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Cyber-shot DSC-T200 Review UI篇 [minpos Review]

わが家のVAIO GRがついにご臨終となってしまったため(起動すら出来なくなりました…)、すっかり遅くなって申し訳ありませんでした。Cyber-shot DSC-T200のレビュー第二回は、T30とは大幅に変わった操作性をチェックしていきます。

※レビューに使用したDSC-T200は、minpos Review用にWillvii株式会社様&SONY株式会社様より貸与されたものです。

今年春のDSC-T100系の登場にあわせて新GUIが採用され、従来の操作体系からガラッと変わったCyber-shotですが、T200は起動するとこんな画面が出てきます。

割り当てられてるボタンは、左側が上から「HOME」

「画像サイズ変更」

「セルフタイマー」

「撮影モード」

「MENU」ときて、右側は上から「フラッシュ」

「マクロモード」

「画面表示状態切替」となっています。

一方のT30の操作ボタンは、

左上に「MENU」、右上に「画面表示」、左下に「画像サイズ変更」、四方向キーに時計回りで「フラッシュ」「マクロ」「セルフタイマー」「レビュー」が配されており、起動時にダイレクトで操作できる機能には大差がありません。

そんな中で最も変わったのが「HOME」ボタンの新設。

撮影時にこれを押すと、

このように大半の機能はこの「HOME」から操作するようにメニュー体系が整理されています。

しかしこと撮影時のカメラ設定に関しては、「HOME」から辿れるのは大まかな部分だけ、本格的に設定をいじろうと思ったら、もう一つ左下の「MENU」を使うことになります。

オートモード時にMENUを押すと、立ち上がるのはこんな画面。

上から「撮影モード」「露出補正」「赤目軽減」。さらに2ページ目に移ると、

「顔検出」「セットアップ」となっています。

まずここでオイオイと思ったのが、「撮影モード」という表記。

このMENUから出てくる「撮影モード」というのは、言うなれば“連写モード”のことなのですが、最初の画面で出てきたとおり、T200では「オートモード⇔シーンセレクション⇔プログラムモード⇔動画撮影モード」を切り替えるボタンも、同じ「撮影モード」と表記してしまっているので、

↑のように全く異なる意味の「撮影モード」ボタンが二つ存在するという、UIとしてはありえないことが起こっています。T30では「連写モード」=「撮影モード」のことで、「オート・シーン・プログラムモード切替」=「カメラ」という表記になっているので、T200ではせめて「オート・シーン・プログラム切替」=「カメラモード」とすべきだったのではないでしょうか。

って言うか、これ作っていて気づかなかったのなら、相当間抜けだと思うのですが…

次に僕があれ?と思ったのが「撮影設定」。

ここらへんの機能をいじるのが「撮影設定」なのですが、この撮影設定を呼び出すには、「HOME」→「設定」→「撮影設定」か「MENU」→「セットアップ」という、二つのルートから呼び出すようになっています。

つまり同じ機能なのにHOMEルートで行くと「撮影設定」、MENUルートで行くと「セットアップ」と二つの異なる表記がされているという、UIとしてこれまたありえないことが起こってしまっているのです。これにはさすがに閉口しました(一応MENUから「セットアップ」を選択すると、ガイドメニューで画面に「撮影設定画面に切り替わります」と出てくるので、「セットアップ」=「撮影設定」とわかりますが、それにしてもねぇ(;´Д`)ヾ)

あともう一点苦言を呈するならば、プログラムモード時の設定MENUもあまり使い勝手が良くないように感じました。

先ほど申し上げたように、撮影画面時に左側の「撮影モード(カメラモード)」ボタンを押すことで、

オート・シーンセレクション・プログラムを切り替えるのですが、プログラムモードになると、画面下に新たにボタンが四つ出てきます。

これは左下から「測距モード」「測光モード」「ISO感度切替」「露出補正」となっています。オートモード時は「MENU」の中にあった「露出補正」が、突如として独立したボタンで出てくるのにも面食らいましたが、ここで「MENU」を押すと、オートモード時とは設定項目がガラッと内容が変わっているのにびっくり!

左上の「撮影モード(連写モード)」の下は、今度は「ホワイトバランス調整」

その下が「カラーモード」、

MENUは3ページ構成に変化していて、2ページ目は上から「フラッシュレベル」「赤目軽減」

「手ぶれ補正」のON/OFF、

3ページ目に例の「セットアップ(撮影設定)」が出てきます。ここまでくるともうわけわからん…

T30はプログラムモードにしてから、全ての設定項目が横並びに出てくるので、それなりにわかりやすかったんですが、

T200は直接画面にボタンが出てくるもの、MENUの中に押し込まれるものの二つに分かれている上に、カメラモードによってその別れ方が変わるという状態なので、どうにも直感的に操作が出来ないんです。

静止画撮影⇔動画撮影⇔再生がスライドスイッチで切り替えなので、一目でわかるT30。

電源ボタンの隣に再生ボタンがあって、静止画撮影⇔動画撮影切り替えは、画面操作に押し込んであるT200。

ここらへんも今ひとつ直感的じゃない気がしますし、結局これは操作を全面タッチパネルにした影響でしょうか、とにかくMENU体系が整理されて無くて、「画面に出てくるからわかるでしょ?」って突き放されているように感じます。

 

なんだか文句ばっかりになってしまいましたが、全体にレスポンスは良く、使っていてストレスがたまるというようなことは無かったので、あとはもう少しMENU体系を整理していけば、このUIも良くなっていくと思います。

でも、やっぱりこの一言は聞きたくなってしまいますが…

「開発者の皆さん、本当にこのカメラ使ってます?」


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コメント 2

かつぽん

そうそう、この「HOME」と「MENU」は
相変わらずわかりにくいですよね。
もうちょっとブラッシュアップさせて欲しいです。
by かつぽん (2007-11-01 14:55) 

蔵三

自分は「連写モード」全く使ってなかったんで
「撮影モード」の件は完全に見逃してました…(^_^;)
akostamさん、さすがです!

しかし…確かにメニュー体系は整理して欲しいですよねぇ。
レスポンスがいいだけに、残念です。
by 蔵三 (2007-11-03 12:44) 

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