SSブログ

Sonyの新CMOSはα中級機への道標なのか [Sony・α]

昨日Nikonよりデジタル一眼レフの新型D3/D300が発表されました。

Nikon初の35mmフルサイズ撮像素子を起用したD3もすごいですが、SonyファンとしてはD300に起用された1200万画素CMOSが気になるところ。これ先日発表されたSonyのIMX021のようですね。

APS-Cサイズで業界最多の有効1247万画素を実現、デジタル一眼レフカメラ向けCMOSイメージセンサーを製品化
~独自回路による列並列A/D変換方式で秒間約10フレームの高速撮像とノイズが少ない高画質を実現~

D300 (Nikonサイト)

もともとSonyがαでデジタル一眼レフ市場に参入するまでは、NikonというのはSonyのイメージセンサーが最優先で供給される顧客であり、新開発のモノはまずNikonで発売されるという流れがありました。

それが昨年のαの登場で、NikonとSonyは片手で握手しながら片手で殴りあう関係に一変。IMX021が発表されたときも、「まずはαの新型に搭載され、その後Nikonから同じイメージセンサーを使ったカメラが発売される」という流れになるのかなぁと思っていました。

しかしSonyのデバイス部隊はNikonとの関係をきっちりと保っていたようで、まずはNikon側で搭載機が発表されるという、なかなか面白い現象が起こったわけです(もしかしたらこの直後にαの新型が発表されて、結局発売はαのほうが先になるかもしれませんが)。

IMX021の特長としては、APS-Cサイズでは最多となる1200万画素の高画素と、デバイスレベルでは10コマ/秒の高速読みだしが可能なこと、あとはノイズが減少しているといったあたりでしょうか。

このIMX021の起用によってD300はD200に比べ、1000万画素→1200万画素の高画素化、通常時ISO3200までの高感度化、5コマ/秒→最大8コマ/秒の高速連写化が実現しています。

こうなると期待されるのは、α-7 DIGITALの後継機にしてα100の上位機になるであろう、α中級機の出来です。同じイメージセンサーを使って、どこまでNikonと差別化出来るか、もう一つの雄CanonのEOS 40Dあたりとどう戦うのか、AMC事業部の腕の見せ所ですね。

とりあえずボディ内手ぶれ補正をメインとして、今のトレンドを押さえるとなると「ライブビュー」「本格的なアンチダスト」あたりは搭載していないとまずいでしょうね。D300はこれに加え、「3インチ92万画素という高画質液晶」「視野率100%のファインダー」「51点測距センサー」と、かなりの高機能マシンになっているので、ここに直接ぶつけるクラスのマシンにするのかも気になるところです。

αもレンズはかなり良いラインナップになっているので、二作目・三作目(α100の下に来るエントリー機?)のボディでNikon/Canonに肉薄できるポジションを目指して欲しいなぁ。


nice!(8)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 8

コメント 4

くまにぃ

こんばんは
αの後継機、楽しみになってきました~
SDCで、実物触ってみたいですぅ
by くまにぃ (2007-08-24 21:32) 

かつぽん

僕が一番期待してるのは、
その3作目のα100の下に来るエントリー機?だったり・・・
そいつにバリオゾナー付けて普段から持ち歩いてみたいです(^O^)
by かつぽん (2007-08-25 00:12) 

arkstar

イメージセンサーを作るステッパーをSONYはニコンから購入しているという関係も有るので、
両者の大人の付き合いと言う面が有るのかな?と思います。
それと、D300に搭載されているIMX021は、外販される予定のIMX021とは異なるようですね。
この辺りD200でも外販予定品とは異なる専用品をニコンに供給していましたから、両社の蜜月関係が有るのかなぁって思います。
by arkstar (2007-08-25 01:59) 

Virgo

D300は、HDMI端子までついてますもんねぇ。

でも、こういう技術交流は、あって然るべきかと。
総てを自社で賄う時代はとっくに終わってますから。
by Virgo (2007-08-25 20:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。