なんと意味深な [Sony・全般]
本日Sonyより技術発表がありました。駆動用ガラス基板に光センサーを同時形成し、画質を落とさずにタッチパネル機能を液晶パネルと一体化させた、小型LTPS(低温ポリシリコン)液晶ディスプレイが登場です。
光センサー方式でスタイラス入力を実現するタッチパネル機能内蔵のモバイル用低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発
今回発表されたのは3.5インチ-VGA解像度のものですが、以前のRealityMAXの時のように、実際の製品に搭載されるときは、さまざまなサイズ・解像度のものが出てくると思われます。
従来のタッチパネルは液晶パネルを作ったあと、その上に重ねるようにタッチセンサー用のシートを貼り付ける必要があり、それが液晶の画質の低下や、パネルの厚みの増加をもたらしていました。
また位置検出を光センサー式とすることで、人間の指先の静電気を利用する静電容量式や、シートが押された圧力を利用する抵抗膜式(感圧式)と違い、普通の液晶のようにパネルの上にアクリルなどの保護板をつけることが出来るようになり、メンテナンス性やデザインの自由度が向上することになります(ちなみに、iPod touch/iPhoneは静電容量式。ニンテンドーDSは感圧式。)。
光センサー式なので、指でもスタイラスでもどちらでも利用可能、位置検出も同時5点検出ができるなど、iPod touch/iPhoneで注目を浴びている「ピンチ」操作も楽々可能になります。
で、この時期にこんな技術発表をするということは、近々搭載製品が出てくるのは間違いないと思われ、今のSonyの製品ラインアップからみても、色々な展開が考えられます。
とりあえず確実そうなのは、
1.Cyber-shot
順当にいけば第一号はこれになりそうです。今のT200/T2は全面タッチセンサーを採用していますが、いざ使ってみると画面は指紋だらけになるは、筐体と液晶パネルの境目にやたらと埃は溜まるはで、使うたびに丁寧に拭き拭きしてやらないといけません。
これが携帯電話や他のCyber-shotのように、アクリルによる保護板がつけばさっと一拭きで終わりますし、多点入力でもっとタッチパネルをいかした、直感的な操作を実現することが出来るようになるはずです(ITmediaの記事でも「結局ボタンがタッチパネルになっただけ?」って突っ込まれてましたね(笑))。
2.mylo-2
色々とうわさは飛んでいますが、この製品の性格上タッチパネルインターフェース化は必須だと思われるので、これが第一号製品となってもおかしくないですね。でも僕は日本で売るならmyloは携帯電話と合体しないと、また二台で39,800円の叩き売りにならざるを得ない状況になっちゃうと思うんですけど(ワンセグ搭載とか明後日な方向に進化しないでくれぇ)。
3.Walkman
A800以降、動作が非常に軽快になったWalkman。フラッシュメモリの容量が増えるほど、入れられる曲の数も増え、曲探しが面倒になってきますから、ここは大画面+タッチパネル方式にインターフェースを刷新しても面白いかなと思います。こんな感じに(でもこれだとパクリだ!って言われるんだろうなぁ…)。
でもやっぱり一番期待しちゃうのはこれだなぁ。
SonyEricsson P5i
これも世界中で様々な想像図や、リーク写真と呼ばれるものが出回っていますが、そのほとんどが「VGA解像度」って書いてるんですよね。縦スライド式のQWERTYキーボードという情報ですし、無線LANは802.11b/g対応、HSDPA対応、UIQの新バージョンによる新しいインターフェース、Pシリーズ伝統のサイドジョグもありでしょう。実は今のSonyは「携帯電話の会社」ですし、ここに一番力を入れてくると思うんですけど。
とにかくユーザーの想像を掻き立てる、意味深でワクワクな今日の技術発表でした。
そうか…半月後にはInternational CESがあるのか…
最後の言葉がイチバン意味深だったりして(^^;;;
CES、目が離せませんね!
東芝のアノシトの基地外発言にも期待しておきましょうか(爆)
by かつぽん (2007-12-21 13:40)
これには思いっきり期待しちゃいますよね?
新typeUとかもどうかな?と思うのですが、やはりサイバーショットが無難な気がしますね(汗)
ソニエリも良いですね。新PSPでもいいし。
あとは消費電力が気になりますね。
by kozy (2007-12-25 14:15)