速報!第三世代SXRDパネル発表! [Sony・TV]
Sonyが誇るプロジェクター用LCOSパネル「SXRD」が進化し、倍速駆動や次世代光源に対応できる、新世代パネルに生まれ変わることが発表されました。
動画でも残像感の極めて少ない映像表現を可能にしたプロジェクター向けハイフレームレート対応0.61型 フルHDディスプレイデバイス 『SXRD』開発
先日発表されたBRAVIA J5000シリーズに搭載された、倍速フレーム生成機能「Motionflow」ですが、コストの問題から計算量の少なくて済むWXGA対応でとどまっていて、フルHD対応とはいきませんでした。
しかしこれから年末商戦に向けて、フルHD対応のMotionflowが実用・市販化されるのは間違いなく、SXRDもその準備を整えておく必要があったわけです。
今回の第三世代SXRDは、倍速駆動時の大容量データ転送で映像信号にノイズが乗らないよう、新開発の回路で電圧安定性を向上させ、それでありながら今までの第二世代SXRDと同じパッケージングに納めることに成功しており、今売っているVPL-VWシリーズや、BRAVIA Aシリーズの基本設計を大きく変えることなく、新世代パネルに置き換えることができるようになっています。
またSXRDのデバイス構造を最適化させ、不要反射光を抑え込むことで、どんな光源を使っても高画質が実現できるような柔軟性を持ったので、今あるUHPランプやキセノンランプだけでなく、LED光源やレーザー光源にも対応できるようになり、あとはこれら次世代光源の実用化を待つばかりとなりました。期待のレーザーリアプロテレビ実現に向けてまた一歩近づきましたね。
そしてSXRDの外販がついに開始されます。
今までVictorのLCOS「D-ILA」がCanonのプロジェクタなどに起用されていましたが、今後はSony以外からもSXRDプロジェクターが出ることになりそうです。3LCDすら外販していないSonyにしては、かなり思い切った決断ではないでしょうか、それだけ自社のプロジェクターの出来に自信があるということなのかも。
これで年末に出てくるBRAVIA AやVPL-VWの概要がわかってきましたね。たぶん新BRAVIA X/AはフルHD Motionflow搭載、BRAVIA Aは新SXRDでさらなる高画質化、VPL-VWシリーズもMotionflow搭載となりそうです。
最大のライバルVictorのHD-ILAは可変絞りに頼らず、パネルのネイティブコントラストを向上させる、という進化を遂げていますが、Sonyはコントラストよりも動画のなめらかさで勝負ということで、これからもSXRD vs HD-ILAの対決は目が離せません。
あとはVPL-VW100の後継機が、LED光源かレーザー光源を搭載してくれると嬉しいんだけどなぁ(値段150万円とかになりそうですが)。
SXRD支持者として嬉しい限りです。
あの画質は忘れられませんから。
by Riever (2007-04-06 20:18)
>Rieverさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
ちょっとVictorとは違うSXRD独自の進化が始まりましたね。これで光源が次世代に進化すれば、Sonyのプロジェクタは向かうところ敵無しになりそうな勢いです。
by akoustam (2007-04-15 00:26)