携帯電話端末愛好家としては、これでauもmicroSIMを提供するようになり、ユーザーがSIMスロットにSoftBankかauどちらか好きなほうのSIMを入れたら、そのキャリアで使える、というようになれば理想的なのですが、注意事項に

「CDMAは、iPhone 4SをCDMAネットワークで使用する目的で購入およびアクティベートした場合にのみご利用いただけます。」

という記述があることから、auで契約する際はauが発売しているHTC/motorola機と同じようにSIMスロットは使わず、端末の契約情報ROMに直接書き込まれる仕組みになりそうです。

【追記】 夜があけてApple日本法人の発表会が開催され、auもmicroSIMを発行する方式がとられることになるそうです。ただし、購入時にCDMA機能をONにするための販売アクティベーション作業が店頭で必要となります(そのとき商品にSIMロックがかけられる?)。

両キャリアの料金体系や販売方法などは、おそらく今日中に発表されると思われます。あとはAppleストアがSIMフリーのままで販売してくれることに期待ですかね。

 

その他iPhone4→iPhone4Sの変更点としては、

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・CPUをシングルコアのAppleA4からデュアルコアのAppleA5へ変更(iPad2と同じCPU)
・カメラを500万画素→800万画素へ強化(フロントカメラは変更無し)
・1080p動画撮影に対応
・外形デザインはそのまま、質量のみ3g増
・UMTS/C2K両対応になったことにより、サイドのアンテナ兼用ステンレスバンドの切れ込み位置が変更
・HSPAカテゴリー10(ダウンリンク最大14.4Mbps)対応
・音声認識Siri対応(発売当初は英語/仏語/独語のみで日本語非対応)
・Bluetooth 2.1+EDR→Bluetooth4.0へ
・64GBタイプが追加
・3G連続通話時間1時間増/連続待ち受け時間100時間減

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といったあたり。

結局iPhone3G→iPhone3GSのときと同じく、筐体そのままで中身をチェンジしてブラッシュアップさせたマイナーモデルチェンジと言うことになりそうです。

発売は10月14日。

全く同じ端末のSoftBank版/au版が同時に店舗に並ぶという、おそらく過去日本の携帯電話業界では一度も見られなかった状況が発生するので、業界人としてはそういう面でも目が離せません。

なお、SoftBank版とau版の違いとして確定しているのは、「CDMA2000がマルチアクセス(データ接続と音声接続を同時に行うこと)に対応していない」ことから、au版には

「データ通信中に着信があると、データ通信が途切れる」
「ヘッドセットなどで通話しながらネット閲覧をする、といったことが出来ない」

という制限が発生することです。

あとは「auのCメールがSMS/MMSと違う仕組みのため、使えない可能性がある」「ezweb.ne.jpメールがどうなるのか」といったあたりも気になりますが、それはauからの正式発表待ちですね(来年早々にそこらへんを改善するという情報もあります)。

そして販売価格やパケット通信料金を、両社がどう設定するのかも…

【10/7 AM2:00追記】  まずはKDDIのほうから料金プランなどが正式にリリースされました。基本は他のスマートフォンと同じ扱いで、auの料金プランならどれでも入れるのですが、それだとフラットでもデータ通信料金が5,460円/月と、SoftBankの4,410円/月より1,000円も高くなってしまうため、24ヶ月間ISフラットの料金を4,980円/月にするキャンペーンが行われます。

販売価格はSoftBankと同じく「実質0円」(16GB版)方式をとっていますね。またSMS/ezweb.ne.jpドメインメールは、10月14日の発売当初から対応する予定とのことです。

 

 

以上、iPhone4Sを見てきましたが、僕は今回は見送り確定。現在のiPhone4で不満はありませんし、iPhone3G→iPhone4と進んできた経験からも「iPhoneは2年に一回サイクルでの買い替えで十分」と言っていいと思います。

逆に3GSユーザーの方は確実に今回は買いでしょうね。

ただもし海外と同じように「Apple直販でSIMフリー版販売」が始まったら、もしかしたら買い替えるかもしれません。あ、でも次のiPhoneは短いサイクルで来年6月という噂も(笑)

複数キャリアからの販売開始で、日本の携帯電話業界にどのようなインパクトを与えるのか、今後も目の離せないiPhone4Sでした。

あ、iOS5とiCloudの提供開始は二日早い10月12日ね!

 

Best of LISMO!

Best of LISMO!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMR(SME)(M)
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: CD


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