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Rolly SEP-10BT Review 開梱篇 [Sony・Audio]

我が家にもついにRollyがやってきました。今日は毎度恒例の“開梱篇”からお伝えします。

Rollyの箱は完全な直方体、言うなればでっかいサイコロみたいなパッケージです。

一番外はスリーブ状になっており、まずは背面のストッパー部分を開けます。

これで横にスライドして中箱が出てきます。外のスリーブ上面は“Rolly”と“SONY”のダブルロゴですが、中箱はSONYロゴのみになっていました。

こうして中箱とご対面、さっそくフタを開けます。

パカッ。

いやいやえらく豪華なパッケージングですね。この上の本体部分を取り除くと、下は段ボール剥き出しで付属品が入っており、お重箱のような二段重ねとなっています。

その下の段ボールを取り出しますと、

まずはマニュアルなどの紙類と、ソフトウェアCD-ROMが出てきます。

その下には付属品。左からスタンド・電池パック・USBケーブルです。

電池はかなり大きく、容量も1560mAhと結構な大容量です。これがRollyのスタミナを支えているんですね。

Rolly本体と比べてもこの大きさ、いかにバッテリがスペースを占めているか分かります。

で↑の写真を見て頂いてもお分かりになると思いますが、電池パックを入れてない状態でも、SONYロゴが正対する方向で止まるよう重心が設定されています。なのでRollyを床に適当に転がしておいても必ずこの方向で静止するようになっています。

大きさのイメージはでっかいマウスといった感じでしょうか、色々なSony製品と比べてみましょう。

PSPは旧型です。下の左側はDVテープ、右側はメモステ-PCカードアダプタです。意外と小さいでしょ?

最初の作業は電池パックをとりつけること。電池のフタは下部にあるのですが、先ほど申し上げたとおり重心が下にあって、手で支えてあげないと、起き上がりこぼしのようにクルっと起きようとしてしまうので、シャッターを切るために、パッケージに逆さまに乗せて電池蓋と向き合います。

フタはコインネジで止めてあるので、1円玉でCLOSE→OPENに回します。

カチッ。

って、この回す感触がじつにGoodなんです。重心を下に持ってくるために、思いっきり重いパーツを使ったからでしょうか、「メカを開ける」感バリバリの感触。もうこれだけで嬉しくなってしまいますね。

こうして無事電池蓋は開きました。フタと本体は、新型PSPのメモステスロットカバーのように、柔らかめの連結パーツでつながっています。

電池は縦に入れるような構造になっており、奥に接触端子とシリアルナンバーが見えます。

方向を間違えずに電池を入れたら、フタを閉めてセッティング完了。やっぱり重心は下にくるようになっていて、SONYロゴが正対します。で背面部を見ると、

こっちはRollyロゴとUSB端子です。右上にはRESETピンの穴が見えますね。

USB端子もフタがされていて、これも柔らかい樹脂パーツで連結されています。端子は普通のUSB-miniB端子なので汎用ケーブルで置き換えできそうです。

背面部右上にあるのが電源スイッチ。

上にスライドさせて内蔵メモリーモードにすると、

内蔵メモリーモード用の起動音と共に、アームが一回開閉し、サイドランプが水色に点灯します。サイドランプの光も、いかにも「おはよう」といった感じでフワっと点灯するのがまたイイ!

一方逆方向にスライドスイッチを入れ、Bluetoothスピーカーモードで起動すると、

Bluetoothモード用の起動音が流れ、濃い青色でサイドランプが点灯します。

Special Partyのレポートの時にも書きましたが、このRollyの白いボディも、ただの白ではなくパールが入っており、さっきの電池蓋の質感ともあわせ、非常に高級感のある造りになっています。だてに4万円もする製品ではありません。

これで電源ON後、上のプレイボタンを1回押すと、両方のアームがスーッと開き音楽の再生が始まります。

1回押しだと通常再生モードなので、踊ることなくそのまま音楽が流れます。ちょうど斜め上から見下ろすような位置で聴くと、アームで反射した高音が綺麗に届いて全体の音バランスが整うようになります。

ただ左右のスピーカーの位置が近いのでステレオ感は弱め。顔をRollyに近づけるとチャンネルセパレーションが向上し、ステレオ感は強くなってきます。

それでもこのサイズの音楽プレーヤーとしては、結構高音質な部類に入るのではないでしょうか。サイズがサイズなので、重低音を求める人には物足りないと思いますが、低音もそれほど抜けた感じはしませんし、中音部はかなり充実した音を奏でます。高音部は試聴ポジションをしっかりとらないといけませんが、アコギのカッティング音なんかは切れ味良く再現され、かなり「さわやかめ」な音質となっています。

この小型のフルレンジユニット、音質的な素性はかなり良いとみました。

さてこのRollyの内蔵メモリーに音楽を転送するには、WalkmanのようにSonicStageを使わなくてはいけません。さっそくCD-ROMを使ってインストールします。

するとSonicStageとRollyのモーションを作るMotionEditorの両方がインストールされ、Rolly Launcherなるものもインストールされます。

しかしこれが間抜けで、ウチのVAIOにはNW-A808用にWALKMAN Launcherも入っているのですが、RollyをUSBケーブルで接続すると、単純にATRAC Audio Deviceとして認識されるので、Rolly LauncherとWalkman Launcherが同時に自動起動してしまいました。

どっちかを自動起動しない設定にすればいいのですが、ここらへんもうちょっとインテリジェントに出来ないもんですかね、Walkmanが接続されたらWalkman Launcher、Rollyが接続されたらRolly Launcherが自動起動するって。確かmyloをつないだのに、WALKMAN Launcherが立ち上がっちゃう、な~んて話もそこかしこで見ましたし、何つないでもATRAC Audio Deviceとしてしか認識できないってのは、プログラミング手抜き過ぎでないですか?。

で、まずは曲の転送にはSonicStageを起動。来るべきRolly-1 GRND PRIX(何やら某所でRollyのホイール駆動によるレースをするとかしないとか(^^;))に向けて、さっそくT-SQUAREのTRUTHなんぞ入れてみたり。

下の画面でお分かりになると思いますが、Rollyには現世代のWalkmanと違ってインテリジェント系の機能がないので、NW-E507世代の時のような転送方法になります。個人的にはこっちの方がプレイリスト機能を使わずに、SonicStage上で曲順を設定できるので、非常にわかりやすいんだけどなぁ。

曲を入れ終わったらSonicStageを落として、MotionEditorを起動します(SonicStageとMotionEditorは同時起動できないようになっている)。

これでMotionを自作したり、最近のSonyお得意の12音解析で、Motionを自動生成してくれる、「おまかせオートモーション」を使うなどして、RollyのMotionを作成することが出来ます。

PCを使わないでRollyの本体がリアルタイムでモーションしてくれる機能もありますが、解析処理能力がPCとは雲泥の差なので、Rollyだけではあまり踊ってくれません。やはりPCにMotionを作らせた方が良いでしょう。

とりあえず数時間使った時点で気づいたことを列挙しておくと、

・ATRACでもギャップレス再生が出来ない(これはかなり残念!)
・モーションデータは曲1分あたり100Kバイト弱の領域を必要とする(あらかじめ余裕をあまして曲を転送しておきましょう)。
・Rollyを回して音量調節したら、自動で元のポジションに戻る機能は、デフォルトではOFFになっている(最初故障かと勘違いしました(^^;))
・おまかせオートモーションに任せると、何故かノリのイイ曲よりもバラードの曲でRollyが良く動く。

こんな感じでしょうか。

それにしてもこのRolly、第一印象は「最高に面白い」です。音楽を奏でながらチョコチョコと動き回っている姿は、とにかく“かわいい”の一言ですし、久しぶりにニコニコしながら音楽を聴く、楽しい時間を送ることが出来ています。

音質だってサイズから考えれば良く鳴りますし、別にモーションしなくても、スタンドに置いてしまえば普通にスピーカーの付いたミュージックプレーヤーとして十分な性能をもったマシンだと思います。僕は普段は自分の机の片隅で常用BGMプレーヤーとして使うことに決めました。

Rollyはなにげに奥が深いので、しばらくネタに困ることはなさそうですが、次回はBluetoothでWalkman Phone W880iとつないでみようと思います。


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コメント 2

かつぽん

>Rollyを回して音量調節したら、自動で元のポジションに戻る機能は、デフォルトではOFFになっている
・・・マヂデスカッ!!!!
思いっきりサポセンに電話しようとしてました(爆)
by かつぽん (2007-09-29 15:09) 

Morimo

詳細なレポートご苦労様です。確かに4万円分の価値はありそうですね。
by Morimo (2007-09-30 09:59) 

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