みんな同じに見える [携帯電話・全般]
3日の午後はSoftBankの新端末・新サービス発表会です。毎回毎回auと同じ日にやるのは嫌味かなんかでしょうか(^^;
2008年 夏商戦向け新機種について
~女性のニーズに応える8機種を含む、全12機種が登場~
SoftBank Summer Collection 2008 (SoftBank)
今回は孫社長いわく「モデルチェンジの谷間」とのことで、新機種はauに輪をかけて金太郎飴状態。判を押したように「折りたたみ」「ワイド大画面」「ワンセグ」「薄型」のオンパレードです。
まぁ発表会の発言を聞く限り、最初から女性向けを極端に意識してこういう端末をそろえたようで、どちらかというと男っぽいXシリーズに922SHが多数混ざっていた春に比べると、おとなしいラインアップになるのは想定内なのかもしれません。
逆に言うと企業体力に勝る分、あれこれ手を広げすぎてコンセプトが毎回総花的になってしまうドコモ・auに比べると、SoftBankは「今はこの層、次はこの層」というように、時期ごとにコンセプトを絞って的確に市場のマトリックスを埋めることが出来ているので、狙いが当たれば今回の“女性狙い”もうまくいきそうです。
とは言ったもの、三馬鹿キャリアの全モデルを並べて見渡すと、どれも同じようなデザインコンセプト・同じような機能・共通化されてほとんど差のない操作性になっていて、「もう国産はどれ買っても変わらん」というなんとも寂しい印象しか残りません。
携帯電話に限らず、自動車も国産はミニバン・ミニバン・ミニバンのオンパレードで「どれも同じ」状態になっており、新しいことに挑戦もせず、数は売れなくてもブランドイメージを引っ張っていくような尖がったモノも作るわけでも無く、ひたすら「嫌われないように、嫌われないように、」と平均点主義の無難な製品しか作らなくなってる現状には、まさに「日本のものづくりの危機」をひしひしと感じます。
この夏の三馬鹿キャリアの新製品の中で最も個性的だったのは、どこの国内メーカーの製品でもなく明らかにこれでしょう。
やたらと派手な色をつけて子供っぽくしたりせず、ストレート形状にシックなブラック塗装、全画面タッチパネル液晶による独特の操作感、アイコンにいたるまでPRADAにデザインされ、パッケージから一貫した世界観をユーザーに提供する徹底したコンセプト、総支払額10万円弱というプレミア性、全てにおいて国内メーカーの完敗です。
「所詮中身はLG」と馬鹿にする人もいますが、LG一社の年間販売台数は日本の携帯電話全体の年間販売台数よりも多いのですから、世界的に見ればSonyEricssonを除く日本メーカーは、格下過ぎてLGにとっては競争相手ですらありません。このあまりの国内メーカーとの差に日本人の僕は本当に情けない気分になってしまいます。
そして来週にはあれが、再来週にはSonyEricssonからもいろいろと発表が予定されていますが、この個性あふれる海外携帯のワクワク感と、どれも同じような日本の三馬鹿キャリア携帯のマンネリ感の差はいつ埋まることになるのでしょうか…日本のユーザーも「たかが携帯」とそこまでこだわったり、期待をしたりしてないのかもなぁ。
どうも、3キャリア揃ってダメですよね。三社三様と言えるようになれば良いのに何年たっても三社一様。
電波法で守られているからか、日本の携帯業界は良いものを作ろうという心構えが欠けているとしか言えないです。
by Riever (2008-06-04 13:47)
はじめてコメントさせていただきます。
まったくいちいちごもっとも。完全に同意です。
どうしてこうも日本メーカーはダメになってしまったんでしょうね。
実に嘆かわしいです。
by yonhongi (2008-06-04 19:03)
海外ソニエリの宣伝は夢があって楽しそうですね~。
iPhoneで国内メーカーも良い刺激になればいいのですが。
もうみんなで金太郎飴ケータイなんて…。
by pino (2008-06-04 23:32)
はじめまして。
なんか、最近の携帯って昔ほどのわくわく感が無くなってきている気がしますね。
PRADAケータイみたいなものが増えるといいんでしょうが・・・。
by satomi (2008-06-05 00:08)
同じく、はじめてコメントさせていただきます。
再来週にはSonyEricssonの発表が楽しみです。
リンク先の「Unknown Sony Ericsson Devices Presentation」がとても気になります
by げも (2008-06-05 00:42)