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エース対決 [Le Tour de France 2006]

ツール・ド・フランス、第11ステージはピレネーでの山岳ステージ二日目。タルブをスタートし、超級のツールマレー(平均7.7%勾配が18.3Km)、1級のアスパン峠(平均5%勾配が13Km)、1級のペイルスルド峠(平均6.8%勾配が9.7Km)、1級ポルティヨン峠(平均7.9%勾配が7.9Km)と次々と峠を越えていって、最後は1級の上り(平均5.5%を13Km)を登って、スペインのプラ・ド・ブレにゴールする「山頂ゴール」型ステージ206.5Km。

昨日の第10ステージは、伏兵の逃げで終わりましたが、今日こそは本命同士のガチンコ勝負が見れるかが楽しみなところです。

最初の段階で逃げたのは4人。その中に何日か前に山岳賞ジャージを着た、デラフエンテとウェーグマンの二人がいて、再び山岳賞ジャージを奪おうと争いを始めます。結果僕が「もう着ることはないだろう。」と予想していたデラフエンテが、終了時点で山岳賞ジャージを手に入れました。これにはビックリ!いやはや恐れ入りました。

そして、このステージこそ総合優勝争いの最重要ステージの一つ。その予想通り、最後の上りで各チームのエースが残ります。

フォナックのランディス、ラボバンクのメンショフ、ゲロルシュタイナーのライフェマー、ダヴィタモン・ロトのエバンス、CSCのサストレ、みんな名の通った選手ばかり、まさに本命同士のガチンコ勝負です。

そしてステージを勝ったのは…

J SPORTS より

ラボバンクのメンショフでした。

そして山頂ゴールなので、下りの勢いでリカバーできない以上、力のない選手はここで一気に総合タイム差が広がってしまいます。特に去年までランス・アームストロングがいたディスカバリーチャンネルは散々な結果、ヒンカピーもポポビッチもサボルデッリも、みんな大きく遅れてしまいました。

一方総合優勝争いは、ついに残った本命といわれた男、フォナックのフロイド・ランディスがトップに立ちました。ランディスと言えば、その昔ランスの優秀なアシストマンとして「スーパーランディス」と呼ばれたほどの選手。もともと持っている力はトップクラスなので、このままパリまでトップで行っちゃうかもしれません。

この状況に待ったをかけるのは、やはり今日ランディスについていくだけの力を持った選手でないとつらそう。となると対抗はメンショフ?

 

で、注目のオスカル・ペレイロですが、26分26秒遅れの54位…ピレネーはホームグラウンドみたいなもののはずなんだけど、どうした!

■第11ステージ結果

1位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)         6h06'25"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ゲロルシュタイナー)
3位  フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)
4位  カデル・エヴァンス(オーストラリア、ダヴィタモン・ロット) +17"
5位 カルロス・サストレ(スペインCSC)
6位 マイケル・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)       +01'04"
7位 アイマール・ズベルディア(スペイン、エウスカルテル)   +01'31"
8位 フランク・シュレック(ルクセンブルク、CSC)
9位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)
10位 クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)   +02'29"

■個人総合成績

1位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)      49h18'07"
2位 シリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)      +8"
3位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)          +1'01"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、ダヴィタモン・ロット) +1'17"
5位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)            +1'52"
6位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル)       +2'29"
7位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)     +3'22"
8位 ファンミゲール・メルカド(スペイン、アグリチュベル)    +3'33"
9位 クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)    +3'44"
10位 マルクス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)     +4'17"

 


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