トルトゥゲーロ国立公園 by HVR-A1J 前編 [中米コスタリカのんびり小旅行記]
コスタリカを旅できるのもあと二日となりましたが、実はこの最後の二日間こそ旅のメインイベント、カリブ海側にある「トルトゥゲーロ国立公園」に行く日です。
しかし、トルトゥゲーロ国立公園は道路が通じておらず、個人旅行で訪れるのがちと難しい場所。仕方ないので少々割高ですがツアーで行くことにしました。
僕が申し込んだツアーは、一泊二食で89$というもの。
朝6時半、宿に迎えのバスがやってきて、いざ出発です。
この一泊二食というのがちょっと変則的で、二日間の朝食二回がつくということでした。行きのバスの中でガイドさんから「これから食べる朝食は、コスタリカ飯かコンチネンタル飯か選んでくれ。」と言われ、コスタリカ飯を選んだ僕ですが、出てきたのはなるほどコスタリカ飯で、あの黒豆ご飯「ガジョ・ピント」(^^;)。
まぁでも中央市場のよりは出来が良かったんで、美味しかったんですが。
朝食が済んだら、国立公園の前にバナナ園の見学。バナナ畑からバナナを箱詰めして出荷する様子を見せてもらえます。
その工場というのが、日本ではケチャップのブランドとして有名な“Del Monte(デルモンテ)”の工場。
で、バナナの収穫から出荷までの過程ですが、まずは広大なバナナ畑がありまして、
一本一本の木になっているバナナの房を、懸垂式モノレールよろしく園内を走っているレールを使って、人間の手で列車のように引っ張ってきます。
工場内にやってきたバナナは、
大まかに房を切り取られ、洗浄用の水槽の中へ。
水槽の中を浮かびながら次の工程まで進むと、バナナの小売に適した数までさらに細かく房を分けます。
それを箱詰めして出荷になると、青いバナナも届くころには黄色になるみたいです。
と、バナナ園を観光地化しているわけですが、さすが観光客向けのツアー、バナナと全然関係ないのに、ツアーガイドさんがコスタリカのカブトムシを連れてきます。
日本じゃ夏の昆虫ですが、常夏のコスタリカではいつでも見られるんでしょうか。
バナナ園が終わったら、次は小さな動植物園に行きます。
この「トロピカル・ガーデン」なら、今まで見られなかった動物たちもバッチリ見ることが出来ます。
まずは「コスタリカ」という国のイメージに最も合致するであろう鳥、“トゥカン”。
その他にも、鳥、蛙、トンボやらがここではたくさん見られます。
トロピカル・ガーデンが終わったら、バスは未舗装の道をさらに走って行き、カーニョ・ブランコという村に着きます。
ここで車での移動は限界。ここからトルトゥゲーロまでは、水路を小さなボートで移動することになるわけですが、
ここから先の記事は、やっぱりあの人に捧ぐってところですかね(^^;)。前回のベトナムでのクルーズ記事をえらく気に入ってくださり、リンクを張っていただいたおかげで、あの記事を東南アジア旅行の記事の中ではダントツのアクセス数に引きあげた方ですから。
というわけで、今回もコスタリカジャングルクルーズ、スタートです。まずは大きな水路をゆっくりと。
まだそれほど人里離れてませんが、野鳥はいっぱい。
遠くにホエザルも見えます。
ある程度奥地に進んだら、日帰り組と宿泊組に別れ、宿泊組はさらに奥に進んでいきます。
水路も狭まってきて、だんだんジャングルっぽく。
その割りにスピードを出すので、旋回中はボートが右に左に傾きます。
ほかのツアーボートとも追い越したり追い越されたり。
狭い水路を抜けると、また広い運河に出ます。
ここを一時間ほど航行したら、トルトゥゲーロの村に到着です。
このトルトゥゲーロの村は人口800人ほどの小さな村、ほぼ観光業だけで成り立っているような村で、
船でなければいけない不便さからか、かなり素朴な村に感じます。
子供たちも元気。
花や蝶など村内でも自然がたくさん見られます。
そして運河の反対側は、カリブ海!
つい二日前まで太平洋側にいたのに、さすが中米といったところでしょうか。
89$もするツアーだけあって、宿もそれなりにいいところ。
ホットシャワーが各個室にあったりします。
今日はここに泊まるわけですが、夕食は含まれていないので(食事つきだと+30$)、村の食堂で。
またピント食ってるし、なんだかんだとはまってる?
そんなトルトゥゲーロ村では、文明と離れた素朴な暮らしを…と思っていたら。
INTERNET HEREかよ!
いやはや需要と供給というのはちゃんと成り立つんですねぇ。
カブトムシもあたりまえだけどコスタリカ産って感じだね。
日本のツヤツヤってした肌じゃない。
食事のテーブルクロスも清潔でいい感じ。
あぁどんな味なんだろう。
by sundayblue (2007-02-14 14:43)
トゥカン、個人的にはそれほど好きでないです。ケツァールのインパクトがあまりに強かったからでしょうかね(^^;)
それにしてもバナナ、出荷時はあんなに真っ青な状態なんですね。理屈では当たり前と思っても、実際見てみないことにはなかなかしっくり来ません。
by Riever (2007-02-14 17:33)
昆虫の宝庫ですね、行ったら最後、日本に帰りたくなくなります。
目が、目が・・・・
by Virgo (2007-02-15 02:53)
天然ジャングルクルーズだぁ!!
こうやってakoustamさんのエントリーを見ていると
ホント、自分も旅に出たくなってしまいます!!
by 店員佐藤 (2007-02-15 16:05)
>sundayblueさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
このゾウカブトムシ、色も特徴的ですがとにかくでかいんですよ。日本のカブムシより二周りはでかい。子供が見たら泣いて喜びそうな立派さでした。
飯は…まぁまぁかな(^^;)
by akoustam (2007-02-15 22:25)
>Rieverさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
あらトゥカンお好みで無いですか。コスタリカ土産のTシャツとかでは、定番中の定番となる鳥なんですけどね。
バナナあのまま食べたらまずそうでした(^^;)
by akoustam (2007-02-15 22:28)
>Virgoさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
子供のころ、図鑑でしか見たことの無かった昆虫や動物に会えるのというのが感動ものでした。でも夏に来てヘラクレスオオカブトムシ見たかったなぁ。
by akoustam (2007-02-15 22:31)
>店員佐藤さん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
今回もジャングルクルーズ用意してましたぁ。また機会がありましたらSXRDでみましょう!
by akoustam (2007-02-15 22:32)
ムシキングのカードゲームにはまってるウチの子供達も
見たら卒倒しそうな大きさですねぇ。
う~ん、実物見せてやりたい(^^;;;
しかし、INTERNET HEREですかσ(^◇^;)
by かつぽん (2007-02-16 12:40)
>かつぽんさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。
コスタリカは昆虫王国でもありますからね、お子さんが訪れたら大喜びの日々が続くでしょう。
by akoustam (2007-02-19 03:00)