Cyber-shot DSC-WX1 Review 開梱篇 [Sony・Cyber-shot]
半年前に「卒業宣言」したくせに、わずか半年で出戻って来てしまいました(^^;)。Cyber-shotユーザーの皆様、またよろしくお願いいたします。
Cyber-shot DSC-WX1 (SonyStyle)
実は既に手元には無いRICOH CX1ですが(笑)特別大きな不満があったのかというと、そうでもありません。ものすごくいいカメラでした。
ただ、スペイン・フランス自転車旅行に持って行って、そのボディの大きさと、起動・終了の動作の遅さ、レリーズタイムラグの大きさから、「CX1はじっくり腰据えて撮るためのカメラなんだ」という確信を持ちまして、コンパクトカメラに「軽快さ」と「使用のスピード感」を求める、僕のニーズには合致しないと判断したというわけです。
しかし「広角」「CMOSによるハイスピード撮影」「高感度」といった機能は引き続き必要ですから、今回の選択肢は必然的にCyber-shot WX1となりました。
で、僕にとってはDSC-T30以来、3年半ぶりのCyber-shotとなるわけですが、その間に個装箱も小さくプレーンな直方体になりました(ていうかT30時代のこの変則的な箱の形状は何の意図があったのだろう。量販店で在庫積むにも不利な形だし。)
でも相変わらず、むやみやたらにスペックを表示したがる傾向は変わっていないんですね。
お客は箱で商品を選ぶわけではないんだから、いちいちこんなこと書かずにシンプルな箱にしておけばいいと思うんですけど…
蓋を開けると、まずは紙類とソフトウェアCD-ROM、保証書が入っています。
取扱説明書は比較的薄め。機能充実のカメラにしてはよくここまでに収めたなという感じです。
今度のWX1はどれぐらい“末永く”使うことになるかな。
中蓋を手前に開いたらハードウェアの登場です。
周辺機器は、バッテリー、チャージャー、複合ケーブルが1本のシンプルな構成。
USBケーブルとAV出力が一体化されてるこのケーブルには、毎度違和感を感じます。
本体もシンプルなUSB-miniB端子とか付けてくれないかな…
バッテリは付属してくるのがNP-BG1。いわゆる「Gタイプ」のバッテリです。
で、これが今や付属品では当たり前になりつつある“非インフォリチウム”バッテリーなので、このままだとWX1でもSonyお得意の「残り時間表示」が出来ません。もし残量時間表示がやりたければ、同じ形状でインフォリチウムタイプであるNP-FG1を別途購入する必要があります。
だいたいGタイプと今僕が持ってるDSC-T30に使われているRタイプは、横幅が4.4mm違うだけなんですから、わざわざGタイプなんて新たな形状を作らずに、Rタイプでずっと押し通してたら良かったと思うんですけどね。折角のバッテリが使い回しがきかないのが、何とももどかしいです。
そう言う意味では付属バッテリチャージャーも同じ、
このBC-CSGE、Gタイプバッテリしか充電来ません。T30付属のBC-CS3はT,R,Eの三タイプ、その後Dタイプが登場してからは、D,T,R,Eの四タイプに適応できるBC-CSDが主流となっていましたが、Gタイプになったおかげで、バッテリーチャージャーも使い回しがききません。何でこんなことになったのやら。
とりあえず充電器としてはまっとうな、100-240V対応のマルチボルテージタイプ。これなら海外旅行も問題なしです。
では、いよいよ本体を見ていきましょう。
今回からなんと付属ストラップが、ホールに取り付けられた状態で出荷されるようになりました。
これ親切のつもりなのでしょうか?付属ストラップに興味のない僕としては甚だ迷惑なことなんですけど…TECで製造をする人たちも一手間増えるでしょうし、これまた「何でこんなことを?」と疑問に感じざるを得ません。
そのストラップホールは、外に出っ張ったタイプ。
本体に機能を示すシールをやたらと貼るのも、カメラ系独特のものですね。これも展示品以外には無意味なんだから止めればいいのに。
WX1はレンズ周辺のリングもボディ同色となりました。
Gレンズを表す“G”のところだけ誇らしげに金色になっています。
大きさはとにかく小さいの一言。標準的なトラディショナル折りたたみ携帯電話であるW62Sと比べても、厚さ以外はWX1のほうが小さいです。
搭載液晶は2.7インチ、ハニカム配列の23万ドットタイプ。RICOH CX1が90万ドットクラスだったので、さすがに解像度の粗さを感じます。
操作は画面右側上にモードダイヤル、右側下に四方向キーが並ぶカタチになっていて、操作体系はT30時代とは全く違ったものに変更になっています。
ちょっとモードダイヤルが沈みすぎていて回しにくい感じ。
三脚穴は下面のかなり偏った位置にあるので、使用時には雲台にしっかり固定しないといけないでしょう。
その下面にバッテリ・メモリースティックケースがあり、
こういうかたちで挿入します。
上面はスピーカーと電源ボタン、珍しい四角いシャッターボタン、連写/ブラケットボタンが並びます。
電源を入れると沈胴式のレンズが高速に繰り出すのは、DSC-P1のころからのSonyの美点。この高速起動のためにRICOH CX1から乗り換えたと言っても過言ではありません(でも起動音は昔の「♪ちゃらり~ん」のほうが好き。世界中の観光地であの音を聞くので耳に馴染んでるんですよね。)
レンズは広角端と望遠端で一番前に繰り出し、焦点距離50mm付近が最も短くなる構造になってます。
Cyber-shotロゴやSonyロゴはおなじみダイヤカット加工。
個人的にはボディもヘアライン加工のほうが好みだったんですけど、まぁ仕方ないか。WX1の梨地加工も高級感は充分あります。
あ、「モバイル機器は有彩色」をポリシーとする僕が何故ブラックかというと、最初はゴールドにする気満々だったのですが、ケースとの兼ね合いでブラックを選択しました。次回はそのケースのレビューをお送りいたします。しかし、本体に比べてケースがでかいんだ、これが(^^;
確かに、黒だとは思いませんでした。
てっきり、ねぇ。
それにしてもレンズが繰り出し式の割には、小さいですね。
展示用シール、WX1は2枚なんですね、剥がす手間がTX1の二倍だ(笑)
by Virgo (2009-09-11 08:41)
私もヘアライン加工の方が好きですね。
それと・・・WX1もインフォリチウムではないんですか・・・この辺りの手抜きがどうにも納得できません(^^;;
by Riever (2009-09-11 13:53)