Hi-Speedがより身近に [Sony・MobileCommunication]
SonyEricssonよりUMTS(W-CDMA)/HSDPA対応の新機種2つが発表されました。
今回発表されたのは、折りたたみ型で北米市場を意識したと思われる3バンド(850/1900/2100)HSDPA搭載のZ780と、ストレート型のスタンダード機G502です。
SonyEricsson Z780 (英SonyEricsson)
SonyEricsson G502 (英SonyEricsson)
Z780は最近のSonyEricssonの3G機には珍しく、メイン液晶がQVGA解像度ではありません。その割には自立型GPSを内蔵していたりなど「廉価機」とは言いがたいハードウェア構成となっています。
一方のG502はQVGA液晶にHSDPAも2100のみ対応と、欧州を中心とした市場にスタンダード機として投入したのが明白なスペック。型番も百の位が「5」なのでハイスペック狙いでないのがわかります。2月に発表したG900/G700がSymbianOS+UIQ3なのとも違って、SonyEricssonおなじみのリアルタイムOS機なのも、この端末が普通の電話機であることを示しています。
今日は同時にSonyEricssonの2008年1Q決算が発表されましたが、昨年までの勢いに少し翳りが見えており、その原因はSonyEricssonが最も得意とする、欧州市場におけるハイスペック機市場の成長鈍化にあるようです。
今後は新興市場への廉価機の投入と、欧州市場のスタンダード機シェア拡大を目指す必要が出てきているので、今年2Qに発売される予定のこの中位機二つは、世界中で確実にエリアが拡大しているHSDPA=Hi-Speedを身近にする対応機として、重要な役目を背負っていると思われます。
噂では近日中にスマートフォンシリーズP5iも発表されるらしいので、さらにラインナップは充実しそうですね。
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