VAIO type P-ZERO Review さらなる快適化を目指す篇 [VAIO P-ZERO]
VAIO type P “Perfect ZERO” レビュー、今日はセットアップ篇で最低限の快適化とSSD用設定に変更したtype Pの、さらなる高速化と快適化を目指してみます。
その前に恒例の今日のtype Pと昼飯(笑)。マクドナルドはBBモバイルポイントがあるので、iPhoneとtype Pの使用には最適の場所です。肝心のメシはまずいですけどね(ヲイ)。
前回も書きましたが、僕がXPよりも安定していて使いやすいと思っているWindows Vistaの一般的な評判は、「遅い」「使いにくい」と残念ながら芳しいものではありません。
かといって「OS入れ替え」なんて強行手段はとりたくありませんし、type PにはPDAのようなリテラシーの高い一部のマニアのおもちゃに終わらず、「普通の人が普通に使えるモバイルパソコン」になって欲しいので、あくまでもVistaで簡単に手が出せるレベルの設定変更で、どこまで快適に出来るか挑戦してみることにしました。
まず最初は本当に誰にでも出来る「スクリーンセーバー」のOFFから。
デスクトップを右クリックして「個人設定」→「スクリーンセーバー」→「なし」に変更して終了。これで“”待機処理が無くなって高速化する”なんて0.0何%のレベルでしょうが、塵も積もればなんとやらと自分を納得させます(笑)。だいたいスクリーンセーバーなんて、「焼きつきを防ぐ」というブラウン管時代の機能の名残でしかないのですから、液晶時代に個人のPCでこんなものを設定している意味はありません。
次は「使わない機能の無効化」。
Windowsには、type Pを使っていく上でおよそ縁が無いと思われる機能が結構入っていたりします。それら無意味な機能がメモリを消費してtype P全体の動作の低下を招くことがあるので、自分が使いそうも無いものは止めてしまいます。
「コントロールパネル」→「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開き、
・RDC(Remote Differential Compression)
・Tablet PC オプション コンポーネント
・Windows FAXとスキャン
・Windows ミーティングスペース
といったあたりのチェックは外してしまって良いと判断しました(なんでTabletPCの機能なんかが有効になってるんだ?>Microsoft)。あとはOKを押して完了ですが、ここから処理が終わるのにかなり時間がかかるので、気長に終了を待ちます。
本当はサービスの停止にも手を出すべきなのでしょうが、さすがに安易に行うと致命的なエラーに発展する可能性もあるので、ここでは触れないようにします。
続いてディスク周りのパフォーマンス向上と、SSDに最適な動作とするために3つのことを行います。
1.仮想メモリのOFF
仮想メモリとはHDDやSSDなどのドライブをメインメモリの拡張部分として使って、使い勝手を向上させる機能ですが、type Pには2GBのメインメモリがありますし、SSDへの読み書き回数が増加して、その動作のためにCPUパワーを消費することも考えられるのでOFFにしてしまいます(プログラムによっては動かなくなるものをまれにあるらしいので注意)。
「コンピュータ」を右クリック「プロパティ」を立ち上げて、
「システムの詳細設定」=「システムのプロパティ」→「詳細設定」タブからパフォーマンスの「設定」を選択。
「パフォーマンスオプション」→「詳細設定」タブの仮想メモリ「変更」をクリック。
「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックボックスを外し、「ページングファイルなし」を選択後、右側の「設定」をクリック。
以下の警告が出ますが無視して続行します(笑)。
あとはtype Pを再起動すると仮想メモリはOFFの状態となります。
2.ディスクの書き込みキャッシュを無効にする
この機能も元々は低速なHDDのパフォーマンスアップのためにあるもので、高速なSSDで有効にしていてもあまり意味がありません。逆に先ほどの仮想メモリと同じく、書き込み動作のためにCPUパワーを消費することも考えられるので、これもOFFにします。
先ほどの「コンピュータ」右クリック「プロパティ」画面から、「デバイスマネージャ」を立ち上げ「ディスクドライブ」→「SAMSUNG MMCRE64GFMPP-MVA ATA Device」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
「ポリシー」タブの「ディスクの書き込みキャッシュを有効にする」のチェックを外します。
これも再起動して設定が完了です。
3.ファイルインデックスの作成を無効にする
type PのCドライブは、ファイル検索を高速化するための索引(インデックス)の作成機能がONの状態になっていますが、このインデックスがある分SSDの書き込み回数は増加しますし、これまたCPUパワーを消費することが考えられます。
OFFにするとファイルの検索のスピードの低下がおこりますが、SSDはHDDに比べ高速なのでインデックスの有無の影響は少ないのと、セカンドPCとして使われるtype Pに、それほど大量のファイルを入れることも無いでしょうから、これも思い切って無効にしてしまうことにしました。
「コンピュータ」→「Cドライブ」を右クリック、「プロパティ」を選択。
「検索を速くするため、このドライブにインデックスを付ける」のチェックボックスを外します。
「適用」を押すとこんなダイアログが出てきます。
効果を最大にするために「変更をドライブ C:¥、サブフォルダおよびファイルに適用する」を選択し「OK」。
すると全ファイルの属性変更が始まりまして、途中こんなエラーが出たりしますが「すべて無視」。
ここから待つこと2時間(笑)、全ファイルの属性変更が完了しました。
以上どれも些細な変更ですが、これで少しは動作が速くなってSSDの寿命が延びるといいんですけどね。
一応、なんかパフォーマンスアップの測定基準になるものはないかと思って、インストールしておいたiTunes 8の起動時間(デスクトップアイコンをダブルクリック→iTunes Store画面が開かれる)が、22秒から16秒に短縮されたことはご報告しておきます(速くなってんじゃん!\(^o^)/)。
なお、上記の設定変更は比較的危険度の低いものを選んでご紹介していますが、もしかしたら何か深刻な影響をVAIO type Pに与える可能性もあります。設定変更はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
仮想メモリの変更時には「設定」ボタンを押さないといけないところがミソですよね。そのままOK押したら反映されないのに、気づかずになんど引っかかったことか(^^;;
これだけの設定で案外スピードが上がっているのに驚きました。
by Riever (2009-02-01 10:03)
教えていただいた通り、設定完了しました!
いつもありがとうございます!
by hidex (2009-02-02 10:28)
食事&typeP画像、結構楽しみにしてる(笑)
by sundayblue (2009-02-02 17:58)