NOKIA N95(SoftBank X02NK) Review 開梱篇 [携帯電話・NOKIA]
2006年8月にNOKIA N71に機種変更してから1年8ヶ月、久々にSoftBank回線の機種変更を行いました。
NOKIA N95 / SoftBank X02NK (Nokia Japan)
なんだかんだと僕にとって初めて買う「SoftBankの携帯電話」ですが、箱はSoftBank他機種と同じ白地にシルバーの変哲の無いデザインでした(NOKIA 6630 / Vodafone 702NKはいかにもNOKIAな箱だった)。
しかし開けてみると、NOKIAにはありがちなモデルを使った端末使用中の写真が出てくるので、「あぁNOKIAを買ったんだなぁ」という気分になります。
中のフタを開けると、トレーにのせられた本体と付属品、
トレーの下にケーブル類とこれまたNOKIAおなじみの小箱に入った説明書が出てきます。
海外メーカーの付属品がやたらと豪華なのは毎度のことですが、今回もこれでもか!と言うぐらい入っています。
付属品で一番驚くのがメモリーカード。なんと付属品のクセに2GBのmicroSDがSDアダプタとセットで入ってます。
価格が暴落しているSDカードとはいえ、なんと気前のいいことでしょう。
そしてこれまた驚きなのが、液晶保護シートまで標準で入っていること。
これは日本メーカーでは考えられないことですね。まぁここまでやるなら、ついでに画面に貼り付け済みで出荷してくれたら完璧だったんですけど(こういうの貼るの下手くそなんで…)。
続いて出てくるのは、有線のヘッドフォンとオーディオリモコン。これはN71で入っていたものとは違うものになっています。
最近カナル型になれた身には、ノスタルジックな感じすらするイヤーパッドも入ってます(イヤフォンの直径はあまり大きくない)。
付属ヘッドフォンのケーブルはY型ではなくu型。
プラグもごく普通の3.5φステレオミニプラグです。
リモコンは良く考えられており、クリップもしっかり留まるように歯が刻まれています。
あぁ毎度やわなクリップばっかり作ってくるSonyには見習って欲しい…
右サイドにはHOLDスイッチもありました。
これだけ至れり尽くせりのリモコンがあるだけでなく、N95本体のオーディオプラグも3.5φのミニプラグとなっていてアダプタや特殊な端子のヘッドフォンを用意しなくていいので、一段と「音楽ケータイ」と呼べる仕様になってきました。SonyEricssonもオーディオメーカーSonyのDNAを受け継いでいるのですから、負けずにこういう「普通のミュージックプレーヤーとして使えるWalkman Phone」をどんどん出して欲しいですね。
かと言ってN95は「音楽ケータイ」ではなく「マルチメディアケータイ」なので、こんなケーブルも入っています。
なんとこれはコンポジットビデオ出力&オーディオ出力ケーブル。これでビデオや写真のスライドショーをテレビに映せるようになっています。ここまでいくと将来携帯電話にはHDMIミニ端子さえ付きそうな勢い。
一方PCとデータをやりとりするためのデータ端子の仕様も変わりました。N71では2G時代から続くNOKIA端子だったのですが、
N95は普通のUSB-miniB端子となっています。その結果付属ケーブルもありふれたUSB-A~USB-miniBケーブルに変更されています。
これだと専用ケーブルを忘れても汎用のケーブルで代用できる確率が高まるので良い傾向だと思います(残念ながら充電は出来ないようですが)。
その問題の充電器は、最近NOKIAの標準充電器になりつつあるAC-5Uで、N71に付属していたAC-4Jよりも一段と小型化されています。
左がAC-5U
これでも100-240Vのマルチボルテージですし、NOKIAは世界中にアクセサリが売ってるので、どこに行っても充電に困ることは無いでしょう。
マニュアルが薄っぺらでほとんど役にたたないのが、過去のNOKIA-SoftBank(Vodafone)製品ではデフォでしたが、SoftBankも改善しようと思ったのか、N95は結構充実した内容になっていました。
それでもこの携帯電話の本当のお楽しみはマニュアル外のところにある、というのは変わってないんですけど(^^;
ここまできてようやく本体です。
色は発表時から決めていたレッドを選択しました。しかし購入した店ではブルーが人気で、昼には売り切れたそうです。ホワイトもなかなか良かったし、NOKIAも今回は気合いを入れたのでしょう。海外のN95-8GBみたいなオールブラックがあるともっと売れたんだろうなぁ。
N95の特長はなんといっても上下どちらにもスライドするデュアルスライド機構。電話・メールをするときは画面を上にスライドさせてダイヤルを出し、
メディアプレーヤーとして使うときは、逆にスライドさせてメディアキーが出てきます。
あまり参考になりませんが、本体の大きさを比較するとこんな感じ。
スライド式ですからかなり背が低く、2.6インチ液晶もあって多少幅広な携帯電話に見えます。
しかしここがNOKIAの携帯電話の不思議なところなのですが、カタログ数値上はさしてコンパクトでないはずのN95も、実際に持ってみるとしっくりと手になじみコンパクトな携帯電話だと感じるのです。正直極薄のN705iμなんかのほうがよっぽど「でかい」と思うぐらい。
デザインの妙なのか重量バランスの良さなのか、この持ちやすさは素晴らしいです。
電源ボタンが独立していて上部にあるのもおなじみですね。
N71の電源ボタンに比べて大幅に押しやすくなりました。受話口の隣にあるのは、テレビ電話用インカメラとキーライト制御用の光センサー。
下部は左から順に充電端子、マイク(送話口)、USB端子、ストラップホール。
左側面は、上からステレオスピーカー(左)、3.5φAV端子、赤外線ポート、microSDスロット。
右側面は、シャッターキー、レビューキー、ズーム/音量キー、ステレオスピーカー(右)という配置になっています。
背面はなんといってもカメラが目立ちます。
レンズはAFカールツァイス・テッサーでセンサーは500万画素。レンズリングにあるスライドスイッチを動かすことで、レンズカバーが開閉するようになっています。
バッテリーはBL-5Fなので、NOKIA 6630/702NKやNOKIA N71/804NKと共用することは出来ません。
SIMチップはバッテリ下にスライド挿入するタイプ。
自分のSIMはいまだにVodafoneチップなのが萎え。
キーバックライトはナビキー周りがホワイトLED。
ダイヤルキーやサイドキーはブルーに点灯します。
以上まずは開梱篇をお送りしてきましたが、さすがNOKIA NseriesのハイエンドラインN9xだけあって質感も高く、良く出来た携帯電話だなぁという印象です。
海外では既に発売から1年が経過し後継機N96も発表される中、SIMロックのかかったN95を55,000円で買う価値があるのかと言われればちょっと微妙なところですが、個人輸入したり自分で日本語化したりと言った苦労をせず、安心して使えるNOKIA携帯としては買ってみるのも「あり」だと思います。
ちょうどいいことにこの4月からSoftBankは、Xシリーズに関して「端末代金一括払いのみしか受け付けない」というルール変更を行ったため、複雑怪奇な新スーパーボーナスの仕組みを覚えずとも、「店頭で端末代金を払い、買ってから24ヶ月間は基本料金800円引き。機種変更・解約時の追い金は無し。」という、多少はわかりやすい買い方だけ説明されるということになりました。
おかげで僕も今日は50,000円かかりましたが、これから2年間はホワイトプランの基本料金980円から800円を引いた「月額基本料金180円」でSoftBank回線を維持できるようになり、実質的には31,000円で買ったのと同じようなことになったので、あまり高い買い物ではなかったと思っています。
え?ホワイトプランじゃ無料通話もないし、データ通信したら莫大な料金になるだろうって?まぁそこらへんは回避できる手段を密かに準備中ですので、読者の皆様今後の展開をお楽しみに(笑)
今後の展開、密かにワクワクしながら
お待ちしておりますm(__)m
それにしてもNOKIA、いいなぁ。。。
by かつぽん (2008-04-26 01:21)
液晶保護シートまで付属してるなんて、さすがですねぇ!
タッチパネル製品に付けてこない SONY に見倣って欲しいです。
『今後の展開』激しく期待してます。
by 蔵三 (2008-04-26 01:22)
海外ソニエリを期待していたのですがNOKIAとは意外でした。
データ通信はWiFiかな。
by tm (2008-04-26 13:38)
なるほど~。確かに3万円ちょっとと考えれば、お買い得なのかもしれませんね。上の皆様同様、今後の展開、楽しみにしてますね!!
by as (2008-04-27 13:34)
ケータイとして使わないのであれば、5万+基本使用料*月数でPDAを買ったということになるような気がしますが。
無線LANで運用するならホワイトプランさえいらない気もします。
by em (2008-05-02 00:23)