Cyber-shot DSC-WX1 Review パーティーショットIPT-DS1 肉の会ショット篇 [Sony・Cyber-shot]
本日は都内某所で、デジモノ好きが集う「肉の会」なるものが開催されました。
この大きな肉塊を丸ごと焼きながら食べること、メンバー10人で5Kg!
大きな鉄板で焼かれた肉は、各個人の熱い銀の鉄板に移され、
焼きたてを一気にかっ食らうという豪快な会だったわけですが、
こんなグッドタイミングでパーティーが開かれる以上、“あれ”を出動させなくてはもったいないということで、パーティーショットIPT-DS1を会場に持って行きました。
インテリジェントパンチルター IPT-DS1 (SonyStyle)
なにせ説明書すら読んでなかったので全くの手探り状態でして(笑)、とりあえずDSC-WX1をセットし、双方の電源を入れると、自動的にWX1がパーティーショットモードになり、どんどんと撮影を始めて行くのがわかりました。
で、パーティーショットモード時は、ほとんど全ての撮影機能がオートになってしまうのですが、IPT-DS1の「MENU」ボタンを押すとWX1の画面上に設定画面が起動し、回転角度と、
撮影頻度を選ぶことが出来るようになっています。今回は「低」にしてみたところ、1分間で2枚弱のぺースで撮影していました。
そのほかフラッシュの発行禁止等もこのMENUで決めることが出来ます(TX1の場合。WX1はセットする前にフラッシュのモードを決めてからセットする必要あり。)。
自動撮影中はIPT-DS1下部の3カ所のLEDが白く点灯し、
シャッターが切れる瞬間1回点滅するようになっています。
また、撮影中にIPT-DS1を接地面から持ち上げると、回転する円盤部分と固定されるベース部分のパーツの間で接地状態を検知しているので、浮いた瞬間に自動撮影が止まる機能がついています。
というわけで、早速パーティーショットがどんな写真を撮っていくのか、読者の皆様に公開するわけですが、何せ肖像権の問題があるので、僕以外の参加者様の顔を出すことが出来ません。本当はスマイルシャッターの威力で笑顔が撮れていたり、パーティーショットの目論見通りカメラ目線じゃない写真が撮れているのですが、そこらへんはモザイクのせいでほとんど分からないと思います。
ここから後は読者の皆様の想像力で、どんな写真が撮れたか感じていただくしかないことを、なにとぞご容赦ください。また参加者様で「この写真は出して欲しくない」という方がいらっしゃいましたら、お手数ですが僕に連絡をお願いします。すぐに削除いたしますのでm(_ _)m
上の三枚は同じところにWX1+IPT-DS1を置いて撮影したモノです。ちゃんとWX1が構図を考えて自動でズーミングし、様々な焦点距離で撮っていることが分かると思います。
いちおうWX1がスマイルシャッターで笑顔を狙っているのですが、何せ参加者は当代きってのデジモノ好き、意識するなと言っても意識してしまい、カメラ目線で笑顔になることもしばしば(笑)
パーティーショットがちゃんと回転して、テーブルに二列に並んでる人を別々に撮っていることが分かりますね。
ただしたまに人間を見失うのか、明後日の方向を向いてパチリとしてしまうこともあります。
なんだこりゃ…ゴーストも出てるし。
回転を360度にしておけば、パーティーショットはぐるりと反対を向いて定期的に僕を撮影していったりもします。
今回の撮影で一番パーティーショットらしい撮れ方をしたこの一枚。
誰もカメラ目線でないので会の臨場感が出ています。
そのうちみんな肉とデジモノ談義に集中してしまったので(笑)、ここから後はカメラ目線無しのショットがたくさん撮れました。
(黙々と男10人が肉を食らうの図)
以上パーティショットのテスト撮影をお送りしましたが、なるほど宣伝文句に違わぬ賢い動作をしてまして、何度か使ってこの機能の特性を把握すれば、かなり面白いショットが撮れると思います。
やはり利点としては、
・勝手に撮影していくので、カメラマンが除け者にならずにすむ。
・カメラ目線でない自然な写真が撮れる(被写体がパーティーショットの存在を忘れてしまえば)。
・アルゴリズムが良くできてるので、いわゆる「日の丸」写真になったりしない(下手なカメラ初心者より構図作りがうまい)
といったところが挙げられるでしょうか、逆に欠点としては、
・三脚を使う時は確実に水平をださないといけない。
水平に設置することをおろそかにしていると、いとも簡単に斜めった写真になります。
・カメラはIPT-DS1の上に「置かれた」だけの状態であって、ネジなどで「固定」されないので、ちょっとした衝撃でカメラが外れる。
今日はこれに泣かされました。出来るだけ引いた構図で撮ろうと、三脚を持ち込んでそれにIPT-DS1を固定していたのですが、なにせここはレストランですから、店員さんはフロアを忙しく動き回っています。当然僕らのテーブルに近づいてきたときに、三脚に足を引っかけてしまうこともあります(邪魔なもの持ち込んですいません…)。
で、その軽い衝撃でいとも簡単にIPT-DS1上からカメラが転げ落ちてしまうので、結局都合三回DSC-WX1の落下耐久試験を行うこととなりました。幸いカメラは動いていますが、購入1週間にしてボディの角が一個へこんでしまってます(^^;
ですので、読者様で購入して使用される方がいらっしゃいましたら、絶対に人が足を引っかけたり、衝撃が三脚やIPT-DS1に加わらないような場所に設置して使用することをオススメします。
もし次にパーティーショット改良版が出るときには、こんなただの突起ではなく、
ちゃんと三脚と同じくネジでカメラとパーティーショットが固定されるような仕組みを考えてくださいね>Sony
・オートモードだと室内が…
先ほども書きましたとおり、パーティーショットの自動撮影が始まると、基本カメラの動作は「おまかせオート撮影モード」になるので、シャッタースピードとか感度設定とかもカメラ任せになります。
その結果「おまかせシーン認識」などで、カメラがシーン認識の判断を外してしまうと、暗い室内のパーティーなどの時にスローシャッターで切れてしまって、被写体ブレが発生することがあります。また複雑な光源の時などにはホワイトバランスを外す可能性もぬぐいきれません。
ここはいざという時のために、ユーザーが各設定を手動設定出来る「プログラムモード」でも動くような、動作パターンを設定してもらいたいところです。
・パーティーはパーティーでも「立食パーティー」向けかも
写真を見ていてもう皆さんお気づきだと思いますが、今回のような人が動かない座ったままの宴会だと、カメラを置いてある場所を動かさない限り、ひたすら同じような写真が連続することになります。
今回は合計40分ほど駆動させていたのですが、撮影頻度から考えても10分に一回ぐらいは、カメラの置く場所を大きく変更していかないと、パーティーショットの本領は発揮できないような気がしました。逆に被写体の方から次々動いていく「立食パーティー形式」の時は、カメラが一カ所固定でもバリエーションに富んだ写真になりそうなので、パーティーはパーティーでもその形式によって、使いこなしが違ってくることに留意した方が良いでしょう。
というわけでパーティーショットIPT-DS1、第一号機の割には非常に良くできた機械となっており、今日のデジモノ好きの集まりでも参加者から大きな注目を集めていました。今までとは違う頭脳を持った「サイバーなカメラ」感を味わうには絶好の周辺機器だと思います。
で、次に第二号機を作る際の提案ですが、これまたデジモノには鋭い人々の集まりだけあって、
・IPT-DS1に3つ以上のマイクを搭載し「音のある方向へカメラが自動で向いて写真を撮る」機能。
・犬や猫などの顔を認識して、自動で撮っていく機能。
・ロボット掃除機ルンバのように「自走して場所を変えながら撮っていく」機能。
・Bluetoothや無線LANで複数のパーティーショットが協調運転する機能。
といったアイデアが次々と生まれてきました。これらの機能が実現するともっと面白いことになりそうです。
最後になりましたが、本日の参加者の皆様、主催者の皆様、楽しくて勉強になる時間を本当にありがとうございました。
今日はお疲れ様でした。
いやぁ、いつの間にか撮られていると、なんでこんな姿勢なのかとか、猛省する事しきりですが、それ自体が狙いな訳で、見事としか言いようのないアイテムですね。
まぁ、私のように小心者は、とてもじゃないですが、落下しないように改善された2号機を待ち望むほかないのがちと残念ではありますが(笑)
by Virgo (2009-09-19 03:44)
18日日に肉の会とはシャレてますね!
いいなぁ…行きたかったなぁ…
パーティショットは改良版まで待って買おうっと!
by 蔵三 (2009-09-19 07:49)
もしかすると、メカの破損を防止するために、カメラに負荷が
かかったときは外れやすくなってるのかも知れませんね…
カメラストラップに何か小細工して、命綱にすると
いいかもしれないですね。
by Kumadigital (2009-09-19 21:42)
見覚えのあるポロシャ・・・σ(^◇^;)
それはともかく、実はウチにも届いていたりするんですが
初めてですよぉ、実際に活用してるトコを見たのは!!
いやいや・・・実に良い子でしたねぇ♪♪
by かつぽん (2009-09-19 22:49)