徐々に見えてきたぞ。 [Le Tour de France 2006]
ツール・ド・フランス、第7ステージは前半戦最大の勝負どころ、52Kmの個人タイムトライアル。個人タイムトライアルは、集団で走る通常ステージと違って、選手一人一人の力が試されるため、場合によっては大きな差がつく可能性もあり、総合優勝を狙う選手はここで遅れるのは致命的になります。
バッソ、ウルリッヒ、バルベルデと優勝候補が次々消えていく中、今年のツールを誰が制するのか。今日上位に食い込んでくるレベルの選手は、十分有力候補と見ていいと思われるので注目。
で蓋を開けてみると、勝利したのは。
J SPORTSより
T-Mobileチームのウクライナ人、セルゲイ・ゴンチャールでした。
しかも2位のランディスに、1分以上の差をつける独走の勝利。タイムトライアルを得意とする選手とはいえ、この結果で総合トップ、マイヨ・ジョーヌまで着ることになりました。
今日のステージ終了時で、2位にランディス、6位にクレーデン、7位にカルペッツ、8位にエバンス、9位にメンショフ、12位にモロー、17位にヒンカピーと、総合争いの状況が徐々に見えてきました。
ただしCSCの有力選手ボビー・ジュリックが、落車で怪我をし消えてしまったのは予定外でしたが…
さぁて、今日のオスカル・ペレイロは2分41秒差の23位。総合でも18位に上がってきました。このままピレネー・アルプスの山岳ステージに突入していくと、もしかしたらかなり期待できる?いやマジでいけるよ~。
今年は崖に落ちないで総合争いだ!
■第7ステージ結果
1位 セルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル) 1h1"43'
2位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック) +1"01'
3位 セバスティアン・ラング(ドイツ、ゲロルシュタイナー) +1"04'
4位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル) +1"24'
5位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、フランセーズデジュー) +1"34'
6位 パトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル) +1"39'
7位 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー) +1"42'
8位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル) +1"43'
9位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク) +1"44'
10位 ヨースト・ポストゥーマ(オランダ、ラボバンク) +1"45'
■個人総合成績
1位 セルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル) 30h23"20'
2位 フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック) +1"00'
3位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル) +1"08'
4位 パトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル) +1"45'
5位 マークス・フォーテン(ドイツ、ゲロルシュタイナー) +1"50'
6位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、Tモバイル) +1"50'
7位 ウラディミール・カルペツ(ロシア、ケスデパーニュ) +1"52'
8位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、ダビタモン・ロット) +1"52'
9位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク) +2"00'
10位 デイヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC) +2"03'
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