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SonyEricsson Xperia X10 Review 開梱篇 [Sony・MobileCommunication]

発表から発売まで、半年以上間があいたりするのが珍しくないSonyEricsson携帯電話。今回のXperia X10は比較的頑張って、11月3日発表→3月30日発売と、なんとか5ヶ月のスパンで発売にこぎ着けました(実はもっと早く2月頃に発売する予定だったという裏話が、どこからともなく聞こえてきたりするのですが(笑))

そんなX10をどこでどうやって手に入れるのか、当初はXPERIA X1に続いてイギリスのClove Technologyから買おうと、2月の予約開始直後からホワイトの注文を入れていました。

ところが3月末の発売が近づくにつれ、次々とドタバタが発生していきます。



3月23日 ブラックは入荷が3月30日に決まったのに、ホワイトはOrange(フランステレコム系キャリア)版しか入荷しないので、SIMフリー版は売れないというメールがやってくる→仕方ないので「ブラックで良いです」と返信。

3月24日 お詫びに売価410ポンドだが10ポンド値引きするよというメール→これはラッキーと喜ぶ。

3月26日 貴方の国ではちゃんと周波数とか対応してるかい?という確認のメール→日本のドコモもソフトバンクも、W-CDMAバンド1に対応してるよと返信。

3月30日 入荷が1週間延びて4月6日になってしまったというメールがやってくる→1週間ぐらいいいかと「別にいいよ」と返信。しかしここからの1週間で円安が急激に進行、1ポンド=137円が1ポンド=144円になる(笑)

4月5日 WEBサイト上に「入荷が遅れて4月12日になった」という表示がされる→連絡がないのでどうなってるのかと問い合わせ。

4月5日 twitterで香港の方から「香港版はPoBox入ってたよ」というメッセージをいただく→香港版でいいんじゃないかと調査開始。

4月7日 香港版はホワイトも簡単に手に入ることが判明。Cloveに正式に予約キャンセルを申しいれ。香港版を扱う業者に注文。

4月10日 香港よりXperia X10到着。



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とまぁ色々な紆余曲折を経て、当初の希望通りホワイトのXperia X10が手に入ったというわけです。

なお発売の遅れを気にせずにイギリス版だったら、本体+送料+関税で約65,000円。最終的に買った香港版は本体+送料+関税で約75,000円だったので、1万円ほど損してますが、SO-01Bが二年縛り無しだと約70,000円ですから、SIMフリーであることを考えれば、今回も妥当な価格だったかなと思います(てか日本が高くね?)。

というわけで、早速香港から入手したSIMフリーXperia X10を開梱していきましょう。

親切で分厚いマニュアルがついてくるSO-01Bと違い、簡素なパッケージの海外版は箱もそれほど大きくありません。裏面にはQuickTimeロゴ/WiFiロゴ/Androidロゴと、「フランスに持って行った時、無線LAN機能は屋内でしか使えないよ」という注意事項が23カ国語で書いてあります。

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底面はSonyEricsson & make.believeロゴ。

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上面はおなじみSonyEricssonエンブレムです。

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向かって左側面にはシリアルナンバーやIMEIが入ったシールが貼ってあるのですが、そのシールに対応している周波数の記載があります。

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GSM/GPRA/EDGEは850/900/1800/1900のクワッドバンド、W-CDMA/HSPAはバンド1/4/8に対応していることがわかります(バンド「1」はドコモやソフトバンクも使用している2100MHz、バンド「4」は米T-Mobileの1700/2100MHz、バンド「8」は今後ヨーロッパで増えてくるであろう900MHzを示しています。ちなみにドコモのFOMAプラスエリア800MHzはバンド「6」、イーモバイルとFOMAプラスエリア1700MHzはバンド「9」、この4月に2Gを停波させたので、今後はW-CDMAに転換されるソフトバンクの1500MHzはバンド「11」になりますので、海外携帯電話を買うときに参考にすると良いでしょう。)

箱は縦長でiPhone3Gの箱より少し大きいぐらいです。

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XPERIAシリーズ初号機のX1の巨大な箱に比べると、かなり小さいです(逆にSO-01Bの箱はX1ぐらい大きさでしょうか)。

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蓋を開けるといきなり本体が埋まって鎮座しているあたり、やはりiPhoneのパッケージングを意識しているのでしょうか。

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本体を載せている部分には、Timescape/Mediascapeでおなじみ富士通ロゴ、インフィニットマークがうっすらとエンボスで入っています。

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本体の下には各種マニュアルと周辺機器。

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標準で入ってくるのはACアダプタ、電池パック、ヘッドフォンマイク、USBケーブルになります。

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SonyEricssonの携帯電話説明書がおざなりな紙一枚なのは、毎度のことなので驚きはありません(ていうかSO-01Bの説明書って何が書いてあるんだろう。日本法人は頑張ってるなぁ。)。

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電池パックは1500mAhのBST-41、僕にとってはおなじみの電池パックです。

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何故おなじみかというとXPERIA X1と同じ電池パックだから(笑)

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電池が保たないと噂になっているXperia X10も、これならダブルバッテリーなので心配なし。イベントでソニエリの中の人にも既に伝えてありますが、こうやってアクセサリーの使い回しがきくというのは重要なので、今後もこのサイズの携帯電話を出すときは、ずっとBST-41を使い続けて欲しいところです。

ACアダプタにSonyEricssonロゴが入っているのもいつも通り。

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ただし日本向けの製品じゃないのでプラグ形状はC型。マルチボルテージ対応でDC出力は700mAです。

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まぁどうせUSBで充電しちゃうので、このACアダプタは使わずじまいになりそうです。そういえばイギリスから輸入したXPERIA X1に入ってたのは、さすがイギリスらしくBF型プラグだったなぁ。

てなわけで、充電だけでなくPCとのシンクロケーブルも兼ねるので、ACアダプタより重要なUSBケーブル。

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プラグは今後ヨーロッパでは携帯電話充電ケーブルの標準規格となるmicroUSBです。

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ヘッドフォンは当たり前ですがSonyグループらしいu型ケーブル。

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でも何故かオープンエアタイプです。

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SO-01Bは「音質の良いモノを」というドコモ側のリクエストで、カナル型が付属しているそうですが、

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XPERIA X1はもともとカナル型が付属だったじゃんと思わなくもありません(右がX1付属品)。ま、どうせ自分の持ってるヘッドフォン使うからあまり関係ないんですけどね。

通話用のマイク部分はクリップが付いていたりいつものクオリティ。

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さりげなくSonyEricssonロゴが入っています。

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さて本来付属するアクセサリはこれだけのはずですが、SonyEricsson香港がおまけで入れてるのか、販売店が気を利かせてくれたのか、他にも簡易レザーケース(SonyEricssonロゴ入り)・スクリーンプロテクター・簡易スタンド・日本用電源プラグ変換アダプタが入っていました(さすがにプラグアダプタは販売店が入れたモノでしょうね)。

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この中でも注目したいのが簡易スタンドEC500。その存在は知っていましたが、姿を見るのはこれが初めて。SonyEricssonロゴも入って、これが純正品だというのがわかります(X10専用ではない)。

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裏は滑り止めのゴムがあります。

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で、これをどうやって使うかというと、上のパーツを起こして、90度でカチッとロックが入ったらそれでおしまいです(笑)

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早速X10を置いてみましたが…

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こんな小さいモノでこの大きなスマートフォンをどう支えろと(爆)

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べつに充電スタンドとかDockになるわけでも無いし、こんなの作ってるヒマがあったら、接続端子を本体下に持ってきて、ちゃんと充電・シンクロに使えるユニバーサルドック作って下さい(笑)>SonyEricssonの皆様

これでようやく周辺部分のレビューが完了。では本体を見ていきましょう。

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初めて本体を自分の目で見てから5ヶ月、やはりこの直線と曲面(ヒューマンカーブチャー)を絶妙のバランスでミックスしたスタイリングは、SonyEricssonらしい秀逸な出来だと思います。

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ただし画面サイズをかせぐため、本体はかなり大きめ。

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和式ケータイ代表のN705iμ(これでさえ買った時「でかいな」と思った)は言うに及ばず、XPERIA X1やiPhoneよりもさらに一回り大きくなります。

厚さはiPhoneとほぼ一緒。

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裏面は複雑な曲面を描いていて、上と下で本体の厚さが微妙に違います(下の方が薄い)。

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この裏面のXPERIAロゴとSonyEricssonロゴですが、X1のようなエンボス刻印でなく印字になっていて、印字の上からコーティングもされていないので、

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X10を固い机の上に置くことを繰り返しているうちに、ロゴがかすれてしまう可能性大です。これを避けるためにさっきの簡易スタンドは有効かもしれません。しかしここにキャリアロゴプレートが入っていないのは、やっぱり美しいですね。

裏蓋は上下左右6カ所に小さなツメがあってパチパチとはめ込んでいくタイプ。

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ちょっと頻繁に蓋を開け閉めするには辛い方式ですね。

裏蓋を開けると、電池パックが結構な容積をとっているのがわかります。

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付属品である8GB(SO-01Bは16GB)のmicroSDカードがすでにスロットにささっていました。

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SIMはmicroSDスロットの左隣、この方向で挿入します。

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カメラは810万画素。

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裏面向かって右上にモノラルスピーカー、

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向かって右真ん中やや下にマイクがあります。

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スピーカー・マイクの反対側の側面には、音量調節ボタンとシャッターボタン。

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受話口周辺には充電中に光るステータスランプや、人感センサーがあります。

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ちょっとホワイトボディだと人感センサーが目立ってしまってカッコ良くありません。ここは受話口周辺まで含めて何か一パーツにまとめたデザインエリアを作って、うまいこと隠して欲しかったところです。

上面には電源ボタンと3.5mmステレオミニプラグ、充電/シンクロケーブル用microUSBポートがあります。

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その結果、充電するときにはこの上面の蓋をあけて、コネクタを接続することになります。

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X10のデザインで一番納得いかないのがここ。ストラップホールを底面に作る必要があったというのはわかりますが、やはりこの本体上面にケーブル差し込み口があるのはどうにも使い回しがよくありません(僕はクレードル大好き派)。

正直iPhone Dockの「置くだけで充電・シンクロ」という使い勝手の良さが、iPhoneを使いたくなるモチベーションの一つになっているとさえ考えているぐらいなので(同期や充電を忘れることがほとんど無い)、今後はそこらへんも考慮してもらいたいなぁと思います。

その問題のストラップホールは底面中央。

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画面下は、MENUボタン・HOMEボタン・戻るボタンの三つが並びます。

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この三つのボタンの間にホワイトのキーイルミネーションが仕込まれています。

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ちょっとキーが下過ぎて、推すときに不安定な気もしないではありません。

 

以上Xperia X10の外観を見てきましたが、スタイリングはさすがSonyEricsson、画面側を直線で構成してすっきりさとスマート感を出しながらも、裏面は有機的な3次曲面で柔らかさを演出し、持った時に手に馴染む実用性も実現するなどよく考えられていて、個人的にはiPhoneより好きです。

どちらかというとヘアラインを前面に押し出し、金属的でヘビーな道具感を出していたX1に比べて、女性受けするかなと思います。

今回僕は裏蓋が手の脂でテカりそうなブラックを避けてホワイトを選択しましたが、このホワイトはちょっとベタすぎるので、RollyやPSP goのホワイトみたいなラメを入れたホワイトのほうが良かったかもしれません。

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ていうかNOKIAのX6見たいな青とか赤のカラバリ増やしてよ、と声を大にして言いたいのですが(誰がスマートフォン=モノトーンと決めた!)、それは夏に買うであろうXperia X10miniの役目かなぁ。

 

というわけで次回は電源を入れてXperia X10を起動してみる予定です。

SONY ERICSSON Xperia X1の  BST-41  対応バッテリー

SONY ERICSSON Xperia X1の BST-41 対応バッテリー

  • 出版社/メーカー: ロワジャパン
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Riever

本場、パッケージも素晴らしいですね。DoCoMoにももう少し見習って欲しいなと・・・あ、あとSO-01Bの説明書はDoCoMoの公式サイトからpdfで見られるので、興味があるようでしたら見てみても良いかもしれません。
www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/manual/download/so01b/index.html

>SO-01Bは「音質の良いモノを」というドコモ側のリクエストで、カナル型が付属しているそうですが
アレ、DoCoMo側の要望だったんですか。肝心の音はその辺の付属にも劣・・・(^^;;

バッテリーパック、今後も強要できるようにしていって欲しいところです。おそらく私も、今後回続けることになると思うので(笑)
by Riever (2010-04-12 15:35) 

かつぽん

う、うらぶた・・・ハァハァw
by かつぽん (2010-04-12 15:53) 

as

相変わらず細かいところまでレビューされていますね。この辺りがakoustamさんのレビューに皆が絶大な信頼を寄せる理由なんでしょうね。デザインが本当に洗練されていて、ここまではなかなか良さそうです。あとは使いかって。次のレビューも楽しみにしていますね!!
by as (2010-04-12 22:06) 

蔵三

>イベントでソニエリの中の人にも既に伝えてありますが、
>こうやってアクセサリーの使い回しがきくというのは重要なので、
>今後もこのサイズの携帯電話を出すときは、
>ずっとBST-41を使い続けて欲しいところです。

さすが akoustam さんです。完全に同意します。
ま、完全に互換性を保った高容量版なら文句無いですが…(笑)

ちなみに…SO-01Bにもこの BST-41が付属していました。
その上、docomoショップに注文していた SO04も
箱だけSO04で実際に入っていたのはBST-41でした。

どうせ SonyEricsson のをそのまま使うのなら
裏蓋こそ、そのまま使って欲しかったですね(笑)
この美しい裏蓋ならカバーを付けて守りたくなります。

SO-01Bの裏蓋なら、1,980円のカバーとかを買うより
840円で取り替えられるので、そのままにしておきますね。
by 蔵三 (2010-04-12 22:36) 

NO NAME

携帯電話って関税かかんないすよ。
by NO NAME (2010-04-13 18:34) 

taiyan1126

初めまして^^
私はシンガポールの「sony style」で購入してきました。
黒ですが同梱物は一緒でした。
保証も一年ついて、更にシンガポールのソニーサイトから登録すると、三ヶ月延長保証が付くようです。

値段は約61000円で、免税扱いになるので
簡単な申請をすると、帰国時空港で約3500円程還付されました。

先程、スクリーンプロテクターを貼ろうと、購入時の保護シートをはがしてみましたが、画面を見ると最初からスクリーンプロテクター貼ってあるように見えますが、akoustam さんのはどうでした?
by taiyan1126 (2010-04-25 14:45) 

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